1 :
名も無き被検体774号+:
勇「幼が消えてから世界を旅して回り宿敵とも言える魔王を倒した」
勇「その魔王の恋人だったエルフを蘇らせ魔王の所へ連れて行ったら、今度は仲間となって裏切り者を倒すはめに」
勇「その裏切り者も倒し今に至るが仲間達はそれぞれに帰るところがあるからね」
勇「もともと一人の俺にはそれがないからな。また一人になっちまった」
勇「あぁ、幼馴染に会いたいなぁ」ゴロン
2 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 01:13:47.75 ID:R5gJlmyv0
ーーちょーっと昔ーー
勇「破ァァァァァァ!!!!」ドゴォン!!
勇「まだまだァァ!!」ドゴォン!
幼「おー!今日も修行?頑張ってるね、なんでそこまで頑張るの?」
勇「ん?んーとなぁ、ある目的を達成するため、かな?」
幼「へぇ〜、どんな目的?」
勇「おしえませーん」ニヤニヤ
3 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 01:17:34.81 ID:R5gJlmyv0
勇(あーんなこと言ったけど本当のところあいつに勝ちたいからなんだよね、修行するのは)
勇「俺は物理攻撃を得意とするが幼は魔法特化、それもスペシャリストと言っても過言ではない実力の持ち主だ」
勇「いくら俺が魔法使えるとは言え幼に勝てるかと言えばそうじゃない」
勇「このままじゃ目的には到底届かないからな、修行あるのみ、だ。」
幼「で、その目的って??」
勇「そりゃお前、幼を一生守っていけるような力をつけることに決まってるじゃないか」
幼「えっ!?」カァァァァ
4 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 01:20:52.62 ID:R5gJlmyv0
幼「それって...」カァァァ
勇「ま、つまりそういうことだよ、
...ん?」
勇「......おい幼、いつからそこにいた?」
幼「いや、あの最初の掛け声からなんだけど」カァァァ
勇「じゃあ今の全部...」
幼「聞いてたことになるね」
勇「orz」
幼「まぁ、そんなに落ち込まないで、嬉しかったからさ?」テレッ
勇「あ、あぁ...」カァァァァ
5 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 01:22:10.70 ID:R5gJlmyv0
幼「まぁ、それは置いといて、勇がそんなに私のこと買ってくれてたなんてねぇ」
幼「勇も十分強いと思うんだけどなぁ、デイン系も、もう使えるわけだし」
勇「そうなんだけどな、それでも幼には程遠いよ」
勇「そもそも幼にはマホトーンは通用しないわ、マホカンタは貫通させるわで、強さが規格外なんだよ、MP凄い多いし」
幼「そのかわり物理攻撃に弱いからね、同じようなもんだよ?実際」
幼「ま、その話は今後たくさんできるからさ!今はご飯食べよ!勇母呼んでたよ!」
勇「あぁ、もうそんな時間か、じゃあ行きますかっと」
幼「うん!」
うん
7 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 07:20:27.90 ID:qiLbwsdDi
はい
8 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 09:41:00.70 ID:R5gJlmyv0
ーー数日後ーー
勇「破ァァァァァ!!!」ドゴォン
勇「だいぶ強くなってきたな、そろそろ幼にも追い付いたんじゃないか?」
幼「そうかもしれないね」ヒョコ
勇「わっ!?幼?いつからそこにいたんだよ...」
幼「最初からに決まってるじゃない」クスクス
幼「そんなことより、一回試してみる?」
勇「試すって何を?」
幼「勇の実力をだよ」
勇「本当にか!?ありがとう!是非やらせていただくよ。」
幼「オッケー、じゃはじめようか」
9 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 09:48:26.75 ID:R5gJlmyv0
幼があらわれた
勇はメラゾーマを唱えた
ミス!幼にはきかない
幼はマホカンタを唱えた
幼はメラガイアーを唱えた
勇「えっ!?」
勇に152のダメージ
勇はジゴスパークを唱えた
幼に99のダメージ
幼はイオグランデをとなえた
勇「はっ!?」
勇に232のダメージ
勇はマダンテをとなえようとした
しかし、幼に止められた
マダンテ使えるのかー
11 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 16:20:19.87 ID:R5gJlmyv0
幼「ごめん、これで終わりにしてくれない?...体力が...」ハァハァ
勇「あ、あぁ、わかった」(なんだあの呪文は、聞いたことないぞ)
幼「なんだあの呪文は、とか思ってる?」
勇「まぁな」
幼「あれはね、勇が修行してたのを見てたら私も負けたくないって思ってね、隠れて修行してたら出来たんだ」
勇「そうなのか、また力量差が開いちまったな...」
幼「教えてあげようか?」
勇「いや、いいよ。俺自身で見出すことにするよ」
幼「そっか...あ、それとご飯だって」
勇「ん、わかった、ありがとな。じゃあ行こうか」
幼「うんっ」
12 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 16:21:33.50 ID:R5gJlmyv0
勇母「今日も修行?偉いねぇ」
勇母「その修行が見にならないといいんだけどねぇ」ボソッ
13 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 16:29:12.29 ID:R5gJlmyv0
商人「つ ついに このむらが まものたちに みつかったんです! やつらは むらの すぐそばまで きてて!」
勇母「まあ たいへん!勇や わたしのことは いいから すぐに おにげ!」
商人「さあ わたしに ついてきてください!」
兵士「まものは おれたちで くいとめる!勇を はやく あんぜんな ところへ!」
幼「勇! あなたに もしものことが あったら わたし……。
とにかく かくれて! わたしも すぐに いくわっ!」
戦士「くそー! まものどもめ! ついに 勇の いばしょを つきとめたか!
もうすこし じかんが あれば勇を りっぱな ゆうしゃに そだてられたものをっ!ついてこい!勇!」
勇者の父「勇や ついに くるべきときが きたようだ。いままで だまっていたが わたしたち ふうふは おまえのほんとうの おやでは なかったのだ。
くわしい はなしを したいが いまは じかんが ない……。 さあ はやく かくれるのだ。」
14 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 16:34:14.00 ID:R5gJlmyv0
鉱夫「どひゃー! まものが せめてきたって!? それじゃ たたかわなくては!」
戦士「いいか よくきけ勇。 まものたちの ねらいは おまえのいのち! まものたちは おまえが めざわりなのだ。
おまえには ひめられた ちからがある。 いつのひか どんな じゃあくなものでも たおせるくらいに つよくなるだろう。
しかし いまの おまえは まだ よわい。 とにかく にげて いきのびるのだ! わかったなっ!」
幼「勇……。 いままで あなたと いっしょに あそべて とても たのしかったわ……。
勇は とても かっこいいし ほんとうに あなたのことをおもっていたのよ
だいじょうぶ。 あなたを ころさせは しないわ」
幼「モシャス」
幼は勇者の姿になった!
勇(幼)「また後で会おう!約束する、生きて帰るから!その時は...」
勇「結婚しよう!!!」
勇(幼) !!!
勇(幼)「うんっ!!!」ホロリ
勇(幼)「じゃあ行ってくるよ!」
15 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 16:35:44.96 ID:R5gJlmyv0
魔物「魔王さま!勇者を しとめました!」
魔王「よくぞ でかした! では みなのもの ひきあげじゃあ!」
16 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 16:41:26.12 ID:R5gJlmyv0
勇「音がしなくなった、もう大丈夫かな、幼は、どうなったろう」トタトタ
勇「...え?...なんだよこれ、本当に今まで住んでた村か?幼は?嘘だろ?」
キラッ
勇「...今何か光ったような…」
勇は足元を調べた
幼の指輪を手に入れた。
勇「これは…いつも幼が付けてたやつだ」
そのとき不思議な力が勇の中に入ってきた
17 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 16:45:54.03 ID:R5gJlmyv0
勇はイオグランデの呪文を覚えた
勇はメラガイアーの呪文を覚えた
勇はバギムーチョの呪文を覚えた
勇はマヒャデドスの呪文を覚えた
勇はドルマドンの呪文を覚えた
勇の呪文はマホカンタを貫通するようになった
勇「幼…こんなに力をつけてたのか…」
勇「悔しいな…。一度も勝てずに何処かに行かれて。悲しいな…。ずっと想っていた、ずっと目標としていた人がいなくなって」ポロポロ
18 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 16:49:11.17 ID:R5gJlmyv0
勇「いなくなって、改めてわかったよ、僕は相当君のことが好きだったみたいだ。」
勇「だから今日から目的を変えるね、幼。君を倒した魔王を倒すことにするよ。そのために世界を旅してみようと思う。じゃあ少しばかり出てくるよ、留守番よろしくね?」
ドラクエWか…
20 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 19:37:05.37 ID:R5gJlmyv0
21 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 19:51:59.01 ID:R5gJlmyv0
ーーエンドール城下町ーー
勇(敵はそこまで強くないな、だいたい一撃で死ぬし、教会でおつげを聞いたら十分に強いとも言われた。このまま順調に進むといいが、仲間の一人や二人欲しいものだ…)
勇「ん?なんだあれ、行列か」
占「占いはいかがですか?10ゴールドで あなたの未来をみてさしあげましょう」
勇(ほぉ、占いか、景気付けにやってくか)
「よろしく頼むよ」
占「では占ってさしあげましょう。あなたのまわりには7つの光がみえます。
まだ ちいさな ひかりですが やがて みちびかれ おおきな ひかりとなり……。 えっ!?も もしや あなたは 勇者様!あなたを探していました。もしよろしければですが、私を仲間にしてもらえないでしょうか?」
勇(さて、どうしたものか、まぁちょうど仲間が欲しかったところだし2.3質問して決めよう…)
「君魔法は?」
占「回復系に加えバギ系を少々、」
勇「何を覚えてるの?」
占「ベホマ、ベホマラー、バギマ等ですね」
勇(これだけ使えれば十分か…)
「うん、わかった仲間にするよ」
占「本当ですか!?ありがとうございます!」
22 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 20:01:23.44 ID:R5gJlmyv0
占「ちなみにさっきの占いですがあなた髪の長い、綺麗な人を知りませんか?少し耳の長い方です。」
勇 !!!
「…いや、知らないな」
占「そうですか…」(なんだろう、さっき今言った人が見えた…元気そうな姿で…気のせいだったのかな?)
占「あ、そうだ!姉も一緒に旅していいですか?彼女一人では不安で」
勇「お姉さん、か。系統は?」
占「メラ系とイオ系ですかね、最近ドラゴラム覚えたみたいですよ」
勇「ドラゴラム!なんだそれは!?」
占「きゃっ!!」
勇「あ、あぁすまん驚かせてしまった。いやなに、自分の知らない呪文だったのでな」
占「そうなのですか…」
占「ドラゴラムというのは自身がドラゴンの姿となって戦う技ですよ」
勇「すごいな…習得してみたい」
占「じゃあ、返事はオッケーということでよろしいですか?」
勇「ああ」
23 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 20:07:33.50 ID:R5gJlmyv0
占「ねえさん やっぱり ここにいたのね。」
踊(姉)「ギク……。」
占「んもう! わたしが うらないで かせいでも ぜんぶカジノに つぎこんで。 わたしたち もう 一文無しよ。」
踊「えーん。 ごめんなさい……。」
踊「ん! こちらの かたは?」
占「わたしたちが さがしていた ゆうしゃさまよ。」
踊「本当に?すごいじゃない占!」
占「それほどでもないよ」テレ
占「一緒に旅させてくれるんだって!感謝しようねお姉ちゃん!」
踊「そうだね、勇者様」
勇「ん?なんだ?」
踊「仲間にしてくださってありがとうございます。これからどうぞよろしくお願いします。」
勇「あ、あぁよろしく」(見た目の割りにしっかりしてるんだな、安心した。)
勇「ところでひとつ聞きたいことがあるんだが…」
24 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 20:10:47.04 ID:R5gJlmyv0
踊「その前に、敬語じゃなくてもいいですか?固っ苦しいですし。」
勇「ん、いいぞ」
踊「本当!やった!で、聞きたいことって?」
勇「魔法のことについてなんだが…。ドラゴラムという呪文を自分に見せて欲しい!!」
踊「そんなこと?いいわよ、じゃあ街から少し抜けましょうか」
勇「わかった、じゃあ行こう」
25 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 20:25:42.05 ID:r/JlSIoD0
ドラクエWはプレステ2でメモリースティックないからノーセーブでやった思い出…
見てるから頑張って書き上げて欲しい
26 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 21:02:39.69 ID:R5gJlmyv0
>>25 ありがとうございます。
期待に添えないかもしれませんが
頑張って書き切るつもりです
27 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 21:13:21.75 ID:R5gJlmyv0
まもののむれがあらわれた
サァァァァァ
踊、占「!!!」(なにこの感じ!尋常じゃない!殺気がそのまま冷気になったような、冬のような寒さを一瞬感じたわ!)
勇「ん?どうした?早く見せてくれ」
踊「う、うん。わかった」
踊「ドラゴラム」
踊は大きな竜に姿を変えた
踊ははげしい炎をはいた
きりかぶおばけに50のダメージ
スライムに52のダメージ
まもののむれをやっつけた
28 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 21:19:05.50 ID:R5gJlmyv0
踊「どう?これがドラゴラム」
勇「すごいな、他に言葉が見つからない」
勇「俺にも出来る様になるかな?」
踊「それはわからないわ、あなたの実力次第だもの、そういえばあなたの実力をまだ見ていなかったわね。披露してくれる?」
勇「俺のか?別にいいが…」
スライムたちがあらわれた
サァァァァ
踊・占(また!)
