ダマスカスからの情報によると、シリア治安当局は2日、同国北部の都市ハマで、
イスラム過激派組織「ジュンド・シャム」の拠点を急襲、銃撃戦の末、メンバー5人を射殺した。
国営通信が3日、内務省筋の話として伝えた。
同組織は、1990年代後半、アフガニスタンで結成、
ヨルダン人テロリスト、アブムサブ・ザルカウィ容疑者とつながりを持つサラフィ主義聖戦運動系組織で、
「シャム(シリア、レバノンなどレバント地域を指す)の軍隊」という意味。
今年3月のカタールの英国人学校近くで起きた自爆テロなど中東各地のテロでも犯行声明を出すなど最近、
急速に存在感を増している。
特に、ハマはスンニ派原理主義組織ムスリム同胞団のシリア最大の拠点で、
82年の反政府暴動の際、同国治安部隊が包囲・攻撃し、数万人を殺害したことで知られている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050903-00000313-yom-int