【教育】「子供は『自ら考え、自ら学ぶ』力を備えた『個性的な』存在」等の、米国式教育論調は虚妄-野口芳宏【お子様vsガキ】[11/17]
1 :
筆返しφ ★:
《解答乱麻》「お子様」幻想への疑念 日本教育技術学会名誉会長・野口芳宏
教育をリードする言葉はいつの時代でも美しく、理想的で耳に快く響く。「自ら考え、
自ら学び、自ら判断する力」「個性重視、個性尊重」「基礎基本の確実な定着」などなど、
いずれも非の打ち所がない。いずれも正しくもっともであると感じられ、思われる。
さる高名な学者が「自由読書」の素晴らしさを熱く語る講演会に私は出かけた。
あれを読め、これを読めと課題を与えたり、あれを読むな、これを読むなと禁じたり
しない方が子供の学習意欲や読書意欲を高め、良い読書習慣を形成するという
論旨であった。米国の、これも高名な学者の著書をベースにした話で、学者らしく
データの引用を交えたものであったから、聴衆である教師たちは熱心にメモをとり、
うなずきながら聞いていた。
要するに彼の話は、子供は「自ら考え、自ら学ぶ」力を備えた「個性的な」存在であり、
それを信じて教師は「支援や援助」に徹すべきだ、というものである。
質問の時間になったが、みんな感心したのであろう、誰も発言しない。そこで私は
「そんな指導をしているからアメリカの教育は駄目になったのではないですか」と
切り出した。聴衆がざわめいた。(中略)
子供は判断力の高い存在だという前提に立った今の幻想的教育論調は、多くの子供の
現実とかけ離れているように思われる。
ついでに言おう。子供と直接かかわっていない高名な学者の現実離れした観念論の
虚妄性を、実践者であるわれわれの仲間はなぜ見破れないのだろうか。それは、
実践者としての自信と誇りを忘れているからだと私は思う。実践者は目の前の子供の
事実にもっと着目して考えるべきだ。
かつての大人は子供をガキと呼び、そのリーダーをガキ大将と呼んだ。ガキは餓鬼である。
ガキは教育すべき対象であり、未熟の代名詞でもあった。だから、親も教師も本気で子供を
教育したのだ。
今はガキが消えて「お子様」ばかりになった。お子様はみんな立派でいい子なのだから
「教育」ではなく「支援と援助」が適切だというわけだ。果たしてこれは正論といえるのだろうか。
目の前の子供をもう一度見つめ直してみたいものだ。
◇
のぐち・よしひろ 千葉大付属小教諭、千葉県木更津市立小校長、北海道教育大教授などを歴任。
「国語授業の名人」として有名。著書に『鍛える国語教室シリーズ』など多数。
http://www.sankei.co.jp/databox/kyoiku/etc/051114-2etc.html
2 :
七つの海の名無しさん:2005/11/17(木) 14:52:09 ID:BqJWBbbj
3 :
七つの海の名無しさん:2005/11/17(木) 14:53:27 ID:nAMMUVM1
おおむね同意
5 :
七つの海の名無しさん:2005/11/17(木) 14:56:22 ID:xhIouhY2
俺もまだまだガキだから同意も反対も出来ねー
6 :
七つの海の名無しさん:2005/11/17(木) 14:57:09 ID:U/2QPp94
悪くはない考えだ
7 :
七つの海の名無しさん:2005/11/17(木) 14:59:01 ID:95gz4Lpm
この先生の言うとおり。
教育は、強制と反復が何より大切。
「子供の学ぶ力」なんていうのは、教師の怠慢の口実。
スポック博士はじめ、自由放任を唱えた教育者は自ら誤りを認めている。
8 :
名無しさん:2005/11/17(木) 15:00:09 ID:a1VPuO2s
子供に判断力など あるもんか?
