同時多発テロ後の社会構築11

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775中葉 ◆Uq4tWGbn2I
>>771 では、どういう社会になれば、若い人々が希望をもてる社会になるんだろか。具体的な議論が必要だな。

全くその通りだ。とりあえず国連とユネスコと我々は、
「国連持続可能な開発のための教育の10年」で今年からそれを始めたばかりだ。
http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/kankyo/edu_10/10years_gai.html
このスレ「同時多発テロ後の社会構築11」も、その意図で、延々と11回目まできたと思う。

>>3 【過去ログ】■http://www.age.jp/~way/2ch/terro.html(1からまとめて見れます)

勝負はこれからかもしれない。

>>771-774 の方向で議論が展開すれば先行き見込みはある。
776中葉 ◆Uq4tWGbn2I :2005/10/05(水) 11:16:25 ID:7CWZJAm5
>>765 社会構造にも建物のような基本構造があって、それさえしっかりしていれば、少々の風雨では壊れることはないのか、という問いが意味をもつ。
> その基本構造についての知識やコンセプトを子らに教えればよいわけだからな。

「建物のような基本構造」と言っても、それは比喩的に言っての話で、実体は形のない概念だからなあ。
「社会構造」もその「基本構造」も建物の場合のストラクチャーでなくアーキテクチャーだ。

そのアーキテクチャーを理解している人は少ないし、それを子らに教えることのできる人は絶望的に少ない。
それより、子供同士が自主的に遊べるような雰囲気、その遊びの中から自分達の力でストラクチャーでなくアーキテクチャーを見つけるような雰囲気を与えることが先決だ。

今度トヨタが作る海陽学園 http://www.kaiyo-gakuen.jp/index2.html
でも、それはできないだろう。

できるとすれば2ちゃんねるの「同時多発テロ後の社会構築」ぐらいだが???
777中葉 ◆Uq4tWGbn2I :2005/10/05(水) 11:35:45 ID:7CWZJAm5
アーキテクチャーについて勉強したかったら:

>>747 GERAM: Generalised Enterprise Reference Architecture and Methodology
http://www.cit.gu.edu.au/~bernus/taskforce/geram/versions/geram1-6-3/v1.6.3.html

コーポレートアーキテクチャー―環境適合型から「自己創造型」経営へのトータル・リ・デザイン
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4478370834/250-0316954-6190678
コミュニティ・アーキテクチュア―居住環境の静かな革命
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4887141203/250-0316954-6190678

しかし、どれもこれも譬え話で終わっているからなあ
778名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/05(水) 12:52:14 ID:sjdV2zKf
「社会はかくあるべし」あるいは「日本をこういう社会にしたい」という
基本的設計図をつくり、そのために必要な社会倫理の育成や道徳観の醸成
に努力するというアプローチは可能ですかと中葉氏に問うたつもりだが。
実現可能で継続可能な到達目標とすべき社会構造(昔はユートピアと呼ばれていた)
の設定は有効ではないのでつか。
それとも変化の激しい社会では多様性を認めることこそ最重要で、基本設計図
に基づく画一的教育は、発展の妨げになるのでつか。
779名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/05(水) 13:19:55 ID:FALtLixI
「社会はかくあるべし」あるいは「日本をこういう社会にしたい」という
基本的設計図をつくり、そのために必要な社会倫理の育成や道徳観の醸成
に努力するというアプローチは、ついこの前高転びに転んだイデオロギーの
実践の二の舞になると思う。おっしゃるように
変化の激しい社会では多様性を認めることこそ最重要で、
社会構築等のアプローチを確立しようとする試みは
常に現実に遅れた後追いでしかありえないと思う。
780中葉 ◆Uq4tWGbn2I :2005/10/05(水) 13:26:30 ID:7CWZJAm5
設問A:「社会はかくあるべし」あるいは「日本をこういう社会にしたい」という
基本的設計図をつくり、そのために必要な社会倫理の育成や道徳観の醸成
に努力するというアプローチは可能ですかと中葉氏に問うたつもりだが。
実現可能で継続可能な到達目標とすべき社会構造(昔はユートピアと呼ばれていた)
の設定は有効ではないのでつか。

設問B:それとも変化の激しい社会では多様性を認めることこそ最重要で、基本設計図
に基づく画一的教育は、発展の妨げになるのでつか。

いずれも可能でも、有効でも、重要でもなく、発展の妨げになる、というのが
私の考えです。

少し表現を変えると:
基本的設計図に基づく全体主義的なアプローチも、自由放任的な(神の手に委ねる)自由主義的なアプローチでもない、
第三の道、新しい中道(ブレア、クリントンが試みたthe third way、シュレーダーが試みたdie neue Mitte)の延長線上に正解がある、という考えです。