勇(そういえばこれを使うのは初めてだなうまくいくかどうか…)
勇「イオグランデ」
そうぞうをぜっするだいばくはつ
スライムAに250のダメージ
スライムBに246のダメージ
スライムCに232のダメージ
スライムDに260のダメージ
スライムたちをやっつけた
29 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 21:27:03.43 ID:R5gJlmyv0
勇「こんなところ…かな」(上手くできた、よかった。それにMPも全然減らないようになったな、幼のおかげか)
踊・占(何今の技…威力が非凡すぎる!それに今まで聞いたことないわ。この勇者予想以上に、強い!)
勇「あれ?やっぱ、期待に添えなかったかな?」
踊「あ、いやそんなことないわ、すごい技ね。それに実力も私達の比じゃない。これなら安心してついていけるわ、かなり上からになっちゃったわね、ごめんなさい」
勇「いやいや、いいよいいよ。実力を認めてもらえて嬉しいし」
踊「優しいんだね…。」
勇「人には、な。」
踊・占(!やっぱりそうなのね!さっきの冷気は勇のもの…。それも相当なもの。そんなに魔物を恨んでいるのかしら)
30 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 21:31:43.21 ID:R5gJlmyv0
占「じゃ、お二方の実力もわかりあったところで、そろそろ旅に出ません?ここにいてもなんですし」
踊「そうね、そうしよっか」
勇「あぁ、そうだな」
勇「かと言ってどこ行くんだ?」
踊「この街に銀行あるじゃない?あそこを経営してる人の夫が伝説の剣を求めて旅してるらしいの、その人に会いに行ってみない?」
勇「その人の噂なら聞いたことがあるぞ、よく街の人が話していた。確か商人とか言ったかな」
踊「そうそう、その人よ」
勇「じゃ、当分その人を探す旅ってことでいいか?」
踊「私はいいわよ占は?」
占「私もいいよ!」
勇「じゃ、そう言うことで!」
面白そう
32 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 22:58:45.22 ID:R5gJlmyv0
ーー砂漠の宿屋ーー
占「しかし、まさかあんな仕掛けになっているとは…」
踊「本当だよね〜。裏切りの洞窟?とか言ったっけ、勇者が相手だと思ったら少しだけ怖くなっちゃったよ」
勇「なんでだ?」
占「私達の何倍も強いからですよ…」
踊「まぁ、ただの弱い魔物だったけどね」
勇「そうだな、手応えすらなかった」
踊「それは勇者が強すぎるんだよ」
勇「そんなに、強い強い言うな、照れる」テレ
占「あ、本当に照れてる」クスクス
勇「ま、それは置いといてだな、あの洞窟で取ってきたものは?」
踊「これ?"信じる心"だよね?」
勇「あぁ、それそれ。この宿屋の息子があの洞窟にいったとき友人に裏切られたらしくてな、人を信じることが出来なくなったらしいんだ」
占「へぇ〜、そうなんですか。」
勇「で、あいつの飼ってる馬を使わせてもらいたいからな、それが必要なんだよ」
踊「それで、あの洞窟に行ったわけか、でもなんで勇者はそんなこと知ってるんだ?」
勇「あぁ、村を出てはじめにここに来たからな、」
踊・占「なるほど」
33 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 23:11:19.54 ID:R5gJlmyv0
勇「さぁ!じゃそれをホフマンに渡しに行こう」
踊「了解」
占「じゃ、行きましょうか」
ーーホフマンーー
勇「やぁ、ホフマン。少し話があるんだ、この石を見て欲しい」
ホ「またあんたか!?ん?なんだいその宝石は?なぜだろう。それを見ていると心が洗われてくるようだ……。信じる心……。
そうか!1ばん大切な宝物って人同士が 信じあうことなんだね!
オレが間違っていたよ!
オレをあんたたちの仲間に てくれないかっ!?もちろん馬車も一緒さ!」
勇「本当か!?ありがとう!」
ホ「じゃあ行こうか!こいつが俺の馬パトリシア。みんなかわいがってくれよなっ!
さあ出発だ!」
ホ父「勇者様、勇者様」
勇「ん、どうかしました?」
ホ父「息子も立ち直ったみたいでどうも ありがとうございました。息子をよろしくおねがいします。」
勇「いや、立ち直ったのは彼自身が強かったからですよ、安心して待っていてください。では、行ってきます」
ホ父「どうか、お気をつけて」
34 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 23:39:36.68 ID:R5gJlmyv0
ーーアネイルーー
勇「やっと砂漠を超えて休める」
踊「なんか敵が一気に強くなった気がするわ」
占「そうですね〜、まぁ問題なかったんですけどね」クスクス
踊「それもそうね」クスクス
勇「あ〜にしても気持ちいいなぁ」
占「そうですねぇ、よかったですね。ここが温泉のある街で」
勇「そうだなぁ。少しゆっくりしていくか」
踊「それがいいと思うわ、カジノはないみたいだけど…」
勇「またそれか、いい加減諦めろよ」クスクス
踊「だって、つまんないんだもーん」ウワーン
踊「それに勇者、私の体見ても全く動じないじゃん!」
勇「いや、だって興味ないし、タオルあるから見えないし」
踊「そうだけどさ〜、自信なくすわ〜」ウワーン
勇「大丈夫だ、自信はもっていいぞ、ホフマンを見てみろ」
ホ「/////」
勇「な?」
踊「ほんとだ」クスクス
35 :
名も無き被検体774号+:2014/02/22(土) 23:58:27.50 ID:R5gJlmyv0
ホ「も、もう僕出ますね!」カァァァァ
勇「おー、先に部屋で寝てていいぞ、初旅で、疲れたろ」
ホ「はい、では失礼します」
踊「可愛いわねぇ」
勇「食うなよ?」
踊「そんなことしないわよ!これでも一応純潔なんだからね!?」
勇「本当か?すまん、見た目で判断してた」
踊「やっぱりね、まぁこんな格好してるからなんだけどさ、初めてはやっぱり自分が好きになった人がいいんだ」
勇「わからくもないよ」
占「へぇ、勇者様も誰か想い人が?」
勇「一応、な」
占「どなたか聞いても…」
勇「こればっかは話す気にはなれないんだ、ごめんな」
占「いえ…」
踊「あー!うちの妹を落ち込ませたな!おしおきだ!」
踊「メラゾーマ(勇者の範囲だけ)」
勇「うわっ、あっつ、ちょ、まって、ほんと、ごめん、、ごめんって、、あっつい」
踊「ははははー、どうだ参ったかー」
勇「あぁ、参った参った!だからやめてくれ!本当にあつい!」
占 クスクス
占「面白いですよ、あなたたちをみていると」
36 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 00:03:50.13 ID:R5gJlmyv0
勇「そうか、それはよかったな」
占「はいっ!」
踊「さ、私達もそろそろ出ましょう?」
勇「そうだな」
ーー宿(勇とホフの部屋)ーー
ホ「この宿はぼったくりですよ!そんなに施設が整っているわけでもないのに高いお金だけ要求してくる!」
勇「え、どうした?」
ホ「いやですからね!」
勇「うん、わかった、わかったから叫ぶな五月蝿いから、聞かれてたらどうするんだよ」
ホ「それもそうですね、すみません」
勇「いいけどさ、流石宿屋の息子なだけはあるな、よくわかってる」
ホ「まぁ、僕の夢は宿屋を持つことですしね」
勇「そうなのか、」
ーーそれから二人は少しだけ自分たちの夢について語り眠りについたーー
37 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 00:22:47.78 ID:Dxc1BtA10
ーー宿(姉妹の部屋)ーー
踊「はぁ〜、今日も疲れたねぇ」
占「そうだねぇ、もうクタクタだよ」
踊「占は私達のサポートしっかりしてくれたからねぇ」
占「だってみんな無鉄砲すぎるんだもん!もうちょっと自分の身体を考えて行動して欲しいよ!本当に!」
踊「まぁまぁ、そんな怒らずに」
占「う、うん。ごめん声荒げちゃって」
踊「いや、いいさ、心配してくれてるんだろ?私と勇者のこと」
占「うん…」
踊「可愛い子だね、全く。今日は一緒に寝ようか?」
占「…」コク
踊「占さ、勇者のこと、好きだろ?」
占「!!!」
踊「やっぱりか、それであんなに残念そうな顔を、ね」
占「うん。けどね、わかってるからさ、勇者様に私の気持ちは届かないって、だからいいの。」
踊「占…。強くなったね。」
(知らない間に成長してるんだな、この子も)
占「なんだって、お姉ちゃんの妹だからね!」
踊「それもそうか!嬉しいこと言ってくれるな、こいつぅ〜」
占「じゃあ、そろそろ寝るね、おやすみ」
踊「うん、おやすみ…」
38 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 00:26:47.29 ID:Dxc1BtA10
妹「zzz...」
姉「私にもいい人現れないかな」
姉「うふふ、可愛い。おやすみなさい妹ちゃん」
姉「zzz…」
妹「……気付いてるよ、お姉ちゃんも好きなんでしょ?勇者様のこと。けどね、あんなこと言ったけど私、諦める気はないんだ。」
妹「その時は正々堂々勝負しようね、お姉ちゃん」
妹「zzz…」
保守
40 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 14:27:26.97 ID:DlbDHUi/0
保守
41 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 17:11:27.50 ID:Dxc1BtA10
>>39>>40 ありがとうございます。
テスト週間なので、ペースは遅いですが頑張って書き切りたいと思います
42 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 17:15:58.21 ID:Dxc1BtA10
ホ「勇者さん起きてください勇者さん」ユサユサ
勇「んあ?なんだよいったい」
ホ「もう朝ですよ、今日は街回るんでしょう?」
勇「あぁ〜、そうだったな」ファ~
ホ「しっかりしてくださいよ、先にご飯食べてますからね」
勇「あいよ、すぐ行く」
ーー飯場ーー
踊「あ、やっと来た、もうみんな食べ終わったよ」
勇「はやいな、おい」
占「勇者様がちんたらしてるからですよ」
勇「すまんすまん、ちょっと待っててくれ」
43 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 17:21:19.45 ID:Dxc1BtA10
勇「ごちそうさま」
勇「さぁ、今日どうするかを今から決めるんだよな?」
踊「どうするか、と言うよりどこを回って見るか、ね」
勇「んじゃ、それで。何処か行きたいところは?」
ホ「僕は特に…」
占「私もです」
勇「そうか、適当にぶらつくのもなぁ、」
宿屋「では、私が案内致しましょうか?」
勇「え?」
宿屋「この街を回るのですよね?でしたら案内致しますよ」
勇「いいのか?」
宿屋「えぇ、もちろん。この街にはとっておきがありますからね」
踊「へぇ〜、そんなに言うなら見せてもらいたいものね、案内してもらいましょ、勇者」
勇「あぁ、そうだな。よろしく頼むよ宿屋」
宿屋「お任せあれ」
44 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 17:31:13.08 ID:Dxc1BtA10
宿屋「では、出発しましょうか」ガラ
ーー武器屋・防具屋ーー
宿屋「そこにならんでいるのが武器屋と防具屋にございます。装備はここで整えるとよろしいかと…。」
ーー道具屋ーー
宿屋「ここが道具屋になります。旅のお土産などは置いてございませんが…。」
ーー墓ーー
宿屋「この先、見ての通り墓となっております。ここには、この町を救った偉大なる戦士リバストが眠っておられるのです。」
ーー教会前ーー
宿屋「ここは教会です。実はここには素晴らしいお宝が置いてあるのです。」
ーー教会内ーー
宿屋「シスター、旅の方にあれを見せてあげたいのですが…」
シスター「いいでしょう。では中へ」
宿屋「これが戦士リバストが着ていたという鎧です。なんでもこの鎧はとても不思議な力を秘めているらしいのです。」
ーー宿前ーー
宿屋「これにて案内終了にございます。もしよろしければまた、私目の宿に泊まっていただけると大変嬉しく思います。それでは、どうぞ、ご贔屓に」
勇「あぁ、ありがとう。」
45 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 17:39:12.60 ID:Dxc1BtA10
勇「さてと、だ。さっきの鎧どう思う?」
踊「どうももなにも、あれ偽物じゃない」
占「やはり皆さんも気付いていましたか」
ホ「え?あれ本物じゃないの?」
勇「あぁ、全く力を感じなかった。鎧として中の上、と言ったところかな」
踊「そうね、私達にはとくに必要ない物ね」
占「しかし、この世界にあれの本物の鎧があるとすれば…」
踊「たしかにそれは欲しいわね」
勇「俺はいらんぞ?」
ホ「えっ?なんでですか?」
勇「いや動き辛いし」
踊「確かにね〜。勇者ずっとその服だもんね。」
勇「思い出が、な」
踊「あら?地雷踏んじゃった?」
勇「いや、いいよ気にしてない。」
踊「そう?ありがとう。」
ホ「しかし勇者さん、今まで気がつかなかったですけど、ずっと装備なしで戦っていたんですか?」
勇「流石に、武器だけは持ってたぞ?防具は必要ないんでな」
占「勇者様体のつくりが異常ですものね」フフッ
勇「それはちょっとひどいんじゃないの?」ショボーン
占「あら、これは失礼いたしました。」
ホ「それはともかく、流石に防具なしというのは…」
勇「でも本当に関係ないぞ?」
46 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 17:44:17.38 ID:Dxc1BtA10
ホ「何故そう言い切れるんですか?」
勇「いや、俺のステータスほぼMAXだし」
ホ「えっ、」
勇「いや本当に」
ホ「それであんなに強いんですか、よくわかりました」
踊「本当少しおかしいわよね。そう言えば勇者、ドラゴラムは覚えたの?」
勇「ん?あぁ、だいぶ前に使えるようにはなったみたいだぞ」
占「それが本当なら、勇者様は最強と言っても過言ではありませんよね」
勇「いや、それは違うかな。俺にも勝てない人ぐらいいるさ、」
踊「そうなんだ〜。と、立ち話もこれぐらいにして、今日は少し自由に動きましょ」
勇「そうだな、そうしよう。じゃ解散」
勇「あ、ちなみに今日はもうひとつの宿屋な、泊まるのは」
一同「はーい」
47 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 18:12:13.31 ID:Dxc1BtA10
ーー宿ーー
勇「じゃあみんな買いたいものは買ってきたか?」
踊「装備を整えてきたわ、占と一緒に」
勇「ホフマンは?」
ホ「保険のために薬草を少々と聖水、キメラの翼を集めてきました。」
勇「おぉ、それはありがたい。そんだけあれば次の街まで持つだろ。ということで明日、この街をでます」
