【バリ島爆弾テロ】JI独立部隊関与 強硬派が単独行動加速[10/16]
バリ島の同時爆弾テロ事件で15日、東南アジアのイスラム過激派「ジェマー・イスラミア(JI)」の
テロ推進派らが今年6月に独自に結成した「トイファ・ムカティラ」(アラビア語で「戦闘部隊」の意)
という先鋭的な独立部隊が関与していることが捜査で分かった。02年以降のインドネシアの大規模
テロの首謀者とされるJI幹部らが設けた新部隊で、JI内で増えているテロ反対意見にしばられずに
テロを続ける狙いがあるという。
部隊の中心人物は、02年バリ島爆弾テロ事件などの首謀者とされるヌルディン・ムハンマド・トプと
アズハリ・ビン・フセンの両容疑者。捜査当局によると、02年の事件後、東南アジア各国でJI幹部が
多数逮捕され、JIの弱体化が進むとともに内部にテロ反対派が増えてきた。このため、強硬派の両
容疑者らが今年6月、JI強硬派と新メンバーを中心に「トイファ・ムカティラ」を結成し、単独行動を
加速させているという。
勧誘が得意なヌルディン容疑者は、反米思想を持つ元アフガン戦争義勇兵などをフィリピン南部の
軍事訓練所に派遣し、テロリストを養成。爆弾製造の専門家のアズハリ容疑者が作った爆弾で大規
模テロを行う。今回の自爆犯3人もJI本体ではなく、同部隊であることが捜査で判明した。
当局は今月6日、両容疑者が潜伏していたジャワ島の民家から犯行計画を示唆するノートを押収
したが、この中にも同部隊に関する記載があったという。
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