イラク暫定政府は24日、ヨルダン人テロリスト、アブムサブ・ザルカウィ容疑者一派が行った主な爆弾テロで、
車爆弾の製造を担当していた同容疑者側近を今月15日、バグダッド市内で拘束したと発表した。
発表によると、この男は、サミ・ムハンマド・ジャーフ(通称アブウマル・クルディ)容疑者で、
旧フセイン政権崩壊後のイラクの治安悪化を鮮烈に印象付けた2003年8月のヨルダン大使館爆破、
国連現地本部爆破、シーア派指導者ハキム師爆殺事件を始め、
今年1月までに少なくとも32件のテロに使われた爆弾を製造したと供述している。
また、2003年3月以降にバグダッドで使用された爆弾の約75%を製造したとも供述しているといい、
ザルカウィ一派の爆弾製造部門のトップだった可能性が高い。
暫定政府としては、30日の暫定国民議会選挙を前に大物拘束を発表し、
テロ対策の成果を強調した形だ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050124-00000315-yom-int