イスラエル南部ベルシェバでの同時自爆テロを受け、イスラエル軍のヤアロン参謀総長は1日、
犯行を認めたイスラム原理主義組織「ハマス」の政治局が置かれているシリアなどに対し、報復を警告した。
同軍は大規模な自爆テロがあった昨年10月にもシリア領内の空爆に踏み切っており、
今回の事件で再び両国間の緊張が高まる恐れがある。参謀総長は同日、国会で
「パレスチナ自治政府であろうが、レバノンの(イスラム教シーア派武装集団)ヒズボラ、
シリアの承認を得た(首都)ダマスカスのテロ指揮所(ハマス政治局)であろうが、
テロ支援者たちを始末しなければならない」と報復を示唆。
「我々にテロを仕掛ける者はぐっすり眠ることはできない」と語気を強めた。
また、シャロン首相の顧問はロイター通信に対し
「シリアはテロ組織を支援し続けている。その例がハマスであり、今回のテロ攻撃だ」とシリアを名指しで非難した。
http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mideast/news/20040902k0000e030017000c.html