踊「どこかあてがあるの?」
勇「町の人に聞いたらここから南に行ったところにコナンベリーと言う港町があるんだと、とりあえずそこに向かう。」
占「港町ってことは…この大陸から出る気ですか?」
勇「まぁ、最終的にはそうしたいとおもってるよ。船があればね」
勇「さ、明日は早くに出る予定だから今日はゆっくり休むように。解散。」
48 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 18:16:49.78 ID:Dxc1BtA10
ーー翌朝ーー
勇「よし、そろそろ出るか」
踊「そうね、」
ホ「ここの宿屋はいいですね、良心的なお値段です。」
勇「そうか、それはよかった。では行くぞ」
@コナンベリー
勇「ふぅ、ついたついた。案外近くにあるものだな。」
踊「そうね、でも敵がまた強くなったみたいよ」
占「あまり関係ありませんでしたがね。」
ホ「あれ?デジャヴ」
勇「それはおいといて、まず宿に行こう。今日はゆっくり休みたい」
占「そうですね。では参りましょうか」
49 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 18:22:57.92 ID:E//WuCes0
見てるぞ
50 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 18:32:31.34 ID:Prc6YxOa0
見てるお
51 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 18:42:26.84 ID:Dxc1BtA10
ーー宿ーー
勇「今日は好きにしていいぞ。」
踊「じゃあ私は寝るわ」
ホ「僕もそうさせてもらいます。勇者さん達といるのは着いて行くのが精一杯ですから」
占「勇者様はどうするんですか?」
勇「船場に行ってみる。ついでに町の人に話を聞きに」
占「私もご一緒しても?」
勇「あぁ、別にいいぞ。じゃ、踊、ホフマン、留守番頼んだぞ」
踊「いってらっしゃーい」
占「いってきます」
52 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 18:47:03.32 ID:Dxc1BtA10
踊「さぁて、私は少し寝させてもらうよ」
ホ「じゃ、僕も自分の部屋に」
踊「ちょっと待って」
ホ「え?」
ホ「どうしたんですか?」
踊「いや、あの」
ホ「??」
踊「笑わない?」カァァァァ
ホ「え、えぇ、」
踊「あのね、私、一人じゃねれなくて、私が寝るまで一緒にいてくれない?」カァァァ
ホ「え?そんなことですか?」ハハハ
踊「!笑わないって言った…」
ホ「あぁ!ごめんなさい。いいですよ。寝れるまで一緒にいてあげます。」
踊「ほんと?」
ホ「えぇ」
踊「ありがと…」カァァァァ
ホ (ドキッ)
53 :
1 ◆iuvJJ.NUo2 :2014/02/23(日) 18:49:43.08 ID:E//WuCes0
ホフマン、踊り子ルートキタコレ
54 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 18:52:37.83 ID:Dxc1BtA10
ホ(ドキッってなんだよ、いや確かに今の踊さんはとても魅力的だけどさ、それでも一緒に旅をしている人だぞ、おかしい。何も考えるななにも…)
踊「?どうしたのホフマン」
ホ「いえ、なんでもありません。で、どうすればいいんですか?添い寝は流石に無理ですよ」
踊「手、握っててくれればいい…」
ホ「そうですか、わかりました。じゃあ踊さんが寝るまでずっと握ってますね。」ギュ
踊「ありがとう」ギュ
踊(ホフマンの手、暖かいな。昔お父さんと手を繋いだ時のことを思い出しちゃう…。お父さんの手も暖かくて、大きかったな。
なんだか…安心…でき…)
踊「zzz...」スースー
ホ「寝ましたか。さてと、僕も自分の部屋行って寝ましょうかね」ガチャ
ホ「おやすみなさい、踊さん」
55 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 19:29:22.43 ID:Dxc1BtA10
ーー街中ーー
占「どうやら商人さんと言う方はここで船を買ったいいのですが、東にある大灯台というところに行っているらしいですね」
勇「勇気を持った人物なのだろうな。一人で乗り込むとは、その灯台は今、魔物の住処となって、海を照らすことができないらしいからな」
占「それで船が出せない、と」
勇「まぁ、概ねそういうことだろう。」
(出来ればその商人仲間にしたいものだが、優れた能力を持っているという噂もあることだし)
占「出来ればその商人さん、仲間になってくれると嬉しいですね」
勇「!!!あぁ、俺も全く同じ事を考えていたよ、占がそう言うんだったらやっぱり…」
占「?」
勇「よし、明日みんなで大灯台に向かおう、商人の手助けをしてやるんだ。」
占「それがいいですね、では宿に戻りましょうか」
勇「あぁ」
56 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 19:32:13.41 ID:Dxc1BtA10
ーー姉妹の部屋ーー
ガチャ
占「姉さーん?帰ったよ〜」
シーン
占「あらら、まだ寝てるのね」スタスタ
踊「…ムニャムニャ」スースー
占「…あら?どこか幸せそうね、いい事でもあったのかしら」フフッ
占「私もそろそろ寝ましょう。おやすみ姉さん。」
57 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 19:37:41.02 ID:Dxc1BtA10
ーー勇者達の部屋ーー
ホ(はぁ〜、さっきのことがあってから全然眠れないや、どうしちゃったのかな。眠ろうとすると瞼の裏には踊さんがすぐに出てくる。今までこんなことなかったのに…)
ガチャ
勇「お〜、帰ったぞ〜、と、まだ寝てるかな?」
ホ「いえ、起きてますよ」
勇「お、起きてたか。ん?どうした?顔が赤いぞ、それとなんかイキイキしてるな」ハハ
ホ「!!!」
ホ「勇者さん…」
ーーそれからホフマンは勇者に自分の今の心境を語った。勇者はそれをバカにするようなこともせず、ただ真剣に、弟と話をしているように話を聞いた。そしてホフマンは、勇者に思ったことを語りながら、徐々に自分の気持ちが恋であることを自覚していった…ーー
58 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 22:26:05.37 ID:Dxc1BtA10
ーー翌朝ーー
勇「踊も多分聞いているだろうが、今日は大灯台へ向かおうと思う」
踊「商人を仲間にするため、でいいんだよね?」
勇「まぁ、概ねそんなところだ。」
占「見つかるといいのですが…」
勇「まぁ、なんとかなるだろう。」
ホ「大灯台はここから東に行ったらあるそうですね。遠いんですか?」
勇「いや、そんなことはないはずだ。すぐ見えると言っていたし」
踊「ま、何はともあれ出発しよう!」
勇「あぁ、そうだな。荷物は置いて行けよ、必要なものだけ持って出発だ」
59 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 22:41:15.42 ID:Dxc1BtA10
ーー大灯台ーー
勇「ここがそう、か」
占「みたいですね」
勇「少し悪い気を感じる…」
占「そうですね、今までよりちょっとばかり手強い敵がいるのかも…」
勇「まぁ、いいさ…。ん、あれは」
占「どうやら人のようですね、声をかけてみましょう。」
勇「すいません」
商人「おお!どなたかはご存知ありませんが丁度良いところに来てくださった。
この灯台に灯っている邪悪な炎を消すつもりでここまで来たのですが…」
商人「此処まで来るのにはあまり力を使わなかったものの、ここの敵は一味違いまして、強さが格段に上がっていると言いますか…。」
商人「もしよろしければ、私のかわりに邪悪な炎を消して来て下さいませんか?」
勇「あぁ、いいぞ。もとよりそのつもりだ」
商人「おお!ありがたい!この灯台には少し前まで聖なる炎が灯っていました。」
商人「そしてその炎の種火が今でもこの灯台のどこかにあるそうです。」
商人「聖なる種火を使えば邪悪な炎も消えるでしょう」
勇「そうか、ご忠告ありがとう。では行くぞ」
商人「ご武運を」
60 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 22:51:30.93 ID:Dxc1BtA10
勇「しかしさっきのもの…」
踊「強かったね〜。」
勇「わかったか…」
踊「うん。一応ね。なんであんなに強い人が進めなかったんだろう」
ホ「素早さで負けてたんじゃないですか?」
勇「ま、その説が有力だろうな」
踊「そんなものかなぁ」
勇「そんなものだよ、ほら」
魔物の群れがあらわれた
勇の攻撃
がいこつけんしAに200のダメージ
がいこつけんしAをやっつけた
踊はイオナズンをとなえた
想像を絶する爆発
さまようよろいAに125のダメージ
さまようよろいBに132のダメージ
がいこつけんしBに103のダメージ
魔物の群れをやっつけた
勇「やっぱりな、こいつらが少し商人より早いんだ、それと多分だが一撃が重い」
踊「そうね、私の攻撃も良く効くみたいだし」
勇「いや、それは多分…踊が強くなっているんだと思うぞ?」
61 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 22:56:39.71 ID:Dxc1BtA10
踊「え?」
勇「気がつかなかったか?さっきの威力相当なもんだと思うのだが」
踊「本当?素直に嬉しいわ」
勇「あぁ、強い仲間がいて、こっちも心強いよ」
占「じゃあ私は別にいらないと」
勇「そんなことは言ってない、大切な役割じゃないか。回復はしっかりしてくれるし」
占「でも、強くなっているとは感じません」
勇「そんなことはないと思うぞ、フバーハあたり覚えてるんじゃないか?」
占「気付いていたんですか…」
勇「一応リーダーだしな、このパーティの」
占「それもそうですね」フフ
勇「さ、先に進もう」
ホ「ラジャー」
62 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 23:01:27.97 ID:Dxc1BtA10
ーー大灯台4階ーー
ゴォォォォォォォ
勇「これが聖なる種火か…」
踊「それより勇者…」
勇「あぁ、気付いている。先程までとは異なった強さを感じる。この上か…」
踊「みたいだね、でも勝てると思うよ」
勇「俺もそう思う、では行くか」
ーー大灯台5階ーー
勇「すごいな…」
勇「ここまでの敵は初めてだ…」
踊「私たちは一度あるんだけどね」
勇「そうなのか…。いやその話は後にしよう、とりあえず敵を倒さねば」
踊「そうね、行きましょう」
みてるよー
64 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 23:14:46.34 ID:Dxc1BtA10
炎の戦士「けけけ。 もえろ もえろ。
じゃあくな ほのおの ひかりで すべての ふねを しずめてしまえ。 けけけけ。
ん! だれだっ!?」
炎の戦士「けけけけ。 ここまで やってくるとは ばかな にんげんだ。
ちょうど よい! この ほのおの なかに なげこんで たきつけに してやるわ! けけけけ。」
炎の戦士があらわれた
灯台タイガーがあらわれた
炎の戦士があらわれた
勇はイオグランデをとなえた
想像を絶する大爆発
炎の戦士Aに242のダメージ
炎の戦士Aをたおした
灯台タイガーに250のダメージ
灯台タイガーをたおした
炎の戦士Bに242のダメージ
炎の戦士Bをたおした
魔物の群れをやっつけた
65 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 23:21:37.73 ID:Dxc1BtA10
ホ「一発ですか…」
踊「相変わらず凄まじいわね…」
占「それにしても思ったより強くなかったですね。」
勇「あぁ、それについてはあれがさっきの気の根源だと思うぞ」
占「なるほど!灯台ですか!確かに魔物を倒したのに邪悪な気が消えないと思っていたんですよ」
勇「そういうことさ」テクテク
勇者は聖なる種火を投げ入れた
邪悪な炎が消え
聖なる炎が輝きだした!
踊「これで終わりね、じゃ商人のとこへ行きましょう」
勇「そうだな」
勇「ルーラ」
66 :
名も無き被検体774号+:2014/02/23(日) 23:22:54.59 ID:Dxc1BtA10
本日はここまで、
また明日書きたいと思っているので
出来れば保守を…
任せい
68 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 00:53:43.95 ID:+OagG6NA0
任せろ
保守&4円
69 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 07:13:59.07 ID:mZ8K63e90
保守保守
70 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 07:19:42.60 ID:OMoQX8UC0
保守
71 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 07:46:03.74 ID:47P8cka70
>>1です、テスト嫌です
ということで学校いってきます
1時くらいには書き込めるかと思います
72 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 13:43:11.09 ID:47P8cka70
@コナンベリー
踊「さぁ!ついたわね〜」
ホ「と、言ってもルーラ使ったので、すぐでしたけどね」
踊「そんなことはどうでもいいのよ!」
ホ「えぇ〜…」
勇「まぁまぁ、とりあえず商人のところに行こうぜ。どこにいるかわかるか?」
占「先程、港の方にいらっしゃると言うのを聞きましたよ」
勇「そうか、では行こう」
73 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 13:47:39.33 ID:47P8cka70
勇「お?あの人だな、おーい」
商「?…あぁ!あなたでしたか。待ってましたよ、邪悪な炎を消してくれたみたいですね」
商「あそこの敵を倒したとなると余程の手練れなんでしょう?」
勇「いや、そんなことはないな。それにあそこの敵は商人でも倒せたと思うぞ」
商「そうですか?いやはや、ありがたい言葉ですね。そういえば、船がもうすぐ完成するんですよ」
勇「おぉ!それは本当か?」
商「はい、明日にでも出発出来ます。そこで相談があるんですが…」
74 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 13:51:15.13 ID:47P8cka70
勇「実はこちらからもあるんだが…」
商「では、そちらからどうぞ」
勇「ありがとう。商人、俺達の仲間となってくれないか?」
商「」!!!
