【ブリュッセル=下田敏】欧州連合(EU)は20日、鳥インフルエンザの感染を
防ぐため、動物園の鳥類への予防接種を加盟国に促す方針を決めた。接種
済みの鳥は登録を義務付け、動物園による鳥の取引も原則禁止する。また、
市場での生きた鳥の売買はEU全域で許可制とした。欧州での鳥インフルエンザの
感染拡大をにらみ、予防対策を追加した。
トルコとルーマニアに続き、ロシアからの生きた鳥や羽毛などの輸入も同日、
禁止した。モスクワ近郊で人に感染するウイルスが確認され、禁輸対象の
地域をシベリアからほぼロシア全域に広げた。ギリシャ東部のキオス島周辺で
見つかった鳥インフルエンザについてはなお詳しい検査を続けている。
(略)
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20051021AT2M2100621102005.html