ザワヒリ容疑者、99年に偽名でイラク訪問
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イラクのアラウィ元暫定政府首相は、23日付アラブ圏有力紙アル・ハヤトとのインタビューで、
国際テロ組織「アル・カーイダ」ナンバー2のアイマン・ザワヒリ容疑者が1999年9月、
旧フセイン政権が主催したイスラム関係者の会議出席のため、
偽名を使ってイラクを訪れていたことを明らかにした。
米国がイラク戦争正当化の口実として挙げた旧フセイン政権とアル・カーイダとの関係については、
決定的証拠がないままだが、アラウィ証言が事実とすれば、
ザワヒリ容疑者のイラクでの活動の詳細は不明なものの、
2001年米同時テロの2年前の段階で、両者間で「接点」が存在したことを意味し、注目される。
同紙によると、旧政権の秘密文書などを検証する機会を得たというアラウィ氏は、
同会議は、当時のイブラヒム革命指導評議会副議長が主催した「第9回人民イスラム会議」で、
50か国からザワヒリ容疑者を含む約150人が参加した、と指摘。
同氏は会議内容については言及しなかったが、「同時並行して秘密会合が行われた」と述べ、
旧政権とイスラム組織間で何らかの協議が行われた可能性を示唆した。
また、当時、イラク情報機関で、後に駐トルコ大使となった人物が、
イスラム過激組織との連絡役を務めていたことも明らかにした。
★ ソースは、読売新聞 [日本] とか。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20050523id29.htm