[ガザ地区 31日 ロイター] ガザ地区内のイスラエル人居住区にある動物園では、
近日中に予定されているイスラエル人退去に先立って動物を解散させることになった。
来月、ガザ地区から9000人ほどのイスラエル人が退去する予定になっている。
イスラエル人飼育係エリ・モーゼスさんは生まれたばかりの亀を手に語る。
「亀はラッキーです。どこへ行こうと家を背にしょっているのですから。私たちが
どうなるのかはわかりません」モーゼスさんは言う。
イスラエル首相アリエル・シャロンは、パレスチナとの紛争から「自由になる」べく、
ガザ地区にある21のイスラエル人居住区すべてと、ヨルダン川西岸地区北部にある
120のうち4の居住区から撤退することを決定した。住民の退去は8月中旬にはじまる
ことになっている。
ガザ地区最大の入植地ガッシュ・カティフにある広さ10エーカーのカティファリ動物園
には、何百匹もの蛇、鳥、その他の動物がいる。
「動物が苦しむのは見たくありません」モーゼスさんは言う。「経営陣は、人々の追放に
先立って動物たちに新しい家を見つけることを決定しました。動物たちは少なくとも私たち
よりかはましな扱いを受けることでしょう」
(略)
http://www.excite.co.jp/News/odd/00081122947000.html