アテネ(CNN) ギリシャ政府は17日、鳥インフルエンザの
ウイルスに感染した七面鳥が国内で初めて発見されたと発表した。
欧州連合(EU)域内で感染例が確認されるのは初めて。毒性が
強くアジアで猛威をふるったH5N1型かどうかは確認中だという。
感染が確認されたのは、 エーゲ海北部にあるヒオス島沖の
小島イヌッセス。H5N1型の感染が確認されたばかりのトルコから
約20キロときわめて近い。
ヒオスの市長によると、イヌッセスの飼育場で13日、七面鳥20羽
のうち9羽が死亡したため、生産者が届けた。アテネの検査機関が
17日午後、死亡した9羽のうち1羽が、H5型ウイルスに感染していると
確認したという。
ギリシャ政府は、テサロニキの国立検査機関で確認検査を行っている。
またEUの欧州委員会は、検体を英・ウエイブリッジの検査機関にも
送るよう要請した。
EUは、テサロニキの国立研究所で感染が確認され次第、ヒオス島
周辺からの家禽(かきん)類や加工品のEU域内移動を禁止する方針。
(略)
http://www.cnn.co.jp/science/CNN200510180002.html