バグダッドの北、50キロのバクバ近郊では、3日午前、日本時間の3日午後3時ごろ、
イラクの治安部隊が設けた検問所を武装グループが銃撃し、イラク人兵士4人が死亡しました。
またその後、バクバ市内でイラク警察の検問所が銃撃され、警察官6人が死亡したほか、
バクバの南5キロにある検問所が襲撃を受け、イラクの兵士2人と警察官7人が死亡しました。
一連の攻撃について、地元の警察ではスンニ派の武装勢力が、
警察や治安部隊を集中的に狙ったものとみて調べています。
一方、バグダッド南部で、スンニ派の住民が多く住むドーラ地区では、
アメリカの民間警備会社の車が何者かに襲われて、アメリカ人の責任者が連れ去られたほか、
その直後には、車に乗った男が通りを歩いていた市民に銃撃を加えて、市民4人がけがをしました。
イラクでは、先月末、市民900人以上が死亡した惨事を受けて、
暫定政府が、3日まで喪に服するよう呼びかけましたが、
来月に予定される憲法草案をめぐる対立もあって、双方の宗派の市民の対立は深まっています。
http://www3.nhk.or.jp/news/2005/09/04/d20050904000015.html