イラク暫定政府のアラウィ首相は3日放映された米ABCテレビとのインタビューで、
イラク国内で反米武装闘争を続けるイスラム教シーア派の対米強硬指導者サドル
師から、民兵組織「マハディ軍」を武装解除し、解散するとの約束を取り付けたと明
らかにした。
アラウィ首相によると、サドル師が送り込んだ代表団と会見した際、解散する意向を
伝えられたという。サドル師は武装解除の条件として、自身の恩赦と「今後の政治
プロセス」への参加などを求めているという。
同首相は「言葉より実行に移せるのか。本当に武装解除すれば歓迎を受ける。サドル
師次第だ」と述べた。
また、イラクの治安情勢全般に関し「テロ攻撃はさらにエスカレートする」と指摘した
うえで、特にアラブ・イスラム諸国に部隊を派遣するよう協力を訴えた。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20040704AT3K0400P04072004.html