同時多発テロ後の社会構築3

このエントリーをはてなブックマークに追加
445れんみ ◆fNqo5vRsCQ
>>442
あれ、僕は中葉さんの>>427とはなんの齟齬もありませんよ。
仲良くなれる人とは仲良くすべきですし、お互い学べることも多いでしょう。
(違法でない)民間交流レベルであるならどんどんすべきだと思います。
なんにも反対しないし、楽しんでくださいとしか言えません。
僕が言いたいのはそんなことではありません。

>「同時多発テロ後の社会構築」は、異文化、異宗教の人々が、それぞれのア
> イデンティティを確保しながら提携していける、グローバリズムの理念を
> 洗練させた社会構築のつもりです。

まず「同時多発テロ」はアメリカの推進した「グローバリズム」が崩壊した
出来事として一般には認知されてるんじゃないでしょうか。
「グローバリズム」とはアメリカの得意とする分割統治の世界化だったと思っ
ています。ソ連が崩壊してアメリカが独り勝ちになった帰結です。
それが大規模テロという不安定要素出現のために揺らぎ始めた。
しかしそれが「文明の衝突論」に代表される異文化の利害が衝突する時代の到
来だとは思ってません。それはほぼ同時に起こったエンロンの失敗に代表され
るストックオプションの破綻を見れば明らかなように、単にアメリカ国内の経
済の勢力地図が塗り変わっただけなんです。
それが陰謀だなんだとかは言いません。
原因には諸説あるけど、塗り変わった事実だけはある。
要するに力の均衡の話です。
446れんみ ◆fNqo5vRsCQ :03/02/21 03:31 ID:geD4/PDS
でもそれと「社会構築」が1さんの頭の中でどう関わるかが僕には理解できま
せん。日本国内であるとすれば「テロに備える」でしょうか。
どうやらそうではないようですね。
民間交流なら「同時多発テロ」の前からでもやっていたし、日本人は他の国と
比べても天皇家という比類ない外交手段もあり、実に平和的に世界の国々と交
流を重ねて来たと思います。日本は世界でもピカ1の異文化交流を今までして
きました。日本人くらい他民族に寛容な国民はないのです。
ただそれは「拉致事件発覚後」の今となっては、アメリカの核の傘の下での幸
福な50年間であったのも知らねばなりません。その傘があったからこそ、のび
のびと東西問わない交流が出来たんではありませんか。
以前はマッカーサーの言った「日本人の意識レベルは12歳だ」という言葉に腹
立たしい思いがありましたが、ごく最近になってそれは事実で、それもごく最
近まで12歳レベルだったんじゃないかとすら思うようになりました。
ストックホルム症候群と言えばハイジャッカーと人質の不条理な連帯関係を言
いますが、国家単位でも起こり得ることを日本は証明してしまいました。
日本政府がアメリカのイラク攻撃を支持するのを見て、「文明の衝突」などで
はない「資源の収奪時代」の到来を意識しているのを感じ、少し安心すらして
います。日本人も少しは大人になったかなと。

あとコバとか持ち出さないでくださいよ(読んだことはありませんし)
被害者意識というのも違いますね。
「今まで馬鹿だった」と思いこそすれ。
4471:03/02/21 04:02 ID:tYl5l5+F
れんみさん、極東板のオフまで出るくらいなら、小林よしのりくらい知っといたほうがいいと思うんだけど。
戦略的に「知らない」ってゆってるんだったらともかく、ほんとに知らないで一連の活動してるんだったら、
ちょっと大人としてヤヴァクないですか?極東板がどうしてできたか知ってるの?

日本政府がアメリカのイラク攻撃を支持するのを見て、どうして安心するのでしょう??
9・11直後のアフガニスタン空爆は、国際社会の支持も得られましたが、それでもかんじんのラディンは
つかまらず、タリバン政権をやっつけただけでしたね。でも、それだけで終わって、すっげー内政干渉と
しか思えないのは俺だけですか?アフガニスタンはもともと、どの政権でも内紛が続く、よく日本の
戦国時代と比較されたたくらいの無政府状態でしたよね。

「対テロ戦争」という名の元には、それでも支持を得られたのがアフガニスタンでしたが、じゃあイラク攻撃を
「資源の収奪時代」の到来を意識して安心し、大人の選択だということは、けっきょく戦争とは、やっぱ利潤追求の
究極の形という認識の上で話さなきゃいけないんだと思うんだけど。

で、そうなるとやはり「グローバリズム」という観点から事柄を見ることになりますね。
れんみさんは、けっきょくそれを肯定してるのか、否定してるのか、レスからはぜんぜんわかりません。
それはそのまま、仏独と米英のイラクへの対応にもつながると思います。
日本の外務省は米英追従路線を示したようですが、俺らもそうすることが正しいですか?
448れんみ ◆fNqo5vRsCQ :03/02/21 04:40 ID:geD4/PDS
小林よしのりさんに関しては囲い込むように知ってるだけだけど、極東板に
いて今まで別に齟齬はありません。どちらかというと僕はもともと神道に興
味があって(つまり宗教に興味があって)そういうスレから入ったので板の
成立にはあまりこだわってませんね。なんか隔離されたんですよね確か。

あとイラク攻撃に対する日本政府の姿勢ですが、シーレーン防衛のためには
その選択が正しいと思っています。「資源の収奪時代」を意識して怯えるか
ら、その選択なのだと思います。でないと日本は核も無しに極東に放置され
るかも知れません。少なくとも自主防衛の体制が整うまではアメリカ追従は
しかたないと思います。ただこれは可能性のひとつを担保するというだけで、
なにもそうなると決まったわけじゃないところが肝要です。「資源の収奪時
代」が来なければそれに越したことはありませんから。
ただ国民の生存に対する責任を担保するのが政府の役割だと思うからです。
あと日英同盟も歓迎します。これは海運国家同士でまとまるのが文化的にも
国益からしても抵抗が少ないんじゃないかという持論です。
旧植民地のインドに対する悩みも日本に共通するものがあるようです。
まだ勉強が足りないので理屈を述べるまでいきませんが、大陸の国はけっき
ょく国境を拡張しようとします。その感性は島国(アメリカも大きな島国とし
て)国家とは少し違うのではないかと思っています。

「グローバリズム」に関してはアメリカの分割統治と同義語だと思ってます
から、現状肯定、将来離脱の可能性を担保したい、そう思ってるから曖昧に
読めたんでしょう。これは卑怯に思えるかも知れません。でも、日本はまだ
アメリカとの戦争に負けた後遺症から立ち直っていないという持論があって
そう思っています。それは主に国内の問題として収斂することなので、また
別の話になると思います。それを経て日本は日本なりの「グローバリズム」
を構想できると思います。
それまで日本が存在できれば、なんですが。