ライス米国務長官は10日から13日まで、キルギス、カザフスタン、タジキスタンの中央アジア3か国
とアフガニスタンを訪問する。
歴訪には、民主化や経済改革への支援を各国に約束し、中露をけん制する狙いがあるとみられる。
2001年のアフガニスタン進攻で中央アジア各国の軍事的協力を取り付けた米国は、キルギス、
ウズベキスタン両国に米軍基地を置くなど、この地域で存在感を示してきた。
しかし、中露と中央アジア4か国が加盟する上海協力機構が今年7月、中央アジアからの米軍撤退を
促す宣言を採択。その後、反米・親露傾向を強めるウズベキスタンが米軍基地閉鎖を求めるなど、
米国に逆風が吹き始めている。
URL:
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20051010i402.htm