オランダ政府は11日、閣議を開き、来月に駐留期限が満了するイラク南部
サマワのオランダ軍駐留部隊について、8カ月間の駐留延長を決定した。
駐留延長は、与党三党が過半数を占める議会で早ければ来週にも承認される
見通し。サマワで活動中の陸上自衛隊に対し、オランダ軍は治安維持を担当
陸自を防護する「盾」の役割を果たしていることから、延長決定は陸自に
とっても明るい材料といえそうだ。
昨年8月から約1200人(現在は約1300人)が駐留しているオランダ軍は
これまで半年ごとに駐留を延長、現部隊は7月15日に駐留期限が満了する。
政府は当初から延長方針を崩していなかったが、5月にオランダ兵1人が
手りゅう弾攻撃で死亡したことや、サマワの治安が一時悪化したことなどで
野党労働党を中心として撤退を求める声が高まっていた。
引用
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20040611AT3K1102K11062004.html