公民権について学ぶ目的で米国を訪れているイラク人グループがこのほど、
メンフィス市の市役所への入場を断られていたことがわかった。市議会議長が、
イラク人グループを危険だと判断したことが原因。このグループは、イラクの指導者層7人で、
米国務省の招きを受け3週間の予定で米国を訪問している。
同国政府の仕組みなどについて理解を深めるのが目的で、首都ワシントンやロサンゼルス、シカゴなどを訪れる。
メンフィスでは市役所で市議会議員の1人と面会の予定だったが、ジョー・ブラウン議長が
「何がどうなっているのか。代表団について誰か知っているのか? FBIはこのことを知っているのか?」などと訪問に疑問を唱え、
一団について危険な存在だと判断。もし市役所内に入れば、「全員を退避させ、爆弾処理班を呼ぶ」と主張した。
この騒動についてブラウン議長は「市役所内の全職員を守る義務がある」と話している。
イラク人グループは、面会予定だった市議には市役所の外で会った。
http://cnn.co.jp/usa/CNN200408050006.html