黒田ADB総裁:1000万ドルの緊急支援を表明−南アジア地震で
10月11日(ブルームバーグ):アジア開発銀行(ADB)の黒田東彦総裁は、8日に
南アジア地域を襲った地震を受け、最も被害を受けたパキスタンに対し 1000万ドルの
資金を含む緊急支援を提供する用意があると表明した。さらに被災地の被害状況を
注視し、支援額を大幅に増やすとしている。ADB東京事務所がプレスリリースの
和訳を11日公表した。
1000万ドルの資金提供は、パキスタン北東国境やカシミール、アザド・ジャミュ地域の
復旧作業に充当するため、現在進めているプロジェクト向け融資資金を再配分する形で
行われるという。
黒田総裁は地震直後に発表した文書で「10月8日の地震によってアフガニスタン、
インド、パキスタンの被災地で亡くなられた方々やその遺族の方々、さらに被災国の
政府及び国民の皆さまには深い哀悼の意を述べます」と語り、同時に「われわれは、
関係当局と連携し、必要な支援を提供します」と述べている。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003009&sid=aGA_Pio0TyJA&refer=jp_home