商「わたしもそれを言おうと思っていたんですよ!仲間にしてください、と。」
勇「じゃあ、この交渉は…」
商「成立ということでよろしいでしょう」
勇「ありがとう!これからよろしく頼むぞ」
占「お願いいたします」
踊「よろしくね〜ん」
ホ「よろしくお願いします!!」
商「いえいえ、こちらこそ」
75 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 13:57:47.33 ID:47P8cka70
勇「さて、仲間が増えたのはいいが、誰が馬車に行くんだ?」
商「私が行っていますよ」
踊「馬車の中のもの盗まないでよ〜?」
商「盗みませんよ!!」
勇「じゃあ商人よろしく頼む、ま、今日は宿に泊まろう。明日は海に出るぞ」
ホ「そうでしたね、僕この先は進んだことないので楽しみなんです」
勇「それは俺もだ、ということで誰か、行きたいところはあるか?」
踊「………ょう……」ボソ
勇「ん?何か言ったか?」
踊「いえ、なんでもないわ」
勇「そ、そうか」
76 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 13:59:16.06 ID:47P8cka70
勇「ホフマンは?」
ホ「そうですね、出来ればミントスに行ってみたいところですね」
勇「じゃ、そこでいいな。」
勇「では行こう」
77 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 17:48:55.04 ID:47P8cka70
ーー海上ーー
ホ「意外と弱いんですね、ここらの敵って」
勇「そうだな、だいたいすぐ倒せる」
ホ「それはいつもですけどね」
占「尤もですね」
勇「まぁ、そうなんだけどさ。一応闘争本能があるわけで、」
ホ「もっと強い敵と闘いたいと…」
占「勇者様今まで1ダメージも受けていませんものね」
ホ「えっ!?」
勇「あぁ、ほんとだよ」
ホ「規格外だ…」
78 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 17:58:12.86 ID:47P8cka70
ーーミントスーー
ホ「おぉ!ここがミントス…。」
勇「着いたみたいだな。しかしなんでここに来たかったんだ?」
ホ「言ったじゃないですか、僕はこの街に住むヒルタン老人に弟子入りしたかったんですよ」
勇「ということは…」
ホ「はい、ここでお別れですね。今まで楽しかったです。」
勇「そうか…今までありがとう。戦力としてよく戦ってくれた。ホフマンが世界一の宿屋になることを願っているよ」
ホ「ありがとうございます……踊さん…」
踊「???」
ホ「あの!もし僕が一人前の男になったら僕と…付き合っていただけませんか?」
踊「なっ!!!」カァァァァ
占「あらあら」クスクス
勇「ヒューヒュー(棒)」
踊「うるさいわね!黙ってなさい!」カァァァ
ホ「ダメでしょうか?」
踊「いや、そんなことはないけど…」
79 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 18:03:04.65 ID:47P8cka70
ホ「じゃあなんで!」
踊「……のはじ…なの!」カァァァ
ホ「???」
踊「そう言うの初めてなの!」カァァァ
ホ「…そうだったんですか、でも、嫌なわけじゃあないんですよね?だったら待ちます。いくらでも、僕は心変わりしないと思います。だから…だからもし旅を続けて、道中で僕のことが恋しくなったら、会いにきてください!」
踊「…う、うん。考えとくわ…」カァァァ
ホ「はい!それではみなさん。今まで本当にありがとうございました!皆さんのご武運を心から願っています!」
勇「あぁ、ありがとう。だが、今からホフマンが務めるであろう宿に泊まるんだけどな、俺らは」
80 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 18:09:50.57 ID:47P8cka70
ホ「なっ!?」
勇「すこーし気まずいかね?」ニヤニヤ
ホ「いえ…」
占「まぁまぁ、そんな気を落とさずに」
ホ「うがぁあああああ」
勇「お、壊れた壊れた」ハハハ
踊「うるさい!黙りなさい!」
踊はラリホーをとなえた
ホフマンは眠ってしまった
勇「踊、お前何やってんだよ」
踊「うるさいわね!」カァァァ
占「まだ照れているのね。可愛いわよ姉さん?」
踊「!!!」///
踊「…先に宿に行っているわ」
勇「あぁ、了解した。つれてかなくていいか?」
踊「いい加減にしろ!」カァァァ
勇「ごめんごめん」ハハハ
勇「また後で」
81 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 18:39:17.45 ID:47P8cka70
勇「さて、どうしようかね」
占「とりあえず話を聞いて回りましょう」
勇「そうだな、じゃあ回ろうか」
占「えぇ、そうしましょう」
勇「商人はホフマンを宿に連れて行ってくれ、そのあと物の調達をしてくれると助かる」
商「了解しました、ではお先に失礼します」
勇「じゃ、俺らも行くか」
82 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 18:50:16.97 ID:47P8cka70
ーー数時間後ーー
勇「そんなに情報は得られなかったな。ヒルタンと言う人から宝の地図はもらったのだが…」
占「この×のところに宝があるということでしょうか?」
勇「多分な…。他に情報はないみたいだし、今日のところは宿に戻るか」
占「そうですね」
ーー宿ーー
僧「うーん…うーん…」
爺「大丈夫か?僧侶よ…」
勇「どうしたのだ?」
爺「いえ、共に旅をしている仲間が重い病に伏せてしまったのですじゃ」
勇「容態は?」
爺「よろしくありませぬ。それにわしらの主人である姫が1人で薬を取りに行かれたが心配で心配で…」
勇 (また1人で乗り込んでいるのか、どんな人かは知らないがやはり、強者なのだろうな…うーん、興味がある)
占「では私達が様子を見に行ってきますわ」
爺「本当か!?」
占「えぇ、ついでと言ってはなんですが手助けさせて欲しいとも思っています。いいですよね?勇者様?」
勇「あぁ、俺もそのつもりだった」
爺「おお!ありがたい。では、この爺も連れて行ってはくれぬか?」
勇「別にいいですよ」
爺「では僧侶を宿の方に任せてワシは先に外で待っておりますぞ!では、のちほど!」
勇「占、踊を連れてこい。俺は商人を連れてくる。全員揃ったら出発だ」
占「了解です」
83 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 18:59:27.61 ID:47P8cka70
ーーソレッターー
勇「着いたな」
占「ですね」
爺「まず王様に会いに行きましょう」
勇「…そうだな…」
勇 (やはり一国の姫の護衛とだけあって強いな…ヒャド系を使えるのはまだいなかったから心強い。この旅はなんだか仲間に恵まれているな…」
占「勇者様?行きますよ?」
勇「あ、あぁ、今行く」
84 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 20:56:21.61 ID:47P8cka70
勇「失礼します」
ソ王「おお、よく来たな。ワシはこの国の王様にじゃ。して、要件は?」
勇「パデキアを貰いに来たのですが…」
ソ王「すまんのう…。我が国のパデキアが 全滅してからすでにひさしい。」
勇「…全滅、ですか…。」
ソ王「前の王がもしもの時にと南の洞窟にパデキアの種を保管しておいたそうだが…」
勇「ならば、それを取ってこればよいのですね?」
ソ王「その通りなんじゃがな…いつのころからか洞窟には魔物たちが住み着き太刀打ちできぬ!すまぬのう。パデキアの種さえ あれば望みも叶えられようが。」
勇「いえ、その情報だけで十分ですよ…。僕のパーティはそんじょそこらの物ではございません。必ず、パデキアの種を取ってくることを約束しましょう」
ソ王「本当にいいのか?」
勇「えぇ、南の洞窟ですね?今すぐにでも行ってきますよ。準備は整っているか?」
爺「もちろんですぞ。」
勇「ではソ王様、情報ありがとうございます。行ってまいります」
ソ王「気を付けてくれ、其方等の安全が一番大切だということを忘れるでないぞ!」
勇「わかりました、では。」ガチャ
ソ王「強い方々なのだな…」
おもろい
最近これだけが楽しみ
87 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 22:26:11.12 ID:47P8cka70
意外と見てる人いるんですねww
更新中に書き込むのは邪魔かなーと思いあまり書き込めないの
89 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 22:47:26.70 ID:47P8cka70
ーーパデキアの洞窟ーー
勇「寒いな…大丈夫か?」
占「問題ありませんよ、進みましょう」
勇「ならいいんだが」
爺「しかしこれと言って強い敵も出てきませんな」
踊「そうね、なんだか退屈」
占「まぁまぁ、敵味方なく無駄な殺生がないことはいいことじゃないですか」
勇「…おぉ、いいこと言うなぁ」
占「ありがとうございます」
占 (勇者様の魔物に対する恨みはもう消えたのでしょうか…。以前ほど魔物を前にしての殺気は感じなくなりましたけれど…)
踊 (勇者の気を感じることが少なくなってきた。それほど魔物に対しての恨みがなくなってきたのか、それとも…)
爺 (先ほどから魔物と居合わせた時に感じるこの寒気は一体なんなのでしょうかな?この姉妹はそう感じているようには思えませんし…。いや、この二人は強い、それだからあまり感じなくなっているのかもしれませんな…)
90 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 22:48:25.58 ID:47P8cka70
>>88 コメント見ると書く意欲ますんで
どんどん書いていいですよ
91 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 22:52:35.01 ID:47P8cka70
爺「…ん、あれは?」
勇「宝箱か、開けていいよな?」
踊「いいんじゃな〜い?それに入ってそうだし」
占「構わないと思いますよ」
勇「そうか、じゃ」ギィ
宝箱の中にはパデキアの種が入っていた
勇者はパデキアの種を手に入れた
勇「踊、正解」
踊「やったね!」
占「全く、子供みたいなんだから…」クスクス
爺「では、種も手に入れたことだし、ソレッタへ帰りませぬか?」
勇「あぁ、このフロアに宝はもうなさそうだしな。では、」
勇「リレミト」
92 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 22:53:59.81 ID:47P8cka70
ーー洞窟(外)ーー
勇「どうする?歩くか?」
爺「いえ、早い方がいいですぞ」
踊「歩くのめんどくさいしね」
勇「じゃ、」
勇「ルーラ」
93 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 23:05:53.36 ID:47P8cka70
ーーソレッターー
勇「ソ王、ただいま戻りました。」
ソ王「おお!おおおー!それこそはまさしくパデキアの種!ついについに……。」
ソ王「ささ、その種を早くこの畑に!大丈夫、パデキアはすぐに育つのじゃ」
勇「これでよろしいのですか?」パラパラ
ソ王「ありがとう!これでこの国は救われた!ささ其方もパデキアのねっこを持っていくがよい。」
爺「ありがとうございます。これで僧侶が助かります。」
ソ王「いや、礼には及ばん、こちらも感謝してもしきれないほどなのじゃ、本当にありがとう。」
勇「では、僧侶の元へ行くか。」
ーその時ずっと後ろから王の声が聞こえていた、周りには民衆が集まっているー
「パデキアばんざい!これで、いままで以上に野良仕事にせいが出せるわい!わっはっはっ!」
ー勇者は一言こう呟いたー
勇「王が民衆と共に野良仕事をする。自分から率先して動き、民衆との仲を深めているのか…いい国だな」
ーこの中で爺は自分の国のことを思い出していた。若かりしころの自分、姫が生まれた時の喜び、そして城から人がいなくなった時の絶望をー
爺「やはり国が一つになるのはいいことですな」
勇「そうだな…では、戻るぞ」
勇「ルーラ」
94 :
名も無き被検体774号+:2014/02/24(月) 23:57:19.33 ID:47P8cka70
作者テスト勉強して参る。
一枚暗記するごとに書いていきます
大体40分で終わってくれ…
95 :
名も無き被検体774号+:2014/02/25(火) 01:23:19.09 ID:0UQEbWig0
ーーミントスーー
勇「無事戻ってこれたな」
占「そうですね」
爺「では、早速僧侶の元へ行きましょうぞ」
勇「あぁ、分かってる。…ん?誰かこっちに来るぞ?」
爺「あれは…」
爺「姫様!」
姫「爺!どこに行っていたの!心配したじゃない!」
爺「すみません、姫様が戻って来なかったのでこの方達と一緒に探しに行っていたんですじゃ。パデキアの根っこも無事に取ってきましたぞ」
姫「まあ!あなたたちがパデキアのねっこを!?行っても無かったからもうだめだって戻ってのに本当に嬉しいわ!さあ!早くそのパデキアを僧侶に!」
勇「あ、あぁ」
勇者はパデキアの根っこを僧侶に使った
パァァァァァァァ
僧侶ってクリフトか
97 :
名も無き被検体774号+:2014/02/25(火) 01:31:30.44 ID:0UQEbWig0
僧「うーん……。はっ!姫様!」
姫「よかった!気が付いたのね僧侶!」
僧「お恥ずかしい……。姫様を守るべきわたしが、このような有様だったとは!」
姫「いいのよ僧。魔王を探す旅を続けましょう!」
勇「……………!」
姫「どうかしたの?」
勇「いや、俺らも魔王を倒すために旅をしているんだ」
姫「えっ?勇者も魔王を!?」
勇「あぁ」
僧「以前、勇者の住む村が魔王に滅ぼされたそうです。もしや勇者殿が……。」
勇「噂というのは伝わるものだな…」
姫「まあ!そうだったの!じゃあ一緒に探しましょう!旅は多い方が楽しいしね。」
姫「ダメ…かな?」
勇「いや、いいぞ。感じるに、姫と僧侶は相当な手練れのようだし。」
姫「本当!やった!ありがとね、勇者。これからよろしくね!」
勇「よろしく頼む」
98 :
名も無き被検体774号+:2014/02/25(火) 01:32:59.74 ID:0UQEbWig0
99 :
名も無き被検体774号+:2014/02/25(火) 01:39:43.29 ID:0UQEbWig0
詩人「お待ちください!悪いとは思ったのですが、立ち聞きさせていただきました。
勇者様さまが世界を救ってくれる方だったとは!」
詩人「以前、この宿に泊まった戦士というものが勇者様を探していたのです。」
勇「俺を、か」
詩人「はい、たしか戦士殿は遥か西の国キングレオに行くと申しておりました……。」
踊「!!!」
勇「?どうした踊?」
踊「あ、あの…」ブルブル
勇「お、おい、大丈夫か?」
占「姉さん!大丈夫?」サスサス
占「私が説明するから、向こうで休んでて」
踊「う、うん…。ごめんね?占。」
占「しょうがないよ、あんなことがあったんだから…」
100 :
名も無き被検体774号+:2014/02/25(火) 01:49:29.76 ID:0UQEbWig0
勇「占、あんなことってなんだ?」
占「それを含めて説明しましょう」
占「私達はコーミズという村に生まれました。父親の名前はエドガンと言います。錬金術師として働いていました…」
占「しかし、その父、エドガンが地下室で殺されていました。」
