【ベルリン22日共同】
ドイツ連邦議会(下院、614議席)は22日、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)の統一首相候補、アンゲラ・メルケル氏(51)の選出投票を行い、賛成多数で同国初の女性首相に選出、ケーラー大統領が正式任命した。
旧東ドイツ育ちとしても初の首相選出で、約40年ぶりに社会民主党(SPD)との2大政党による「大連立」政権が正式に発足した。
9月の総選挙から約2カ月で新体制の始動となったが、連立交渉中から何度も双方の対立が表面化しており、新首相は困難な政権運営を迫られそうだ。
新政権は、両党が8人ずつの閣僚を出す布陣。18日に連立協定に署名した両党は、財政赤字解消や失業者500万人を記録した戦後最悪の雇用情勢の改善のほか、シュレーダー前政権で悪化した対米関係改善を優先課題として取り組む。
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