教科書的に言えば:
カール・マンハイム:自由・権力・民主的計画
ロバート・N・ベラー:善い社会
John Friedmann: Planning in the Public Domain
などの方向です。
781名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/05(水) 14:01:27 ID:sjdV2zKf
「それより、子供同士が自主的に遊べるような雰囲気、その遊びの中から自分達の力で
ストラクチャーでなくアーキテクチャーを見つけるような雰囲気を与えることが先決だ。」

子も親も方向性がバラバラな日本の学校社会でこれを実現しようとするのは、ユートピア
を夢見るに等しいと思われ。
782名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/05(水) 14:15:59 ID:sjdV2zKf
>>779 日本人は歴史の失敗から多くを学ばなければならなかったが、成功経験の
継承も同じように大切で忘れてはならないと思う。
明治維新は「このような日本にしたい」という人々による飛躍的な社会構築
ではなかったのだろうか。一度大きく転んだから、どのようなイデオロギーも
有効ではないと言えるのだろうか。
783中葉 ◆Uq4tWGbn2I :2005/10/05(水) 16:18:39 ID:7CWZJAm5
>>781 子も親も方向性がバラバラな日本の学校社会でこれを実現しようとするのは、ユートピアを夢見るに等しいと思われ。

おっしゃる通り、これこそ日本の夢の未来です。
784名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/05(水) 17:14:09 ID:sjdV2zKf
大人が明日の日本に現実的な希望が持てない状況では、子供が希望や夢を
持つことはできないな。では、どうすれば大人が希望をもてる社会にできる
かを先に考えたほうがいい。
785中葉 ◆Uq4tWGbn2I :2005/10/05(水) 19:56:57 ID:7CWZJAm5
子供は夢を見ているよ!

大人は夢を見ている子供の邪魔をしないようにするだけで十分だ。
でも、大人にとってはこれが難しいんだなあ?
786名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/05(水) 20:25:29 ID:KTuLb054
大人は子供の夢をぶち壊すのが仕事みたいなものだからな。俺は
中年で「こいつフクロにしないと気がすまねぇ」って奴が5人いる。

仕事でなら我慢をするがプライベートであれやれこれしろ言われる筋合いはない。
自分の都合を俺に押し付ける糞中年だな、愚痴ですまない。
787名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/05(水) 20:40:58 ID:8t4nPhin
まてまて、短気はおこすな。ここはガード下の焼き鳥やではないが、いずれ君も
家庭を持ち、部下をかかえる中年になる。「こいつフクロにしないと気がすまねぇ」
て奴がいるとしたら、どうすれば良い上司になれるのかを、反面教師として考えて
おくんだ。
788中葉 ◆Uq4tWGbn2I :2005/10/05(水) 21:55:10 ID:7CWZJAm5
あれっ、どこで食い違っちゃったんだろう?
789名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/05(水) 22:32:50 ID:DkHY2Olw
>771
>では、どういう社会になれば、若い人々が希望をもてる社会になるんだろか。
>具体的な議論が必要だな。
海洋開発や宇宙進出に成功すればゼロサムでなくなって
希望が持ちやすくなるってことでは
790名無しさん@お腹いっぱい。:2005/10/05(水) 23:01:59 ID:???
http://money4.2ch.net/test/read.cgi/seiji/1126449712/601-700
664から、911のホロスコープ解析。
791れんみ ◆fNqo5vRsCQ :2005/10/05(水) 23:26:17 ID:???
レスが伸びてるね。

>>773
んじゃあ1氏はここら辺からざっと読めば。
ttp://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/kikaku/kikakuka/inpaku/sympo/6theme/theme1_k.html
海洋開発のが実は進んでないんだよこれが。
宇宙空間がゼロ気圧で地上は1気圧、海面下はたった10メートルで2気圧に達する。
耐圧性、機密性という意味では深海の方が人類から遠い世界だ。

宇宙空間には無重力(ゼロG)という地球上で得られない工業的環境があり、
過去にない様々な工業製品を生み出しているし、これからも生み出し続けるだろう。

エネルギー資源としては難問山積の核融合に比べて実現可能性の近い無尽蔵の
太陽エネルギー利用がある。
その手段でもっとも有望なのが軌道上からのビーム転送だ。

また月に石油は無いが、無尽蔵の鉱物資源がある。
宇宙機やステーション、コロニーの建造材料がある。
22世紀以降の話になるが、月は惑星間飛行前哨基地となって太陽系開発の礎となる。

