イスラエルのシャローム外相とパキスタンのカスリ外相が1日、トルコのイスタンブールで会談し、
外交関係を樹立することで基本合意した。
会談後の会見でカスリ外相は「ガザ撤退を評価し、イスラエルと外交的接触を持つことにした」と表明。
シャローム外相は外交関係が正式な国交樹立につながることに期待を示した。
イスラエルのガザ撤退が外交関係の見直しにつながったのは初めて。
シャローム外相は「すべてのアラブ諸国と水面下で交渉しており、
近く同様のことが公になることを期待している」と語り、さらなる外交関係樹立もあり得ることを示唆した。
パレスチナのイスラム原理主義組織ハマスのマルズーク政治局委員長は会見後、
直ちに衛星テレビ局アルジャズィーラで「強く非難する。
シャロン(首相)の誤った政策を支持する後ろ向きな一歩で中東和平に寄与しない」と強調した。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050901AT2M0102801092005.html