フランス在住のイラク民主化運動指導者、アブドル・アミール・アル・リカービ氏が、
「週刊ポスト」の事実無根の記事で名誉を傷つけられたとして、発行元の小学館に1000万円の損害賠償と
インターネットのホームページ上に掲載されている同じ記事の削除などを求める訴訟を15日、東京地裁に起こした。
問題となったのは今年2月6日号の記事。フランスに亡命中のリカービ氏が昨年12月に来日し、
小泉首相と会談した際、イラク南部のサマワ一帯を支配する部族長として、自衛隊の安全を保証した見返りに、
巨額の資金提供を約束されたと報じた。同氏は、記事がカタール国営通信でも引用され、
自分や家族が命を狙われかねない状態になったと主張している。
週刊ポスト編集部の話「訴状が届いていないのでコメントできない」
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20040615i414.htm