[アブジャ 30日 ロイター] アナン国連事務総長は30日、スーダンのダルフールで
「大規模な人権侵害」が行われているとして、国連安全保障理事会に制裁の検討を求めた。
事務総長は、砂漠地帯に関する国連報告が近くまとまるとしたうえで、当地で記者団に、
「国際人権法に対する深刻な違反と、大規模な人権侵害が行われている。この状況は
容認できるものではなく、措置がとられなければならない」と述べた。
さらに事務総長は、「安保理は制裁を検討してきたが、一部に意見の相違がみられ、
前進できずにいた。しかしそれでも、制裁は検討されるべきと思う」と語った。
当地ではアフリカ連合(AU)首脳会議が行われており、反政府勢力は、
アラブ人過激派を武装解除できるだけの力をもった平和維持部隊の展開を求めている。
http://news.goo.ne.jp/news/reuters/kokusai/20050131/JAPAN-168570.html