「52年間で米カトリック司祭4450人が少年に性的虐待」
ニューヨーク(CNN) 全米で1950年から2002年までの52年間に、カトリック教会聖職者4450人
が少年に対する性的虐待を加えていたことがわかった。CNNが入手した米カトリック司教協議会委託の報告書草
稿から16日、明らかになった。同報告書は27日に公表される。
同報告書によると、少年に対する性的虐待は1万1000件以上に上り、4450人の司祭が関与した。これは調
査対象の52年間に全米で司祭を務めた11万人の約4%に当たる。一方、性的虐待の被害者は、11歳から17
歳が78%、8歳から10歳が16%、7歳以下も6%近くに上っている。
性的虐待を行った司祭の半数以上は1件のみだが、2件から3件の性的虐待を行った司祭は25%にあたる111
2人、4件から9件は13%にあたる578人、10件以上の性的虐待を行った司祭が3%にあたる133人に上
っている。
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200402170007.html