ヨーロッパに広がりを見せる鳥インフルエンザの感染防止策を話し合うため、
EUとWHO世界保健機関による実務者協議が24日、デンマークのコペンハーゲン
ではじまりました。
鳥インフルエンザウイルスは、今月に入り、ルーマニアやトルコ、それに
ロシアなどの家禽類からも相次いで検出されました。
ヨーロッパでは、これからの季節、渡り鳥が大陸を横断し始めるため、被害の
拡大が懸念されていて、EUとWHOとの協議では、各国が協調して迅速に対応
していくことをあらためて確認しました。
また、60人以上の死者を出したアジアでの対応を検証し、農家への情報が
不十分だった点や、損害を補償する制度の不備により、農家からの報告が
滞ったことなどが、感染の蔓延を招いたと警鐘を鳴らしました。
今回の協議には50カ国以上の専門家も参加し、人同士の感染による
変異型のウイルス発生についても科学的な検証が行われています。
URL:
http://news.tbs.co.jp/headline/tbs_headline3145406.html