ガザ地区に隣接するイスラエル領で14日、パレスチナ過激派のロケット弾攻撃で
イスラエル人女性1人が死亡したのを受け、イスラエル軍は15日未明、ガザ市など
ガザ地区3カ所を報復空爆した。死傷者は伝えられていない。また同地区内の
検問所を閉鎖、パレスチナ住民の移動を制限した。パレスチナ自治政府は治安の
悪化した同地区に非常事態を宣言した。
イスラエル軍による連続空爆は2月の首脳会談で「相互の停戦」に合意して以来、初めて。
アッバス自治政府議長は14日、中部ネタニヤで12日起きたイスラム原理主義組織
イスラム聖戦による自爆テロなど、過激派のイスラエル攻撃を抑えるため、ガザ地区入り。
議長は8月に控えたイスラエルのガザ地区撤退を前に衝突の激化を避けるため、
治安当局に過激派による対イスラエル攻撃阻止を指示した。
(略)
http://www.sankei.co.jp/news/050715/kok033.htm