トルコ北西部のサカリヤ県パムコバ近くで22日夜(日本時間23日未明)、高速列車
(乗客約240人)が脱線、転覆し、同国政府の事故対策本部は36人が死亡、60人が
けがをしたことを明らかにした。
脱線の原因は不明だが、事故を起こした高速列車は6月に運行を開始したばかり。運行
開始前からレールが古いため、新車両の走行に耐えられないとして事故発生を懸念する声
が上がっていたという。
列車はトルコ最大の都市イスタンブールから首都アンカラに向かっていた。5両編成の
列車のうち4両が脱線し、車両同士が激突したもよう。
現場は列車が通常、速度を落とす場所で、事故発生時は時速70キロから80キロ出ていたという。
事故現場には軍が出動し、救助作業に当たっている。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20040723k0000e040003000c.html