◆UK helped Israel get nuclear bomb(BBC ディモナ核施設の画像あり)
http://news.bbc.co.uk/1/hi/uk/4743987.stm 英国が、核開発の原料である重水20トンを1958年に、ノルウェーからの輸出であると偽装
してイスラエルに150万ポンドで売却していたことがBBCが入手した公文書により明らかに
なった。
輸出にあたって、平和的目的のみに限定しない条件が設定されていたという。イスラエル
はネゲブ砂漠のディモナ原子炉でプルトニウムを製造するために重水を必要としていたと
みられる。
当時の英国マクミラン政権の閣僚は、この取り引きを関知しておらず、米国に対しても取
り引きは秘匿されていたことも明らかになった。
当時の米国は、平和目的の利用に限るという保証がないかぎりイスラエルへの重水提供を
拒否していた。
米J・F・ケネディ政権で1961年から国務長官を務めたロバート・マクナマラはBBCニュー
スに驚きの念を伝えた。
「イスラエルが核兵器を開発しようとしていたという事実は驚きではないのですが、英国
が重水を提供していたということは全く驚きだ。英国とは核兵器に関する情報を共有して
いたはずだが、このような事実が伝えられなかったとは。」
重水は、ノルウェーから1956年に購入した残りで、ノルウェーからの輸出であると偽装さ
れ船でイスラエルに輸出されたとのこと。保守党の防衛・外交担当相であったロード・ギ
ルモア氏はBBCニュースに、「輸出に関わった政府当局者はイスラエルが重水を核兵器開
発に使うであろうことを知っていたはずで、全く異常なことだ。
イスラレルは公式には核実験を行っていないとされるし、核兵器を持っているとも持って
いないともしておらず、NPT条約にも署名していない。IAEAもイスラエルの核施設に対し
て査察を行うことができていない。ディモナ核施設には200の核弾頭が保管されていると
みられている。