★サウジで女性の運転巡り解禁議論沸騰
女性の自動車の運転が禁じられているサウジアラビアで解禁論議が沸騰している。
解禁運動に宗教界などが反発。社会全体の抵抗感も根強く、段階的に認める案などが
浮上している。
きっかけは国政助言機関である諮問評議会のメンバーが(1)女性が外国人運転手と
2人で長時間車に乗る現状は好ましくない(2)外国人運転手のコストが国全体で
120億リヤル(約3005億円)にのぼる――と指摘し、解禁を求めたこと。
外国人労働者の削減や民主化の流れを背景に賛同を集める一方で、宗教界は
「既に高位聖職者が女性の運転は望ましくないとの見解を出している」と反論。
ただイスラム教が直接禁じているわけではないとの解釈が一般的で、ナエフ内相は
「(宗教ではなく)社会が決めるべき問題だ」と解禁の方向を示唆した。
日経新聞
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20050607AT2M0202806062005.html