アメリカ政府のゴッドハンドが光ってうなる!
「証拠がなければ捏造(つく)ってみせる!」って?
【NEWS】米議会での脱北者証言、信ぴょう性に疑問■■■■■■■■■■■■
東亜日報2003年6月5日号朝刊より
先月、アメリカ上院聴聞会で北朝鮮のミサイル開発と麻薬開発実態を
公開証言して米言論に特筆大書された2人の脱北者が、情報当局に
よる確認の結果、身分と情報内容を誇張していたことが判明した。
国家情報院側は3日、このような内容を国会の情報委員たちに報告した。
国会情報委員会関係者は4日、「先月20日、米上院聴聞会で黒い頭巾
をかぶって証言した2人の脱北者のうち、自分を北朝鮮のミサイル誘導
システム開発に関与した技術者と紹介した人は実際には兵器製造工場
の下級職労動者であったことが分かった」と言った。
この関係者は、「この脱北者は自分がミサイル工場の責任者としてイラン
へ行ってミサイル打ち上げ実験をしたことがあり、北朝鮮ミサイル部品の
90%は日本から輸入されているというなどの主張をしたが、彼はそんな
内容を知りうることができない位置にいるということが国家情報院の判断」
と伝えた。
また、自分を元北朝鮮高位官吏だと紹介した脱北者が、北朝鮮が1980年代
から大々的にアヘン栽培を始めて日本や韓国の他に中国、香港、マカオ、
ロシアなどに売っていると明らかにしたことも、誇張された証言ということだった。
国家情報院側は、彼が韓国の郡庁の下級職員に当たる北の郡レベルの
保衛部員出身で、北朝鮮全体の麻薬実態を詳細に知る立場にはないと伝えた。
国会情報委員会の民主党幹事である咸承煕(ハム・スンヒ)議員は、「脱北者
たちが自分の情報価値を高めてアメリカに移住する機会を得ようとの打算のもと、
無理な過大、かつ誇張証言を行うことは深刻な問題である」と指摘した。
咸議員は特に、「親戚に会いに行くといってアメリカへ行った脱北者が、二日後
には上院聴聞会の場に出るくらい米側と緻密に協議をしていたのに、わが政府
はまったく知らないでいた」、「脱北者管理に穴が開いていたばかりか、韓米政府
間の情報交流と協議が断絶されていたことを示すもの」と指摘した。
(朴性源(パク・ソンウォン)記者
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