9 :
七つの海の名無しさん:2005/11/17(木) 15:01:20 ID:XHo0EMOh
宿題忘れた女子が、顔面を何度も蹴られてもんどりうって床に倒れ込んだ
20年前からすると、世界も変わったよな。
10 :
七つの海の名無しさん:2005/11/17(木) 15:02:04 ID:DbY68/uB
【教育】(きょういく)名詞 ある規範に従うか否かを決定する最大の動機は、それに従うことによって得られる利益であるが、
直接即座に規範や社会の利益が個人の利益と合致することはあまりなく、むしろ規範や社会の利益のための当座の個人の損失が結果的に規範や社会の利益に合致する。
自分が分け前を受け取るのがずっと先であることを教えるのが、そしてその分け前がとても大きなことを教えるのが教育の目的の一つである。
(「あのんの辞典」より引用)
11 :
七つの海の名無しさん:2005/11/17(木) 15:07:47 ID:3QXxijmE
ドグラマグラかよ
12 :
七つの海の名無しさん:2005/11/17(木) 15:09:54 ID:YDj3o2LQ
俺は「自ら考え、自ら学ぶ事」を親から強制されて育ったので
立派な大人になりますた
と2チャンネルに書き込んでいる時点でダメ人間決定
すげー
久しぶりにいい話を読んだ
14 :
基本的に子供はサルである:2005/11/17(木) 15:12:30 ID:44JTqegP
この意見は正しい。
援助とは、自立した人間が挫折したり、
一人では立ち上がれないときにするものである。
子供は未熟だから生き抜く術を教えなければいけない。
未熟なサルのうちから援助を続ければ
それはニートを生産していることになる。
15 :
七つの海の名無しさん:2005/11/17(木) 15:13:21 ID:736eXcsl
〜日米比較〜
高校(米)
日本の中学レベル
高校(日本)
一般教養だけなら大学(米)に通用する内容。
大学(米)
内容的には日本の高校レベル。学べる教科は多種多様。
大学(日本)
主要教科の授業水準は高い。学生の出席率悪し。
大学院・修士(米)
授業水準は高い。基本的に高額な授業料が払えれば入学可能。ステータスにもなる。
大学院・修士(日本)
理系は通過儀礼。文系は人生の浪費。
大学院・博士(米)
エリート中のエリート。潤沢な研究資金と豊富な奨学金。世界中から優秀な人材が集まる。
大学院・博士(日本)
足の裏の米粒といわれる。
いいこといった。
こういう意見をもった人間が教育者でいることが必要なんだよ。
教育ってのはそもそも人から強制的に習うことをいうわけなのに、
戦後の日本の教育者はそこらへんを子供の自主性という意味不明な枠で
取り囲み、子供への外部による接触を遠ざける傾向があった。
ガキに思考する力なんてのは存在しないわけだから、どんどん詰め込んでいけば
いいんだよ。
18 :
七つの海の名無しさん:2005/11/17(木) 15:35:01 ID:IxuVPbDh
おまいら本当にダマされやすいな。
この野口芳宏氏が講演をしていたとして、
>>1に書いてあるような
>子供と直接かかわっていない高名な学者の現実離れした観念論の
>虚妄性を、実践者であるわれわれの仲間はなぜ見破れないのだろうか。それは、
>実践者としての自信と誇りを忘れているからだと私は思う。実践者は目の前の子供の
>事実にもっと着目して考えるべきだ。
みたいなことしゃべってたらこう質問するな。
「そんな指導をしているから日本の実践者は
校長に土下座させたり自分の思想を押し付けるような
自己中心的な俺様授業しかしないのではないのですか」
と。
19 :
七つの海の名無しさん:2005/11/17(木) 15:42:24 ID:QsWZ5jLj
実践者の親玉(槙枝元文ね)が北朝鮮礼賛発言してる時点で駄目だろ
20 :
七つの海の名無しさん:2005/11/17(木) 15:42:58 ID:SPJ8+GJp
正論だし、勇気ある一言だ。
この勇気ある一言が、今の日本では言いづらい。
それが問題だ。
21 :
七つの海の名無しさん:2005/11/17(木) 15:47:51 ID:EF5azdDs
昔、腕白でもいい・・・・
でCMがあったなW
22 :
七つの海の名無しさん:2005/11/17(木) 16:22:04 ID:g8bvSmuc
23 :
七つの海の名無しさん:2005/11/17(木) 17:48:59 ID:gkq51lAc
そういや、ガキの頃から手を抜くことに邁進したな
勉強なんか強制されなきゃやらない。なんで教師は自分の子供の頃を忘れるんだろう?
24 :
七つの海の名無しさん:2005/11/17(木) 17:58:48 ID:gIoQTVQb
大半の愚劣な大人と,多量の外貨を稼げる小数の傑出した学者・実業家を輩出するのが個性慎重式(米)
大半の一知半解な大人と,金を稼げるほどではない凡庸な学者・実業家を輩出するのが暗記強要式(かつての日)
25 :
七つの海の名無しさん:2005/11/17(木) 19:50:03 ID:EemYQ0nD
米国の、「自ら考え」「自ら判断する」「個性重視」の教育のほうがいいと思うね。
俺の若いとき、社会性や精神に欠陥を持った人間が俺に干渉してくるのが絶えがたかった。
俺はむしろ何も言われないほうが勉強するんだよね。
しろと言われると言われると逆にしない、ひねくれてるから。
教育は現場がすべてだよ。
どんなに崇高な理念も実践する奴らが糞なら意味がない。