イラン国会選挙(20日投票)の選挙戦が12日、全国で一斉に始まった。5600人以上の
候補者が1週間にわたり有権者に支持を呼びかける。候補者の事前審査で振り落とされ
た改革派は選挙に参加するかどうかをめぐり、2派に分かれた。
国会(定数290)選挙は全国200以上の中・小選挙区で争われる。定数30のテヘラン市
には1251人が出馬したが、選挙戦は街頭のポスター掲示や住民集会への出席が中心
で、街宣活動はなく静かだ。
改革派連合「ホルダード2日」のうち、穏健派「闘う聖職者集団」のイスマイリ選対部長は
12日、本紙に対し、選挙への参加を確認した。
しかし、同連合の最大勢力で急進派「イスラム・イラン参加戦線」と「イスラム革命ムジャヒ
ディン機構」は統一名簿の作成にも加わらないことを決めた。また改革派の学生組織は有
権者に投票ボイコットを呼びかけている。
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20040212id26.htm