全米で昨年1年間の死刑執行は59人と前年より6人少なく、2年連続で減少した。
米司法省が13日発表した。新たに収監される死刑囚の数も2年連続で減ったといい、
終身刑の多用など死刑を避ける傾向が反映されているようだ。
同省によると、昨年死刑が執行されたのは全米50州のうち計12州。
ブッシュ大統領のおひざ元で保守的とされるテキサス州だけで23人に上り、総数の3分の1強を占めた。
昨年収監された死刑囚は計125人と1973年以降で最少。
収監中の死刑囚の総数も昨年末で3315人と、4年連続で減少した。
米国では38州が死刑を採用、12州とワシントン特別区は死刑を禁じている。
昨年刑を執行された死刑囚はすべて男性で、死刑判決から執行まで平均期間は11年だった。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20051114AT2M1400E14112005.html