AP通信は26日、外交筋の話として、核開発疑惑の指摘されるイランが、
パキスタンのカーン博士を中心とする「核の闇市場」を通じ、
1980年代後半までに核兵器製造に必要な知識・情報などすべてのノウハウを入手していたと伝えた。
国際原子力機関(IAEA)は28日から定例理事会を開くが、各国ともイラン核問題では、
同国と、英国など欧州3カ国の協議を見守る姿勢を示しており、新たな決議案などは提出されない見通し。
しかし、米国は既に次回の6月理事会までに協議に大きな進展がない場合は、
同問題の国連安全保障理事会への付託を求める意向を理事会各国に伝達。
今後のIAEA査察でイランが核兵器製造に関係する何らかの情報を入手していたことが判明すれば、
秘密核開発の「決定的証拠」としてイランが追い詰められる可能性もある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050227-00000055-kyodo-int