★イラクに破壊兵器存在せず 国連査察委が報告書と米紙
【ニューヨーク2日共同】米紙USAトゥデーは2日、イラクでの生物・化学兵器の
査察を担当していた国連監視検証査察委員会(UNMOVIC)が、イラクは1994年
以降、特別な大量破壊兵器は保有していなかったとする定例報告書をまとめた、
と伝えた。文書を見た複数の国連外交筋の話として報じた。
米調査団のデービッド・ケイ前団長も、イラク戦争の開戦前に「大量破壊兵器は
存在しなかった」と証言しており、同紙の報道が事実なら、国連も初めて同じ結論を
確認したことになる。
報告書は、昨年の対イラク開戦までにUNMOVICが収集した情報や、フセイン政権
崩壊後にケイ前団長が公表した調査内容に基づいたもので、早ければ週内にも国連
安全保障理事会に提示されるという。
報告書は、フセイン政権崩壊後もイラクで大量破壊兵器が発見されないのは、
国連査察で発見できなかったことと一致している、と指摘した。
中国新聞
http://www.chugoku-np.co.jp/NewsPack/CN2004030201004064_World.html