来日中のイラク移行政府のゼバリ外相は25日、都内で読売新聞などの
インタビューに応じ、イラク基本法(暫定憲法)で「12月末まで」と規定されて
いる本格政府発足の時期について、「来年1月末に発足させられればいい」と
述べ、少なくとも1か月はずれ込むとの見通しを明らかにした。
本格政府は、12月15日の国民議会選を経て発足するが、今回の選挙
にはイスラム教スンニ派主要勢力が初参加する。外相は「選挙後の連立工作は、
(シーア、クルド勢力を含めた)最低三つの政治グループ間で行われることになり、
交渉は大変難しく、時間がかかるだろう」と指摘。
一方で、今年1月の暫定国民議会選から移行政府発足まで約3か月も
要した異常事態が「治安状況にも悪影響を与えた」として、本格政府の早期
樹立に全力を尽くすべきだと強調した。(国際部 相原清)
(2005年11月26日0時17分 読売新聞)
ソース
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051125i116.htm