ロシアのプーチン大統領は、石油メジャーのロイヤル・ダッチ・シェル幹部に対し、
サハリンで進行中の巨大石油・天然ガス掘削施設建設事業の費用を
これまでの倍の200億ドルに増額するという申請を政府が認めない方針を伝えた。
経済紙コメルサントが2日、
オランダ訪問中のプーチン大統領とオランダ企業関係者の会談に出席した関係筋の話として報じた。
同紙によると、プーチン大統領は会談で、
シェルが主導する「サハリン2」プロジェクトでの予算超過の批判に30分以上を費やしていたという。
シェルの広報担当者は、
同社のイェルーン・ファンデルフェール最高経営責任者(CEO)が1日にプーチン大統領と会い、
同プロジェクトについて意見交換したと確認した。
担当者は、それ以上の点についてのコメントは差し控えた。
サハリン2には、三井物産と三菱商事も出資している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051103-00000802-reu-bus_all