◆虐殺事件から10年、ボスニア東部で追悼式典(Sankei Web/共同 画像あり)
http://www.sankei.co.jp/news/050711/kok060.htm ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争中の1995年にイスラム教徒約8000人が殺害され
たスレブレニツァ虐殺事件から10年となる11日、ボスニア東部のスレブレニツァで犠
牲者を追悼する式典が行われた。
第2次大戦後、欧州では最悪の民族虐殺となった同事件では、セルビア人側が昨年、当
時の民兵組織が実行したと初めて公式に責任を認めた。
同事件の責任追及をめぐっては、戦犯法廷が当時のセルビア人勢力の指導者ら19人を
起訴。しかし当時の政治指導者だったカラジッチ、軍司令官ムラディッチの両被告ら3人
が逃亡したままだ。
式典では、過去1年に各地の集団埋葬地から掘り出され、DNA鑑定で身元が確認され
た610人の遺体をあらためて記念墓地に埋葬。これまでの捜索作業で8000体以上の
遺体が見つかったが、身元が判明したのは約2000体にとどまっている。