占「父を殺したのは弟子であったバルザック、私達はバルザックのことをよく知っていました。」
占「そして、父を失った私達はモンバーバラという町で、姉は踊り子、私は占い師としてお金を集めていました。どれもこれもバルザックを倒すために、です。」
占「十分にお金が貯まった頃、ついに二人で旅に出かけました。最初は戦闘慣れしておらず、苦戦を強いられることが多かったものの、段々と楽に勝てるようになってきました。」
101 :
名も無き被検体774号+:2014/02/25(火) 01:55:18.07 ID:0UQEbWig0
占「楽に勝てる。つまり自信がつくわけです。私達は自信を持ちました、倒せる、倒すことができる、と。」
占「一度キングレオに行ったときは、鍵が開いておらず、入ることはできませんでした」
占「そこで、コーミズの村へ一度戻って見ることにしました。村の人は私達にとても良くしてくれて、今でも感謝しています。」
占「そして、ある噂を聞きました。父のもう一人の弟子、オーリンの話です。彼はどんなドアも開けてしまうと言う噂を聞いたのです。」
占「私達はオーリンとも面識がありますから、オーリンを探すことにしました。」
占「結果、コーミズから西に行った洞窟でオーリンを見つけることが出来、一緒に旅を続けました。」
102 :
名も無き被検体774号+:2014/02/25(火) 02:03:20.29 ID:0UQEbWig0
占「しかし、キングレオの城に入ったのは良いのですが、王が見当たりません。」
占「オーリンからバルザックはここにいると聞いていたので内心驚きましたが、もう一度だけ話を聞いてみることにしました。」
占「聞くと、キングレオの大臣は臆病で、大きな音がするとすぐに王の場所へ行くと言うのがわかりました。」
占「そこで私達はアッテムトへ向かいました。あそこには鉱山があり、火薬が取れるのです。」
占「しかしそこは地獄のような場所でした。空気中には毒ガスが、家は廃れ道端には骨が落ちている…」
占「しかし行かないわけにも行かず、鉱山の中へ入り、火薬壺を取ってきました。そして大臣の部屋の隣で音を立て大臣を驚かすことに成功しました。」
103 :
名も無き被検体774号+:2014/02/25(火) 02:04:12.47 ID:0UQEbWig0
占「大臣はすぐさま王のいる部屋、隠し部屋だったのですが、そこに入っていきました。」
占「入り方がわかれば
104 :
名も無き被検体774号+:2014/02/25(火) 02:10:04.91 ID:0UQEbWig0
占「大臣はすぐさま王のいる部屋、隠し部屋だったのですが、そこに入っていきました。」
占「入り方がわかったので、私たちも後を追い、そこでバルザックと対面することがでしました。」
占「そこで"進化の秘宝"というものを父が発見したとしりました、そしてそれは世界をも滅ぼすものだと…」
占「そうバルザックは、それを使い世界を滅ぼすつもりだったのです。しかしそれは叶いませんでした。私達はバルザックに戦い、勝ちました。」
占「勝てたのは良かったのですが…さらに強い、キングレオと言う魔物が出てきました。私達には、何にも負けないと言う自信がありましたので、戦いました。」
占「善戦していた方なので、さらに私達は自信を持って戦っていました。いえ、驕っていた、というのが正しいかもしれませんね。」
占「勝てそうだったのです。キングレオにも、しかし…。」
105 :
名も無き被検体774号+:2014/02/25(火) 02:11:02.69 ID:0UQEbWig0
出来れば保守お願いします
106 :
名も無き被検体774号+:2014/02/25(火) 02:11:34.26 ID:0UQEbWig0
寝ます
おやすみなさい
108 :
名も無き被検体774号+:2014/02/25(火) 06:50:17.13 ID:QPQ2txc20
保守
109 :
名も無き被検体774号+:2014/02/25(火) 07:55:03.53 ID:0UQEbWig0
保守
110 :
名も無き被検体774号+:2014/02/25(火) 07:58:04.95 ID:aneAXYPH0
vipじゃないからんな頻発にしなくていいよ
111 :
名も無き被検体774号+:2014/02/25(火) 15:38:22.70 ID:8qL4x6Mq0
テストがんば
俺も今日終わったぜ
初日から応援してる
天空シリーズ面白いもんな
それにしてもパデキアの種とキングレオは苦戦した思い出…
112 :
名も無き被検体774号+:2014/02/25(火) 19:27:46.86 ID:0UQEbWig0
占「しかし、私達は負けてしまいました。善戦してはいましたが、私達は如何せんHPが多い方ではありませんから、長期戦にもつれ込むと弱るのです。」
占「私達が倒れそうになったとき、キングレオは呪文を放ってきました。とどめとして、です。ですがそれを姉さんは…」
占「姉さんは私を庇って呪文を一人で受けてしまい、私の目の前で倒れました。」
占「それと同時に私も目の前が真っ暗になり、その後のことはよく覚えていません」
占「ただ…」
113 :
名も無き被検体774号+:2014/02/25(火) 19:34:27.45 ID:0UQEbWig0
勇「ただ?」
占「その時から姉さんは密閉された空間に一人で居ることが怖くなってしまったらしいのです。」
勇「それで…か」
占「?その後、私達はとある老人に助けてもらい、そしてエンドールの町にたどり着きました」
占「そこで、勇者様と出会ったのです。」
勇「…。そうだったのか…。」
勇「俺は過去のことは振り返らないようにしているから、聞くことはしなかったが、やはり仲間のことは知っておくべきだったな」
占「いえ、勇者様が気にすることではございません。私達も言う気はありませんでしたので…」
勇「そうか…。話してくれてありがとう。ただ、キングレオには行きたいと思っているんだが…。」
114 :
名も無き被検体774号+:2014/02/25(火) 19:42:17.25 ID:0UQEbWig0
踊「それなら大丈夫よ…。」
占「姉さん!もう大丈夫なの?」
踊「えぇ、一応ね。それで、キングレオの話だけど…」
勇「あぁ、本当に大丈夫なのか?」
踊「それはわからないわ、でも今行かなきゃ、この先も行けない気がするの…それに、この面子なら勝てる気がするの、驕りじゃないわ」
勇「じゃあ、行くってことでいいんだな?」
踊「えぇ。明日にでも出発しましょう」
勇「強がらなくていいんだからな、俺は誰一人殺させはしない…。いざとなれば俺が身を挺して君を守ろう」
踊「勇者…」
勇「とか言いそうだよな、ホフマン」
踊「え、あ、うん…」カァァァ
勇「大丈夫だ、前者は本当に思っている事だ。それに、その時になれば俺は皆を守る盾になりたいと思ってる」
勇「だから、安心して、俺たちについて来てくれ、仲間だって増えたじゃないか」
姫「そうよ、楽しく行きましょう?」
踊「姫さん…」
115 :
名も無き被検体774号+:2014/02/25(火) 19:44:31.79 ID:0UQEbWig0
姫「姫、でいいわよ」
踊「姫、ありがとう!」ポロポロ
占「さ、それぐらいにして、今日はもう休んだ方が良いんじゃ無いですか?」
勇「あぁ、そうだな。では明日の朝、フロアに集合でき次第、出発だ」
踊「わかったわ!本当に皆、ありがとね!」
勇「じゃ、解散」
116 :
名も無き被検体774号+:2014/02/25(火) 20:31:26.35 ID:0UQEbWig0
ーー翌朝ーー
勇「準備できたか?そろそろ出るぞ?」
姫「私達のものは全部詰め込んだわ。行きましょう?」
勇「よし、出発だ」
117 :
名も無き被検体774号+:2014/02/25(火) 20:32:35.48 ID:0UQEbWig0
俺キングレオ、アリーナ達無しで戦ってたんだ。すげーむずいと思ってたんだよ、今書いてるのが正解なんだな、うん。
118 :
名も無き被検体774号+:2014/02/25(火) 23:00:17.80 ID:8qL4x6Mq0
>>117 あいつ自動回復あるからなぁ…
辛いよなぁ
119 :
名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 04:26:06.98 ID:Aus4S03F0
ーーキングレオーー
勇「ここが、キングレオか…」
踊「案外大丈夫みたいだわ」
勇「そうか、しかし扉には鍵がかかっているから入れないぞ?」
占「何処かに、魔法の鍵、というものが存在するらしく、それもこの付近にあると言った噂があるのですが…」
勇「ここら辺で在るとしたらどこだ?」
占「コーミズ西の洞窟ですかね」
勇「オーリンがいたとか言う?」
占「はい、しかし…」
120 :
名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 04:29:28.80 ID:Aus4S03F0
勇「どうした?」
占「私達がその洞窟に入った時に、全ての宝箱は見たはずなんです…」
勇「そうなのか…」
占「けれど、もう一度行ってみた方がいいですよね?」
勇「あぁ、特に何かあるわけではないかもしれないが、行くに越したことはないからな」
占「はい、ここからすぐのところにありますよ。」
勇「村とかには寄らなくていいか?」
占「大丈夫です。あそこにはそんなに強い魔物はいないですので…」
勇「ではコーミズ西の村へ」
121 :
名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 04:30:02.50 ID:Aus4S03F0
西の村→西の洞窟
122 :
名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 04:55:58.59 ID:Aus4S03F0
ーー洞窟ーー
勇「やはり何もないな…」
商「いえ、そんなことはございません」
勇「どういうことだ?」
商「私、職業柄からか、宝の匂いを察知できるんです」
勇「ほう、それで?」
商「この会の宝箱、もう一度しっかり調べてみるといいと思います」
勇「なるほど、わかった、ありがとう」
勇「この宝箱で最後、か」ゴソゴソ
カチッ
勇「ん?」
123 :
名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 05:03:39.92 ID:Aus4S03F0
占「!!隠し階段が現れました!!」
勇「なるほど、こう言う仕掛けか…」
踊「早く行きましょ!」タッタッタ
ーー隠し部屋ーー
踊「お父さん…こんな部屋があったなんて」
占「他に変なことしてないといいけど…」
勇「それより鍵だ、どこにある?」
踊「あっちの部屋に宝箱があるわよ?」
勇「これか…よし」ガチャ
勇者は魔法の鍵を手に入れた
勇「あったあった、ではキングレオに戻るとするか。」
踊「ええ、早く戻って、あの憎っくきキングレオを倒したいわ」
勇「元気あるな、よし」
勇者はリレミトをとなえた
124 :
名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 05:08:41.69 ID:Aus4S03F0
本当、文下手でごめんなさい。
急展開すぎます、これ
125 :
名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 05:20:01.21 ID:8DXjahGu0
ゆっくりでええんよ
書きたいようにしなさいな
126 :
名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 06:04:35.47 ID:Aus4S03F0
ーーキングレオーー
勇「パーティは俺、占、踊、姫の4人だ、長期戦にもつれ込むことのないように戦いたい」
姫「えぇ、わかったわ。」
踊「私も隠れて修行してたんだもんね〜」
占「私"達"にしてください」
踊「勇者は知らないだろうけど、私達も隠れて修行してたんだ、大丈夫だよ」
勇「…知ってるよ」
踊・占「えっ!?」
勇「言ったろ?このパーティのリーダーは一応俺なんだ、だったら仲間のことは把握してなければな」
踊「…なによー、せっかく自慢しようと思ったのに…」ボソ
勇「?何か言ったか?」
踊「なにもー?さ、早く行きましょ。戦士とやらは見つからないし、もしかしたら中にいるかもしれないしね!」
勇「あぁ、そうだな」
127 :
名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 06:14:29.27 ID:Aus4S03F0
ーーキングレオ城内ーー
勇「ん?あそこに見えるのは…」
兵士「おら!おとなしくしろ!」
戦「ええい!貴様らごときにこの戦士をおさえられるものか!」
勇「何をやっているんだ?」
戦士「あ、貴方はもしかして…」
勇「勇者だが?」
戦「ぬおおー!ついに探し求めた、勇者殿にお会いすることができた!」
勇「あ、あぁ」
戦「その出で立ち、まさしくお告げ場のお告げの通り!この部屋の中にいるのは世界を破滅せしめんとする、邪悪の手の者と聞きます。」
戦「共に打ち倒しその背後に潜む、邪悪の根源をつきとめましょうぞ!さあ、中へ!」
兵士「く、くそ!くせものだ!であえ であえ!」
128 :
名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 06:58:55.73 ID:Aus4S03F0
ーー王の間ーー
兵士「くせものだ!であえ!であえ!」ガン
戦士「こやつらはわたしが引き受けた! 勇者殿!早くその化け物を!」ギン
兵士「うぉぉぉぉ!!!!」ガチ
キングレオ「わたしはキングレオ。前の王バルザックにかわり、この国を支配するものだ。」
キングレオ「ん?そこの娘!たしかお前は バルザックを仇とやってきた娘では?」
踊「そうよ、それがなんだって言うの?」
キングレオ「バルザックがいなくて残念だったな! わっはっはっ!」
勇「余計な御託はいい、さっさと始めようぜ?」ゴォォォォォォ
占 (また…)
キングレオ「ん?なんだこの気は…。まぁ良い退屈しのぎに丁度よいわ!人間の力の無さを思い知らせてやろう」
キングレオ「お前たちをそのような脆い生き物に作った、神を恨むよい!」グァァァァ
129 :
名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 07:07:37.87 ID:Aus4S03F0
キングレオがあらわれた
姫の攻撃!キングレオに134のダメージ
勇者の攻撃!キングレオに210のダメージ
踊はメラゾーマをとなえた
キングレオに125のダメージ
占はフバーハをとなえた
キングレオの攻撃!踊に53のダメージ
キングレオはギラをとなえた
勇者はダメージを受けない
踊に32のダメージ
姫に25のダメージ
占に46のダメージ
130 :
名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 07:20:22.67 ID:Aus4S03F0
姫の攻撃!キングレオに142のダメージ
勇者の攻撃!キングレオに240のダメージ
踊はメラゾーマをとなえた
キングレオに130のダメージ
占の攻撃!キングレオに56のダメージ
キングレオをたおした
キングレオ「こ、このわたしがやられるとは……。お前たちはいったい、何者だ……。もしや!地獄の帝王様を滅ぼすと 言われる勇者……。」
キングレオ「まさか!その勇者なら魔王様が既に殺したと……。」
勇「!!」ゴォォォォォォ
勇「……黙れ」ザシュ
姫「!!?」
キングレオ「ぐふっ!」バタ
姫 (最後の、あの殺気はなに!?とてもこの世の物とは思えないわ!!)
