ライブドア、アルジャジーラ配信 きょうから 映像はなし
インターネット関連のライブドアが、中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」の記事を自社の
ポータル(玄関口)サイトで配信する契約を結んだことが二日、わかった。三日から掲載する。
アルジャジーラから英文ニュースの提供を受けて日本語に翻訳し、一日に五本程度配信する。
映像は提供されないという。
ヤフーやgooといったポータルサイト各社は新聞社、通信社、テレビ局などと契約して
ニュースを集めて配信。網羅性が高い一方、主義主張はなく、独自色の薄さが共通の特徴だ。
当初、他サイトと同様の方針をとっていたライブドアだが、独自ニュースの配信を目的に
報道部門を設立。韓国のメディアで成功を収めた「市民記者制度」を活用する手法を取り入れ、
独自性を模索し始めていた。
また、産経新聞や朝日新聞、読売新聞が契約切れを理由にライブドアへの配信を停止した
ことから、ニュース部門強化の傾向を強め、「しんぶん赤旗」「朝鮮日報」などと契約。
今回の記事配信も、他のサイトで見られない配信元を強化する路線の一環とみられる。
(中略)
ただ、二〇〇一年九月の米中枢同時テロ後、首謀者とされるウサマ・ビンラーディン容疑者の
ビデオ声明を流したほか、国際テロ組織アルカーイダなどイスラム過激派の声明も放映。
二〇〇三年のイラク戦争やその後のイラク報道で、米側から「反米的でバランスを欠く」
といった批判を浴びている。
http://www.sankei.co.jp/news/051003/morning/03kei001.htm