日本は宇宙立国できるだけの文化的土壌、経済的素地が十分にあるにもかかわらず、
国民の啓蒙、未来を担う子供たちへの教育が足りなさすぎる。

おれは10年前に堺屋太一が言った「世界は21世紀には中世に逆戻りする」という予言
を覆すのは、宇宙開発しか無いと思ってる。
7921:2005/10/06(木) 02:33:21 ID:LSCdULKz
>>791れんみさん、子供でもわかりやすいサイトのご紹介ありがとうございました。
でも、俺が思ってる宇宙開発とはちょっとズレてるかな。夢があるのはいいと思いましたが。

>また月に石油は無いが、無尽蔵の鉱物資源がある。

けっきょく早い者勝ちで資源を独占されてしまうのがオチじゃないでしょうか。
海洋開発だってそうでしょ。東シナ海の油田騒動を見てると先が思いやられますよ。

>日本は宇宙立国できるだけの文化的土壌、経済的素地が十分にあるにもかかわらず、
>国民の啓蒙、未来を担う子供たちへの教育が足りなさすぎる。

アメリカにけん制されてるんですよ。数十年前のオイルショックのときだって、
日本がアラブ圏の友好国認定させてもらおうと書いた外交文書が、ことごとくアメリカに
添削されて、けっきょく中立国認定しかもらえなかったとか。
当時の日本の政府は、アメリカが反対するなら、アメリカを通して石油を回してくれるのかと
尋ねたところ、アメリカは「それはできない」と突っぱねたそうです。
これじゃあ八方ふさがりじゃないですか。アメリカにとって日本はまだまだポチなんですよ。

でも、宇宙進出に日本も参加できれば国民の夢や希望や「日本もできるじゃないか」って気分が広がって、
とてもいいことだとは思いますが、そのまえにカビのはえた「敗戦国」の地位を脱して、自由に動ける国にならないと。

それより、日本にはまだ先進技術という強く誇れる分野がありますよ。
二足歩行のロボットなど、じっさい何の役にたつのかなってモノだって、あれは夢の固まりなんです。
日本はもっと科学技術力をアピールして、国際社会での地位を築くという方法もありますよ。
7931:2005/10/06(木) 02:46:21 ID:LSCdULKz
連投スマソ。自己レスの補足。

>アメリカにとって日本はまだまだポチなんですよ。

いま問題になってるアスベストの被害でも、アメリカではすでに60年代にわかっていたそうです。
そして国内で大問題になり、アスベストの関連会社が倒産したりしました。

ところが、20年?くらい前に横須賀にミッドウェーが寄航して、やった作業は艦内のアスベスト撤去作業。
アメリカ国内でやると問題になるから、規制の甘い日本でやったんですね。しかも日本人作業員を使って、
作業がはじまったら米兵の乗組員は即座に逃げ出したそうです。それだけでも許しがたいのに、
撤去したアスベストは日本に不法投棄していったそうです。

ゆうべテレビで見たネタなんですが、正直あたまきたと同時に、日本はナメられすぎてると思いました。

アメリカ産牛肉も近々解禁されるようですね。おかげで吉野家の株がストップ高とか。
日本はいまだにアメリカにコントロールされています。核開発も宇宙開発も、まだまだアメ様の意向に従わなければ
できない状況でしょう。輸入牛肉の件では日本もずいぶんがんばったと思いますが、今後は外交力をもっと高めて、
少しでも自由な行動をとれる国にならなければいけないと思います。もちろん中国様にも毅然とした態度をとらなければ。

日本が自立した国家になれば、大人も子供たちも自信をもてるでしょうし、希望にあふれた教育も可能だと思います。
・・・日教組さえ解体してくれて、教師のレベルもあがれば。
794中葉 ◆Uq4tWGbn2I :2005/10/06(木) 06:06:14 ID:RhWMoCBV
> 日本が自立した国家になれば、大人も子供たちも自信をもてるでしょうし、希望にあふれた教育も可能だと思います。

ようやく1さんの気持ちも、れんみさんの気持ちも分かってきた。

問題は「自由な行動をとれる国」、「毅然とした態度をとること」ですね。

あとは方法論だ。方法論がちょっと違うことなど、問題ではない。
問題は戦術論、行動論でなく、政策論だと思う。

政策論は、ここでやっても良いが、よそでも、あらゆるところで、できるところでやろう。
なんだかアタさんの気持ちが乗り移ってきた。問題は他国でなく自国のようだ。
しかし、策は密なるを要するからなあ。

1さん、例のティモシー・ガートン・アッシュが昨日10月5日の朝日朝刊「世界の窓」に
また面白い事を書いているよ。戦術は、あれをヒントにしてやろうと思う。政策は前どおり、ソフト・パワーです。