131 :
名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 14:14:57.49 ID:Aus4S03F0
勇「…戻るか」
姫「え、えぇ…」
タッタッタッタッ..ガチャ
勇「ん?」
大臣「王様!王様!」
勇「…キングレオなら俺が倒したぞ」
大臣「なんとキングレオさまを倒した!? あわわわ……。お許し下さい!」
勇「さて、どうするかな」
大臣「そ、そうだ!情報!情報をお渡しします!」
勇「ほう、してそれは?情報次第では…」
大臣「ひ、ひぃ!実は、憎きバルザックは、サントハイムのお城います!どうです?やくにたったでしょ。」
姫「!!!」
勇「どうした?姫」
姫「勇者、そこは私の故郷なの…。そこを魔物の住処にされるなんて御免だわ。だからそこに向かってくれないかしら…」
勇「踊、占、お前らはどうだ?」
踊「仇を撃てるならなんでもいいわ」
勇「だとよ、よかったな命拾いしたぞ」
大臣「は、はい!では失礼します!」ガチャ
戦「勇者殿、少しよろしいか?」
132 :
名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 14:31:08.78 ID:Aus4S03F0
勇「どうかしたか?戦士殿」
戦「戦士と、呼び捨てでよろしいですよ。」
勇「そうか、では改めて、どうかしたか?戦士」
戦「先程の戦いぶり見事なものでありました。私の何倍もの戦いのセンス…。それに加え呪文も使いこなせていると見た。」
勇「…褒めてくれているのか?」
戦「はい、その通りでございます。ですが本題はここからです。今の勇者殿のパーティに私を入れてはくれませぬか?必要ないかもしれないですが…」
勇「いいぞ」
戦「え!?」
勇「もとよりそのつもりだ。一人で乗り込み、弱いとはいえ、兵士を3人も相手して、それに勝てるだけの実力。とても欲しい人材だ」
戦「勇者殿…」
133 :
名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 19:36:30.82 ID:Aus4S03F0
戦「ありがとう!」
勇「こちらこそ、よろしく頼む」
戦「はい!では、私は先に馬車の方へ行っていますね」タッタッタ
勇「…なんとか仲間になってくれたな」
占「勇者とその周りに7つの光…」
勇「これのこと、でいいんだよな?」
占「きっとそうなのでしょう。このパーティは世界に光をもたらす、導かれし者たちなのです」
勇「ならば、この先どんなことがあっても、俺たちは、俺たちだけは挫けないでいよう。どんなに皆が絶望しても、俺たちが希望となろう。そうしてこの世界を救っていきたいと思う…」
占「勇者様…」
姫「勇者、貴方意外と良いこと言うわね、賛成よ!私達が希望となりましょう!」
踊「私も賛成するわ」
占「もちろん、私もですよ」
134 :
名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 20:28:12.18 ID:Aus4S03F0
勇「ありがとう…!!」
姫「てことで、勇者、次の行き先なんだけど…」
勇「わかってるよ。サントハイム?に行けばいいんだろ?それなら今日は休んで、明日出ようか」
踊「それでいいと思うわ」
占「では、皆さんにお伝えしませんとね」
勇「そうだな、この城から出ようか」
勇 (ここの敵もそこまで、というより全く強くなかった…。旅を進めてくうちに敵が強くなると思っていたが…。いや、侮れないな。あの幼を倒した敵がこの世界の何処かにいるんだから…)
踊「?どうしたの勇者?」
勇「なんでもないよ、じゃあ行こうか」ガチャ
135 :
名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 20:37:08.85 ID:Aus4S03F0
ーーコーミズーー
勇「〜〜ということなんだ。」
爺「…なるほど、我らが城が…」
僧「私達が城を空けていた隙に魔物に…」
勇「あぁ、だから次に向かうのはここにしようと思うんだが」
商「私はなんでも良いですよ」
戦「私もだ」
勇「そうか、では明日の朝出発とする。それまでは自由行動でいいぞ」
勇「あ、商人は旅の用意を整えてくれ。」
商「了解しました」
勇「皆、装備など整えてきていいぞ、金はここにある」ジャラジャラ
勇「では、解散。」
勇者太っ腹
137 :
名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 21:50:32.53 ID:Aus4S03F0
ーー女子部屋ーー
姫「ねぇ、占さん。」
占「はい?なんでしょう?」
姫「勇者のことなんだけど…」
ーー宿宿(庭)ーー
戦 (キングレオと戦っていたときに感じたあの冷気…凄まじいものだった。そして勇者殿のあの太刀打ち、私には到底できるものではないな…)
戦 (しかしあの冷気はいったい何だったのだ?特にとどめを刺した時だ…。勇者殿は魔物をそれほどまでに恨んでいるのだろうか…)
勇「おぉ!戦士!こんなところで何をしているんだ?」
戦「これは勇者殿、私の日課である素振りを少々…」
勇「戦士の強さは十分じゃないか?」
戦「!いえ、まだ勇者殿の足元にも及びませぬ」
勇「それは言い過ぎだ。少なくとも俺は戦士を買ってるぞ?素早さこそないが、ここぞと言う時の一撃は俺にも止められないだろうな」
戦「そこまで言ってくれるのですか…」
勇「あぁ、それだけの実力の持ち主だと思っているよ」
戦「!!ありがとうございます。しかし、勇者殿は何故ここに?」
勇「いや、体を動かしにな。上手く寝付けん」
戦「ではご一緒に、どうですか?」
勇「あぁ、そうさせてもらおう」
138 :
名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 21:53:40.11 ID:Aus4S03F0
ーー翌朝ーー
勇「皆、準備は出来たか?」
踊「出来たわよ」
爺「大丈夫ですぞ」
勇「商人、持ち物は?」
商「整理しときましたよ」
勇「よし、大丈夫だな、出港しよう!」
139 :
名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 22:41:25.28 ID:vQxSyBNg0
見てるかんな
かなり面白いよ
141 :
名も無き被検体774号+:2014/02/26(水) 23:12:35.31 ID:Aus4S03F0
明日書きます。
すいません、課題終わりませんww
142 :
名も無き被検体774号+:2014/02/27(木) 16:59:20.64 ID:qFSIZurp0
テスト終わったああああああああ
書きます。出来れば展開させたい…
143 :
名も無き被検体774号+:2014/02/27(木) 17:16:53.98 ID:qFSIZurp0
ーーサントハイムーー
姫「帰ってきたわね、でも…」
勇「邪悪な気が蔓延しているな…」
姫「本当に魔物の住処になっちゃってたのね」
勇「バルザックを倒せば全て住む話さ」
姫「そうね、それに踊達の敵討ちも達成できるわけだし」
踊「そうよ、さっさと終わらせましょ」
勇「あぁ、そのつもりだ」
勇「それと、今回は戦士をパーティに加えたいと思う」
戦「よろしくお願いします。」
勇「基本、肉弾戦となるだろうが踊!」
踊「なに?」
勇「援護射撃、よろしく頼むぞ」
踊「はーい、まっかせといて〜、とっておきもあるからね」
勇「それは心強いな。みんな準備はできたな?入るぞ?」ギィ
144 :
名も無き被検体774号+:2014/02/27(木) 17:23:41.41 ID:qFSIZurp0
ゴォォォォォォ
勇「これは…」
戦「中に入るとさらに良くわかりますな」
姫「相当強い魔物のようね…」
踊「まぁ、勇者なら関係ないだろうけど」
勇「いや、どうだかな」ハハ
踊「笑ってる余裕があるなら大丈夫よ」
姫「そう言う踊も余裕そうじゃない」
踊「それだけ勇者を信頼してるのさ。それに生きて帰る理由があるからね。こんなとこでは死にたくないよ」
姫「理由、か。私はここが家だったからな…。もう帰るところなんてないけどさ、それでも爺と僧侶といるのは楽しいからね。私もやっぱりまだ死ねはしないな」
踊「ね?生きる理由があるだけで、余裕って結構持てるものよ」
戦「強い方たちですな」
勇「それは、俺の仲間になるくらいだからな。話はもういいか?この先みたいだぞ、バルザックとやらがいるのは」
姫「いいわよ、行きましょう」
勇「いい面構えだ」
145 :
名も無き被検体774号+:2014/02/27(木) 17:43:54.90 ID:qFSIZurp0
ーーサントハイム王の間ーー
バルザック「やはり来たか!エドガンの 娘よ!再びこうして、あいまみえるとはな!」
踊「前回は私が勝ったけどね。それより何?その姿は」
バルザック「どうだ!見違えたであろう! もはや魔王様も……いや、魔王のやつもわたしには、及ばないだろう。さあ、来い!愚かでひ弱な人間共め!」
バルザックがあらわれた!
ゴォォォォォォ
戦「!!!」(また!!!)
姫の攻撃!会心の一撃!
バルザックに204のダメージ
勇の攻撃!バルザックに206のダメージ
踊はイオナズンを唱えた!
想像を絶する爆発!バルザックに154のダメージ
バルザックを倒したーー▼
勇「えっ!?」
バルザック「そ……そんなバカな……。完璧なはずのわたしの身体が、打ちのめされるとは……。」
バルザック「しかし!進化の秘宝あるかぎりわたしは滅びぬはず……。いまに……いまに……ぐふっ!」
勇「…お世辞にも強いとは言えなかったな…。寧ろキングレオの方が強かったぐらいだぞ」
踊「…そうね、HPが少なかったのかもしれないわ」
戦「…しかし、あの邪悪な気は何だったのでしょう?異様なものだと感じましたが…」(そして…)
勇者の通常攻撃=アリーナの会心の一撃+2
えっ
147 :
名も無き被検体774号+:2014/02/27(木) 18:49:58.86 ID:qFSIZurp0
>>146 会心の感覚鈍ってるんですよ
どれくらいがいいですかね?
