土木作業員のバングラデシュ人男性が仕事中に心筋梗塞になったのは
過労の結果として、相模原労働基準監督署が労災認定していたことが24日、
分かった。出稼ぎの外国人労働者は過酷な労働環境に置かれることが多いが、
申請は少ない。特に心臓病での労災認定は極めて珍しいという。
認定を受けたのはラタン・シンさん(35)。同日会見したシンさんによると、
1996年、本国に仕事がなく、家族を食べさせるために来日。ビザの期限が
切れたが、そのまま土木会社で働き始めた。
2003年3月、庭石の撤去作業中に胸が痛くなり2日後に入院。会社社長は
労災申請を拒み、解雇を言い渡した。
不法残留でも労働者であれば労働関係法の適用対象となることから、外国人
労働者問題を扱う労組に相談し労基署に申告した。
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