∞ † ∞ 〜 キリスト教、ユダヤ教、イスラム教指導者らが同性愛阻止連盟結成 〜 ∞ † ∞
イスラエルのエルサレム市内で同性愛者の祭典【 エルサレム・ワールド・プライド・フェスティバル2005 】
が今年8月18日〜28日に開催されることに対し、世界三大宗教の指導者たちが連盟を結成して同祭典
を《 聖地に対する霊的強姦 》とする反対声明を発表したもよう。
連盟は各界の指導者ら12人で構成。イスラエル政府に祭典の開催阻止を要求する声明を作成する目的
で先月29日発足。祭典は『 レズビアン/ゲイ・プライド・コーディネーターズ国際連盟 』( The International
Associa tion of Lesbian/Gay Pride Coordinators, Inc. )が主催。 同連盟は、2000年に伊ローマで同様の
行事を主催している。 祭典には世界各国から同性愛者1万人の参加が予想されている。パレード、映画
上映、芸術展示会、カンファレンス、パーティなどが行われる。
2日死去した ローマ法王 ヨハネ・パウロ2世は、 前回の集会をサンピエトロ大聖堂 バルコニーから眺め
『 心が痛む 』と表現したことがある。法王は『 全世界のカトリック信者が愛する都市と、キリスト教の価値
観に対する冒涜 』と話していたとの事。公共施設での各種行事を管轄する イスラエル警察は、現在進行
中のガザ入植地撤収の 影響で 祭典の開催進行を 取り消すほどの公権力が無く、主催側に開催延期を
要請する程度のことしか出来ないとしている。
一方、 主催側は 『 偏狭な信仰を広めようとする姿勢に驚かされている。 宗教者がこのような否定的な
メッセージのために連帯することは悲しむべきことだ 』と話した。また主催側は『 アラブとイスラエルとの
葛藤で長い間分裂していた保守的な都市に寛大さをもたらそうと 今回開催地として選んだ 』とも話して
いる。 だが、エルサレム内の宗教者たちは 祭典について『 エルサレムの神聖さを汚して信仰者たちの
怒りを招くだけだ 』 と批判しているもよう。 日本では 今年ようやく 《 東京プライド 》 が組織され ゆくゆく
は国際的な活動が期待される。
http://www.rainbownet.jp/cgi/clip4.cgi?Action=FIND&Conf=news.conf&FindKey=2005/04/12