ダメージに他意はありませんし
この話は勇者が無双の世界なので…
148 :
名も無き被検体774号+:2014/02/27(木) 19:19:13.33 ID:qFSIZurp0
ミニデーモンA「実験は失敗だったようだな。魔王様に報告せねば……。」
ミニデーモンB「進化の秘宝を完成させるにはやはり、黄金の腕輪が必要なのだ。
暗黒の力を増幅させるという…黄金の腕輪!」
ミニデーモンC「黄金の腕輪をテに入れ、 進化の秘宝を完璧なものとしたとき……。
そのときこそ、我ら暗黒の種族の時代がこようぞ!わっはっはっ!」
149 :
名も無き被検体774号+:2014/02/27(木) 19:27:42.63 ID:qFSIZurp0
ーーサランーー
姫「懐かしいわね…。サランの町は変わってなくて安心したわ。」
勇「…そうか。長旅で皆も疲れただろう、今日は休んでいいぞ。」
姫「私は少し皆に顔出してきてもいい?」
勇「あぁ、自由行動だ、明日やることもないからゆっくりしていけよ」
姫「ありがとう」
勇「気に病むことはないさ、じゃ一旦解散しよう」
150 :
名も無き被検体774号+:2014/02/27(木) 19:33:28.17 ID:qFSIZurp0
姫「ここの人は、城の皆が何処に行ったかわかるかしら…」
姫「すみません!」
村人「はい?どうしかしましたか?」
姫「隣のお城には人の気配がありませんが、どうかしたんですか?」
村人「サントハイムのお城ですか…。あそこの人たちはある日を境に人っ子一人いなくなってしまったのです。何処かへ行ったかのか、それとも魔物に殺されたのか…」
姫「そうなんですか…。ありがとうございます」
村人「すいませんね、私もよく知らなくて…」
姫「いえ、他の人にもあたってみますね」
村人「それがいいと思うわ」
姫「では、失礼します。」
151 :
名も無き被検体774号+:2014/02/27(木) 19:45:24.23 ID:qFSIZurp0
姫「やはり、わからないか…」
ドン
姫「あっ、すいません。」
兵士「いえ、こちらこそ…」
兵士「!!もしかして姫様ですか!?」
姫「えっ!?えぇ、そうよ…。でもなんで?」
兵士「おお!姫様!お久しゅうございます!」
兵士「わたしは昔、サントハイムに仕えていた戦士です。王様は夢のお告げを、城の皆に伝えようととしたのです。」
兵士「残念ながらその朝、わたしは用事でお城を出てしまったのですが……。地獄の帝王について王様より話があるらしいと大臣が申しておりました。」
姫「…夢のお告げ…。地獄の帝王…。」
兵士「何はともあれ、姫様が無事で、何よりです!」
姫「えぇ、ありがとう」
姫「そのこと、もっと詳しく知っている人を知らないかしら?」
兵士「確かこの町には学者という人がそのことに調べていた気が…。あと王様のしつけ係がこの町にいたはずです。ご高齢の方なので今もいるかはわかりませんが…」
姫「それだけわかれば十分よ!どうもありがとう!」
兵士「いえ、姫様のお役に立てて光栄です!では、失礼させていただきます!」
姫「はい。じゃあね」ニコ
姫「お告げ…かぁ、それを聞いて皆が安全なところに逃げてるといいなぁ…」
152 :
名も無き被検体774号+:2014/02/27(木) 20:10:27.66 ID:qFSIZurp0
ーーサントハイムーー
勇「…さっきのあの気…」
勇「やはり気のせいではないな、ただ、バルザック本人からしたものと言うよりは、違う別のものから来たような…」
勇「?あの時はバルザックを倒すことしか考えていなかったのか…こんなところに扉がある…」
勇「あくかな?」ガチャ
勇「あいたみたいだな」ギィ
勇「宝箱、か」ギィ
マグマの杖を手に入れた!
あやかしの笛を手に入れた!
力のタネを手に入れた!
勇「用途がわからんな…。まぁ持っておくに越したことはないか」
勇「…他に見落としはなさそうだ、そろそろ帰るか…」
153 :
名も無き被検体774号+:2014/02/27(木) 21:02:34.72 ID:qFSIZurp0
ーーサランーー
姫「…ここが学者の家ね…」コンコン
学者「はーい?」ガチャ
姫「すみません、お伺いしたいことがあるのですが…」
姫「あ、申し遅れました、私は姫と言います。」
学者「ふぅん、姫さんね、分かったよ。上がっていきな」
姫「ありがとうございます。」バタン
学者「それで、聞きたいことって?」
姫「ちt…あ、いえ、隣の城の王のことについてなんですが…」
学者「王様が未来を知る、と言う話かな?」
姫「私は詳しくはしりませんが、そうなのですか?」
学者「王様、と言っても一昔前のサントハイムの王様のことだよ。しかし、あの王族は血が途絶えてないからね、もしかしたら消えた王様も知ることが出来たかもね…」
姫「なるほど…そんなことが出来たんですか…」
姫「有益な情報を与えてくださりありがとうございました!」
学者「もういいのかね?」
姫「はい!次は老人さんのとこへ伺いたいと思っています。」
学者「そうか、君は隣の国の姫様だろ?」
姫「!!…違いますよ」
学者「隠さなくたっていいさ、誰に言うつもりもない。ただ…」
154 :
名も無き被検体774号+:2014/02/27(木) 21:05:38.83 ID:qFSIZurp0
学者「ただ、もう少し周りを見て行動しなさい。色々なことが見えてくるよ」
姫「そうですね、少し無鉄砲な所はあると思ってるんです。」
学者「いい仲間に恵まれたんだな。安心して無鉄砲になれるなんて」
姫「それはもう素晴らしい仲間たちですよ」ニコ
学者「そうか、君たちが生きて帰ってくることを心から祈っているよ」
姫「ありがとうございます。では失礼しますね」ガチャ
学者「あぁ、お気をつけて」バタン
155 :
名も無き被検体774号+:2014/02/27(木) 21:46:10.45 ID:qFSIZurp0
姫「老人の家…」
姫「すみませーん」コンコン
婦人「はーい」ガチャ
姫「あの、老人さんいらっしゃいますか?」
婦人「あぁ、お爺さんなら家の中にいるわ、入っていく?」
姫「お言葉に甘えさせていただきます」
婦人「いらっしゃいな」
ーー老人の部屋ーー
婦人「お爺さん、お客さんだよ」
老人「ワシにか?珍しいのう」
老人「そちらの方で、よろしいかな?」
姫「はい、私、姫と申します。老人さんが昔、隣国の王のしつけ係だったと聞いて、少し質問させていただきたいと思い、お伺いさせていただきたきました。」
老人「そうかい、して用件は?」
姫「国王の予知夢のことですが…」
156 :
名も無き被検体774号+:2014/02/27(木) 21:54:21.76 ID:qFSIZurp0
老人「あぁ、そのことかい。よく覚えているよ」
姫「本当ですか!?少し聞かせてください」
老人「あいわかった」
老人「王様がまだ子供のころじゃ。夜中、うなされて起きたと思ったら王様が、わしにせがむんじゃよ。」
老人「ボクの娘が困っているから、立て札を立てておくれよ、ってな。」
姫「何処に立てたか覚えていますか?」
老人「さあ……。どこに立てたか……。なんて書いたかまでは覚えておらんのう。」
姫「そう…ですか。」
老人「すまんのう、役に立てんで」
姫「いえ、十分に有益な情報ですよ、きっと城かこの町の何処かに立て札は立っているでしょうね」
老人「ああ、ワシもそんな気はするぞい」
姫「こんな時間に押しかけてすみませんでした。」
老人「いやいや、ワシも昔話ができて楽しかったぞい」
姫「そう言っていただけると幸いです」
姫「では、そろそろ宿に戻りますね。老人さん婦人さん、今日は本当にありがとうございました。」
姫「それでは、失礼します。」
157 :
名も無き被検体774号+:2014/02/27(木) 21:59:30.10 ID:qFSIZurp0
ーー宿ーー
姫「〜〜と言うことらしいわ」
勇「なるほどな、そして立て札がこの町の何処かにあると」
姫「きっとね、サントハイムの城は私が駆け回ってたけれど、それらしいものは見つからなかったし」
勇「それで、何処か手がかりはあるのか?」
姫「だいたいね」
勇「ほう、どこにあるんだ?」
姫「教会の裏が怪しいと思うの。あそこは鍵がないとあかないし…」
勇「そんなとこがあるのか…。いつ行く?」
姫「明日の朝で十分よ」
勇「そうか、じゃあ明日の朝また会おう。すまないがもう眠いんだ」フアァァ
姫「大きなあくび」クスクス
勇「うるさい」
姫「はいはい、おやすみなさい」
勇「おやすみ」
158 :
名も無き被検体774号+:2014/02/27(木) 22:00:01.10 ID:qFSIZurp0
※別に2人部屋じゃないからね!
159 :
名も無き被検体774号+:2014/02/27(木) 22:01:12.44 ID:d9JiQVub0
追いついた
面白すぎて一気に読んだw
160 :
名も無き被検体774号+:2014/02/27(木) 22:03:38.47 ID:qFSIZurp0
161 :
名も無き被検体774号+:2014/02/27(木) 22:10:10.80 ID:qFSIZurp0
ーー翌朝ーー
勇「じゃあ行くか」
姫「えぇ、そうしましょう」
勇「で、どこにあるんだ?教会は」
姫「え、知らないの?」
勇「この町はじめてだからな」
姫「昨日なにしてたのよ」
勇「なにって、ナニだよ」
姫「なっ!!」カァァァァ
勇「嘘に決まってんだろ、レベル上げがてら戦士と一緒に修行してたんだよ」
姫「こんのアホ勇者!」ポカポカ
勇「痛い痛い、ごめんって。さっさと行こうぜ、もう」
姫「もうはこっちのセリフだ!」
162 :
名も無き被検体774号+:2014/02/27(木) 22:16:59.50 ID:qFSIZurp0
ーー教会ーー
勇「ここでいいのか?」
姫「いいはずよ」
勇「しかし、扉が見当たらないぞ?」
姫「おかしいわねぇ。一度屋上に出て見ましょう」
勇「わかった」
ーー屋上ーー
勇「確かに、立て札はあったが…」
姫「でしょ?屋上きたおかげで、行き方もわかったわ」
勇「本当か?なら早く行こう」
姫「そうね、でも急ぐ必要もないし、ゆっくり行きましょう?」
勇「なんだか尤もな意見だな」
姫「一応、一国の姫だったからね」
勇「一応、今も、な」
姫「それもそうね」クスクス
163 :
◆cBGFvzDL4k :2014/02/27(木) 22:48:40.32 ID:qFSIZurp0
これでつくのか?
