海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」が20日、イラクで活動する陸上自衛隊の物資を載せて出港した。
陸自によると、隊員が日本から持参できる私物は、航空機に持ち込むボストンバッグと、
輸送艦などで運ぶアルミ製の折り畳み式コンテナ(縦・横70センチ、長さ1メートル20)2つ分だ。
荷物には、イスラムの風習に配慮した制約が設けられ、酒類と豚肉製品、ポルノはご法度。
水着姿の女性が写るカレンダーも禁止だ。
「誤解を生まないよう、重量検査の時に、中身もチェックした」(第2師団幹部)という。
この結果、隊員の荷物は、食料品と娯楽用品が大部分を占める。
北部方面隊から派遣される約460人のうち、PKO経験者は44人。
「カップめんは必携」との“教訓”が伝えられ、ほぼ全員が持参する。
コンテナの半分をカップめんで埋めた隊員もいる。
レトルトのカレーやご飯、一口サイズのようかんを持ち込む隊員も多く、「手軽に日本の味を楽しめる食品が人気」(同)という。
また、コンピューターゲームや携帯型CDプレーヤー、トランプ、カメラの持参組も多い。
「水は貴重品」との情報も伝わっており、ウエットティッシュも必需品。
炎暑や乾燥対策に日焼け止めクリームや、リップクリームを持参する隊員も多い。
海自によると、出港した「おおすみ」は、就役翌年の1999年に起きたトルコ地震で、阪神大震災で使われた仮設住宅を届け、
2002年には東ティモールPKOで、陸自隊員47人と車両約70台を運んでいる。
派遣の裏には、厳しい訓練の積み重ねがあるという。
一部引用
http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20040220i506.htm http://www.yomiuri.co.jp/ 関連
陸自本体の配慮:「豚入りめん持参禁止」「女性隊員短パンだめ」=イラク[040203]
http://news2.2ch.net/test/read.cgi/news5plus/1075798130/