女性の自爆犯が起爆、死傷者多数 イラク北部
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イラク軍などによると、同国北部のタル・アファール町で28日午前、
米軍、イラク軍が最近実施した大規模攻撃に伴う補償金支払いの申請を受け付ける事務所前で、
女性の自爆犯が起爆、住民ら5人が死亡、30人が負傷した。
イラク移行政府や米軍に反発する武装勢力の仕業とみられるが、女性の自爆犯は異例。
ロイター通信は、死者は少なくとも7人、37人が負傷した、と伝えた。
また、施設では、イラク軍の新兵を募集していた、とも報じている。
爆薬を入れたベストを着込んだ自爆犯は施設内へ入ろうとしたが、拒否され、
この後、起爆したという。自爆犯の年齢、背後関係は不明。
男性の衣装を着用していたとの情報がある。
米軍、イラク軍は最近、外国人戦闘員を含めた武装勢力の根城ともされるタル・アファールで
大規模な掃討作戦を実施。500人以上を殺害、拘束したと発表していた。
首都バグダッド北方約60キロのバクーバにある警官募集センターでも27日朝、
自爆攻撃が発生、9人が死亡、23人が負傷している。
自爆犯の男は、爆薬を詰め込んだベストを着込み、志願者の間で起爆したという。
武装勢力は、イラク移行政府の治安維持での威信を損ねるため、
米軍の後ろ盾を受ける警察を主要標的にしている。
★ ソースは、CNN [米国] とか。
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200509280025.html