【ローマ30日共同】トルコは29日、欧州連合(EU)加盟25カ国のうち15カ国と
締結している関税同盟を、トルコが国家承認していないキプロスを含む新加盟
10カ国にも拡大する外交議定書に調印した。
キプロスと関税同盟を結ぶことで、トルコは10月のEU加盟交渉開始に向け大きく
前進した。しかし、トルコは同日、「調印はキプロスの国家承認を意味しない」との
声明をあえて発表。この問題が今後、交渉開始に悪影響を及ぼす可能性もありそうだ。
特に問題として指摘されているのは、トルコが今後、キプロス国旗を掲げる航空機や
船舶の入国を許可するかどうか。トルコが入国を拒否すれば、キプロスや同国を
後押ししているギリシャは加盟交渉開始に拒否権を使う可能性が高い。
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