【パレスチナ】アッバス議長、ハマスに入閣要請【07/02】

ＡＰ通信は一日、イスラム原理主義組織ハマス当局者の話として、
パレスチナ自治政府のアッバス議長が今週、ハマスに入閣を要請したと報じた。
ハマス側は回答を留保しているという。議長側はコメントしていないが、
ガザを拠点に対イスラエル武装闘争を続けてきたハマスを政治プロセスに取り込むことで、
イスラエルのシャロン政権が八月に予定しているガザ撤退に際しテロや攻撃を抑止し、
パレスチナ側への権限委譲を順調に進める狙いがあるとみられる。シャロン政権は中東和平進展の条件として、
ハマスなどの武装解除をパレスチナ側に要求しているが、実現していない。
イスラエル外務省報道官は「ハマスはテロ組織で、政治のパートナーにはなり得ない」と指摘。
ハマスをテロ組織に指定するブッシュ米政権も反発する可能性がある。
ハマス当局者によると、アッバス議長はハマス側に対し、今入閣すればガザを監視する助けになるとした上で、
実施が延期されたパレスチナ評議会（議会）選をイスラエル撤退後速やか実施すると伝えた。
ハマスは今年行われた地方選に参加し台頭、評議会選挙でも躍進が予想されている。

http://www.nishinippon.co.jp/media/news/news-today/news020.html

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