10日付の英大衆日曜紙メール・オン・サンデーは、英国防省が、
陸上自衛隊の宿営地があるイラク南部サマワを含むムサンナ州の治安権限を10月にイラク側に移譲し、
撤退することを強く望んでいるとの秘密文書を掲載した。文書にはリード国防相が署名し、
英軍が撤退すれば「日本の自衛隊も残りたがらないだろう」と言及。
米国が2006年初めまでにイラク18州のうち14州で治安権限を移譲、
米軍を中心とする約17万6000人の多国籍軍を6万6000人に削減することを計画しているとも記しているという。
国防相は同紙に対し「さまざまなシナリオを扱った数ある文書の1つにすぎない。
必要とされる限りイラクに駐留するというのがわれわれの計画だ」とコメントした。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20050710STXKA005310072005.html