【ベルリン斎藤義彦】22日にもドイツで大連立政権を発足させるキリスト教
民主同盟は14日、党大会を開き、社会民主党との連立合意文書を承認
した。社民党も同日、承認する見通し。両党内にはなお不満は残っている
ものの、22日にメルケル民主同盟党首の首相就任を連邦議会で承認し、
新政権を発足させる準備が正式に整う。
民主同盟内には「社民党主導で合意文書が作られた」との不満が残るが、
7年ぶりに首相の座を奪還できることから、党大会では連立合意支持が多数を
占めた。ブルフ民主同盟副党首は毎日新聞の取材に「不満は残るが、連立
合意で政治の停滞から脱することができ、経済成長に好効果が出る」と述べた。
一方、社民党は、党首辞任を表明したミュンテフェリング党首の副首相
兼社会労働相への就任と、連立合意文書をセットにして党大会に諮った。
消費税率引き上げや労働者の解雇条件緩和には批判が残っているが、
同党首の副首相就任は党内が一致して望んでいることから、合意文書も
承認されるとみられる。
毎日新聞 2005年11月15日 0時21分
ソース
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/news/20051115k0000m040150000c.html