2001年10月7日に米軍空爆が開始された日から8周年に当たってのタリバンの声明です。
少し文章を縮めているので、正確な内容は原文を参照してください。
Statement of the Islamic Emirate of Afghanistan on the occasion of the Eighth Anniversary of the American Attack on Afghanistan.
http://www.alemarah.info/english/ ・10月7日は米軍空爆が開始されて8周年目の日となる。この侵略は9.11事件を口実に
開始された。アフガニスタンイスラム首長国(IEA)の指導部と駐イスラマバード大使が
事件の中立な調査に協力を快諾したにもかかわらず、植民地主義者たちは内密の
動機のために攻撃は行われた。
このような事件の真相解明には時間がかかるはずだが、ホワイトハウスの保守派、
ペンタゴンの戦争商人たち、親ユダヤロビー勢力は最初からすぐにIEAを非難し始めた。
彼等はイスラム諸国会議機構の調停支援決議さえ待たなかった。
・それ以来8年間米侵略者および十字軍同盟者たちは、子供らを含む何十万人もの
アフガン人を死傷させ家々から追い出してきた。それは今も続いている。
しかし被害を受けたアフガン人の誰ひとりとして9.11に関与していなかった。
また侵略者はグアンタナモ、バグラム、アブ・グレイブ刑務所でアフガン人や
その他の自由を愛するムスリムに対して残虐行為を行った。
・当初彼等の前途は明るくて、いわゆるテロリズムを排除したら3ヶ月以内に撤退する
つもりだった。しかし実際はそれから8年経っても彼等はアフガニスタンとイラクに
数多くの軍事基地を築き続け、軍の規模を11万人近くまで増やすと言っている。
そこからはっきりするのは彼等は中東〜中央〜東南アジアへの拡張計画のために
アフガニスタンを占領しているということだ。
・我々はこの戦争を民主主義といわゆるテロリズムとの戦争ではなく、西洋植民地
主義と自由を愛する国家主義者およびイスラム主義者との戦争であると考える。
この不釣り合いな戦争の中で一方は拡張・植民地主義、搾取を残虐な軍事力に
よって達成したいと思っている。もう一方の側は独立、イスラム社会の正当性、
人間の尊厳、ナショナルアイデンティティを自ら血を流し犠牲となって達成したい
と思っている。これは真実と悪の戦争であり、真実は必ずや優勢になると信じる。
・実証されていない口実の下で行われている占領ゲームとアフガン国民の殺害を
やめるよう、我々はアメリカとその連合国の支配者たちに再度要求する。
アフガン国民はもはやあなた方の空虚なスローガンを信じない。そして世界の人々は、
あなた方の誤った政策で地球が様々な困難に突入するのを見たくないだろう。
我々の目的は独立とイスラム教制度の確率であると公告する。我々はヨーロッパを
含む世界のどの他国に対しても危害を加えるアジェンダを持ったことがないし
現在も持っていない。しかしそれでもあなた方が敬虔なアフガン人の国を植民地に
したいと思うなら我々には揺らぐことのない決意と長期戦への備えがある。
歴史が示す通りアフガン人は常に宗教と国のため身を捧げてきた。
我々がそうしない理由はない。
独立したイスラム教制度確立のため前進する
アフガニスタンイスラム首長国
Afghan Taliban say they pose no threat to the West
http://www.reuters.com/article/worldNews/idUSTRE5961UI20091007 この声明についてのロイター記事