164 :
◆cBGFvzDL4k :2014/02/27(木) 22:55:22.21 ID:qFSIZurp0
続きは明日。
書き溜めできればやっとく。
がんばれー
166 :
◆cBGFvzDL4k :2014/02/28(金) 17:05:50.13 ID:B85ZpSka0
もうちょい待ってて下さい
167 :
◆cBGFvzDL4k :2014/02/28(金) 17:22:13.82 ID:B85ZpSka0
よし、
168 :
◆cBGFvzDL4k :2014/02/28(金) 17:34:44.49 ID:B85ZpSka0
ーー立て札ーー
姫「これよ!」
勇「あぁ、見ればわかる」
姫「何よその態度!…まぁいいわ読んで見ましょう
ー未来のボクの娘へ
今君は、きっと困ってるはずだから
いいこと、教えてあげるね。
お空の、ずっと上には
天空のお城があって
竜の神様が住んでるんだって。
竜の神様はとても強くて
大昔、地獄の帝王を
闇に封じ込めたくらいなんだ。
天空のお城のことは
北の海の、スタンシアラの人々が
詳しいと思うよ。
サントハイムの王様よりー
姫「お父様…!!」
勇「なるほどな」
姫「ありがとうお父様……。ありがとう……。」ポロポロ
勇「お、おい」アセアセ
姫「…あ、ごめんね。」グシグシ
姫「お父様は生きてるわ、これは絶対よ」
姫「これで生きる理由がまた見つかった」
姫「私は、絶対生きてお父様達ともう一回会うわ。」
勇「そうか、いいと思うぞ」
勇「そこで、次の目的地なんだが…」
姫「えぇ、スタンシアラと言うところでいいわよ。私もその天空のお城は気になるもの」
勇「じゃあ、皆に伝えないとな。出発は明日だ」
姫「そうね、宿に戻りましょうか」
169 :
◆cBGFvzDL4k :2014/02/28(金) 19:58:55.64 ID:B85ZpSka0
ーー宿ーー
勇「〜〜と言うわけなんだ。」
僧「なるほど、国王様が…」
商「天空の城ですか…それに竜の神様…本当にあるなら行ってみたいですね」
勇「あぁ、だから次の目的地はスタンシアラに行きたいと思う。そこに行けば少しはわかるらしいしな」
商「あそこは水に囲まれてますからねぇ。交通手段は船しかありませんね」
僧「次の目的地が決まったのはいいんですが…いつ出るんですか?」
勇「明日の朝には出たいと思っている」
戦「では今から準備せねばなりませんな」
勇「すまんな、いつも急で」
戦「いえ、別に困ってるわけではないので。」
勇「そうか…では俺は寝させてもらう。今日はもう疲れた。旅の道具を整えたかったら金は好きに使っていいぞ、置いておく」
商「今回は特別何かは?」
勇「今回はないな、ゆっくり休んでくれ。じゃあ寝てくるよ、おやすみ。」
商「おやすみなさい」
爺「…」zzz…
170 :
◆cBGFvzDL4k :2014/02/28(金) 20:02:39.99 ID:B85ZpSka0
ーー翌朝(船)ーー
勇「さぁ、準備は出来たか?」
戦「こちらは概ねオッケーですぞ」
勇「女子の方は?」
踊「私たちもオッケーよ」
勇「そうか、今回はそんなに長旅ではないはずだけれどな。何があるかはわからない、各自自分の役割をこなすように」
一同「はーい」
勇「あ、それと魔物が出たら大声で叫ぶように、一人での戦闘は避けたいからな。」
占「了解しました」
勇「では出航だ!」
171 :
◆cBGFvzDL4k :2014/02/28(金) 20:22:09.78 ID:B85ZpSka0
ーースタンシアラ前ーー
勇「ついたな」
戦「はい、しかし途中の魔物が強かったですな、これからはあのレベルがゴロゴロ出てくるんでしょうか」
僧「けれど勇者様は軽々倒してましたね、本当凄いお方だ」
勇「いや、戦士も僧侶も軽々倒していたぞ。十分に強いさ、自信を持って」
戦「ありがたきお言葉です」
僧「そう言っていただけると嬉しいです」
商「しかし、本当に水の都みたいな国ですねぇ」
戦「そうだな、いいところだ」
僧「そうですね!僕も好きですこの国」
勇「さぁ、そろそろ街に入るぞ」
172 :
◆cBGFvzDL4k :2014/02/28(金) 20:30:08.01 ID:B85ZpSka0
ーースタンシアラ城下町ーー
僧「わぁ、本当に綺麗なところだ」
戦「町が水の上に作られているのか…」
商「此処での移動はいかだみたいですね。」
僧「でも、どこにあるんでしょう?」
勇「それならさっき借りてきたぞ」
商「…早いですね、ボクの商人としての名が…」ボソッ
勇「ん?何か言ったか?」
商「いいえ!それよりも先に、宿に荷物を置きに行きましょう!それから町の人に話を聞いて、それから王様に会いに行きませんか?」
戦「商人殿の、言う通りだな、ひとまず休もう」
勇「そうか、では宿屋に言っていてくれ、先に町の人に話を聞いているよ」
僧「僕も勇者様とご一緒しますね」
戦「あぁ、ではまた」
勇「あ、そうだそうだ、今日は王様のところに行かないからな、そこだけは覚えていてくれ」
商「わかりました」
一応しえんな
初日からいるってこの前言ってた者だ
面白いよ
毎日楽しみにしてる
俺も天空シリーズ大好きだからな
頑張って完結させてくれよな
175 :
◆cBGFvzDL4k :2014/02/28(金) 22:54:53.90 ID:B85ZpSka0
ーー宿ーー
戦士「わたしは てんくうのかぶとを さがして ここまで きたのだ。
うわさでは ここの おうさまが もっているらしいのだが……。」
老商人「うーん。 いいネタは ないものか……。
こんな ごじせいなのに おおわらいしたいなど わけが わからぬ おうさま だわい。」
ーー教会ーー
シスター「カミさまは てんくうのしろに すんでいて いつも わたしたちを みまもっているのですわ。」
ーー酒場ーー
神父「いくら カミに いのったところで じごくの ていおうとやらが せかいを ほろぼしてしまうのだ……。
これが のまずに いられるか! ひっく……。」
ーー民家ーー
老人「ここ スタンシアラには ふるくから てんくうのしろに まつわる いいつたえが あってな……。
おしろの がくしゃが くわしいはずじゃ。」
176 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/01(土) 18:59:34.76 ID:Nm5IWfGO0
ーー宿ーー
勇「結構な量の情報が集まったな」
僧「そうですね」
勇「天空の城が実在するという噂も、ここではよく聞かれた」
僧「それに、この国の王が笑いたがっている、ということも」
勇「あぁ、笑わせることが出来たら褒美がもらえるらしいが…」
僧「何なのでしょうか?」
勇「わからん、が、とりあえず明日はあってみようと思う」
僧「僕もそれでいいと思います。」
勇「では明日は早くに出発するぞ、今日はもう休もう」
僧「わかりました、おやすみなさい」
勇「おやすみ」
勇 (天空の兜…か)
177 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/01(土) 19:31:58.89 ID:Nm5IWfGO0
ーー王の間ーー
勇「お初にお目にかかります、王様」
王「よくぞきた!して、貴殿の名は?」
勇「勇者、と申します」
王「ほほう…勇者と申すのか。わしのおふれは知っておろう!」
勇「えぇ…一応ですが…」
王「さあはやく笑わせてくれ!」
勇「…………」
王「どうした?早くせぬか!」
勇「…電子辞書で節電支持紹介」
王「……」
勇「……」
王「つまらぬ……。出直してまいれ。」
勇「やっぱりですか…」
178 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/01(土) 19:45:13.22 ID:Nm5IWfGO0
ーー街中ーー
僧「ダメでしたねぇ…」
勇「わかってたけどな」
僧「そうなんですか…」
勇「ま、一応挑戦だけしようかな、と」
僧「なるほど…ん?一応?」
勇「あぁ、ダメだったら次の策は考えてある」
僧「そうなのですか!?」
勇「これまた一応な。町の人に聞いたらパノンと言う芸人がモンバーバラにいるらしい」
僧「モンバーバラと言えば、踊さん達の故郷ではありませんか?」
勇「厳密に言うと違うけどな、けど俺は一度訪れたことがあるからな、ルーラでちょっと行ってこようと思う」
僧「…なんで1人で行ってるんですか…」
勇「暇つぶしがてら散歩してたら迷った」ドヤ
僧「………」
勇「その目をやめろ、哀しい目をするな」
僧「じゃあ、今回は迷わないように行ってきて下さいね?」ニコ
勇「怖いわ!けどまぁ、行ってくる」
勇者はルーラをとなえた
179 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/01(土) 19:54:48.84 ID:Nm5IWfGO0
ーーモンバーバラーー
勇「さーてと、探すかな」
勇「すみません…」
大男「うん?なんだい?」
勇「この町にパノンと言う芸人は居ると伺ったのですが…」
大男「パノン?あぁ、いつも俺たちを笑わしてくれるよ!今夜もステージがあるんじゃないかな?」
勇「今会うことはできますかね?」
大男「どうだろうなぁ…一応楽屋には居ると思うけど、入れないと思うぞ。話があるならやっぱり夜だな」
勇「そうですか…。ありがとうございました。」
大男「おおう」
180 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/01(土) 20:00:46.65 ID:Nm5IWfGO0
ーーモンバーバラ(夜)@ステージーー
勇「ここか…」
パ「こんばんわー!今日もたくさんの人がきてくれているね僕は嬉しいよ…」
ーーパノンのステージ終了後ーー
勇「この人、本当に面白い人だな」プルプル
勇「さぁ、話をしに行くか」
ーーパノン楽屋ーー
勇「すみません」
パ「ん?なんだい?」
勇「あ、パノンさんですよね?」
パ「いかにも、何か用かな?」
勇「いえ、貴方に折り入ってお話が…」
パ「あー、すまないが明日の昼、もう一度きてくれないか?今日はもう寝たいんだ」
勇「そうですか、はい、わかりました。では明日の昼もう一度お伺いさせていただきます。失礼しました」ガララ
パ「…話ってなんだろうなぁ♪」
181 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/01(土) 20:17:57.53 ID:Nm5IWfGO0
完結いつするんだろこれ
182 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/01(土) 20:21:54.86 ID:Nm5IWfGO0
ーー翌日(昼)@楽屋ーー
勇「失礼します」ガチャ
パ「やぁ!よく来たね、そこにかけなよ」
勇「ありがとうございます。」
パ「それで?話があるんだろ?」
勇「はい…そのことなんですが…」
ー勇者は語った、自分たちが何故旅をしているか、そして今どういう状況であるかなどを事細かに語ったー
パ「なるほどねぇ、それで僕に王様を笑わして欲しいと…」
勇「はい…どうでしょうか?」
パ「…うん!楽しそうだね!いいよ!ついていく」
勇「本当ですか!ありがとうございます!」
パ「いいよいいよ、さ、早く行こう?」
勇「わかりました、では」
勇者はルーラをとなえた
183 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/01(土) 20:39:42.33 ID:Nm5IWfGO0
ーースタンシアラーー
僧「…!!勇者様!!」
勇「悪いな、少し遅れた」
僧「それは大丈夫ですが…!そちらの方が?」
勇「あぁ、芸人のパノンさんだ」
勇「パノンさん、こちら僕の仲間の僧侶です」
僧「よろしくお願いします」
パ「うん!よろしく!」
パ「で、いつ王様のところに行くの?」
勇「できれば今から行きたいんですが…」
パ「わかったよ♪じゃあ行こうか!」
勇「いいんですか!?ありがとうございます!!」
184 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/01(土) 20:40:12.50 ID:Nm5IWfGO0
ーー王の間ーー
勇「お久しぶりです、王様」
王「また主か…今日こそは笑わしてくれるのだろうな?」
勇「今回は私ではございません、この男が笑わしてくれるでしょう」
王「そうか、ではやってみてくれ」
パ「…………」
王「どうした!はやくせよ!」
パ「お言葉ですが王様。私には王様をを笑わせることなどできません。」
王「…………?」
パ「…ですが…」
185 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/01(土) 20:41:00.12 ID:Nm5IWfGO0
パ「ですが私を連れてきた、この者たちなら、きっと!笑わせることができるはず!」
パ「どうかこの者たちに、天空の兜をお与えください!この者たちは世界を救い、人々が、 心から笑える日を取り戻してくれるでしょう。」
王「うーむ……。」
王「パノンとやら!よくぞわしの心を見抜いた!わしがこのおふれを出したのもこの国を明るくせんがため!」
勇「そうだったのですか…」
王「おふれをだし芸人たちを呼ぶことで少しでも、この国を明るくしようと思ったのだが……。」
王「希望を失った人々の明るさを 取り戻すことはできぬ…」
王「しかし…その希望を其方たちに託そう!さあ!この天空の兜を受け取るがよい!」
王「人々が笑いあえる日を心から待っておるぞ!その日が訪れるまでわしは今しばらく、おふれを出し続けることにしよう。」
パ「ありがとうございます、王様。私も人々が笑いあえるよう、出来るだけ人を笑わせながら旅をしようと思います」
王「そうかそうか!共に祈っていよう、明るい未来を」
パ「そうですね」ニコ
186 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/01(土) 22:22:43.25 ID:Nm5IWfGO0
ーー宿ーー
勇「ありがとうございました!」
パ「いやいや、逆に君達の世界平和の為の旅の手助けを出来たことを誇りに思うよ」
パ「あ、天空の兜だったね。これは君に渡すよ…しかし君の頭には大きすぎるかもな」ハハ
勇「これまたありがとうございます。そうですね、少し大きいかもしれません」
勇者は天空の兜を装備した!
天空の兜は勇者の頭にピッタリ合った!
パ「これは…。君は本当に世界を救う勇者なのだな」
勇「かもしれません、けど、やはりみんながいないと何もできませんよ、僕は」
パ「まぁ、何はともあれ一件落着だな。僕はもう次の旅に出るよ、楽しかった。ありがとう」
勇「こちらこそ」
187 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/01(土) 22:23:13.95 ID:Nm5IWfGO0
僧「行ってしまいましたね」
勇「あぁ、とても頭の切れる人物だった」
勇「俺もああいう人を目指したいものだ」
僧「そうですね…」
勇「ま、天空の兜は手に入れたし、次の目的地をどこにするか決めないとな」
僧「それに今回は2人でずっと過ごしてましたしね」
勇「そうだな、踊たちの故郷、姫たちの故郷、と来たら次は戦士の故郷でも行くか」
僧「いいですね、見てみたいです」
勇「よし、今夜みんなに話してみよう」
188 :
名も無き被検体774号+:2014/03/01(土) 22:44:18.24 ID:VhbHy/0L0
おもしろくて一気に読んじまったよ
4懐かしいなぁ
189 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 00:06:39.18 ID:Nm5IWfGO0
ーー夜ーー
勇「と言うわけなんだが」
姫「いーなー!勇者だけ、特別装備があって」
勇「いや、話の論点はそこじゃないんだが…」
戦「我が国に行く、ということですな?」
勇「あぁ、それをみんなで決めようと思う」
姫「と言うかさ、勇者はこのパーティのリーダーなんだから、自分の好きなようにすればいいじゃない」
踊「それは思うわね」
占「私もそう思いますわ」
勇「そうか…じゃあそっちはいいってことだな?」
勇「ということで戦士、どうだ?」
戦「そうですね、私も一度戻りたいと考えてたので…」
勇「他の男性陣は?」
爺「我らは先ほどの女性陣の意見に賛成ですぞ」
勇「なるほど、ならば明日の朝、すぐに発つ。各自準備しておくこと。以上だ。」
僧「待ってください」
190 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 00:07:18.39 ID:Nm5IWfGO0
勇「ん?どうした?」
僧「少しこの国で聞いた話を…」
僧「大臣に聞いた話なのですが、この世には天空の装備というものが存在するらしいのです。勇者様のそれが一番の証拠ですね」
僧「そしてその装備とは、天空の鎧、兜、剣、盾の四つらしいのです。」
勇「そのうちの一つがこれ、か」
僧「はい、そうなると思います。それから、その四つの装備を揃えると天空に登れる、と言う話です。」
姫「それが天空の城ということね?」
僧「多分、はい。」
191 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 00:08:17.98 ID:TVDvO4qf0
商「それに、天空の剣は多分、私が探している伝説の剣だと思います。」
勇「なるほどな、なかなかに興味深い話だ。」
姫「あの立て札に書いてあった事を確かめるには、天空の装備を揃えないといけないわけね…」
勇「そう言うことだろうな」
勇「うん、いい情報だった。これでとうぶんの、目的ができたな。」
戦「目的?ですか?」
勇「あぁ、その天空の装備とやらを揃えよう。いろんな国や街を回りながら、だ。」
勇「どうかな?」
姫「うん。いいわね、楽しそう」
爺「他の皆も、賛成の様ですよ」
勇「そうか、ありがとう。」
勇「さ、もう夜も遅いし、明日は早いからな、みんなよく休むように」
勇「解散」
192 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 00:08:48.61 ID:TVDvO4qf0
ーー翌朝ーー
勇「忘れ物はないな?」
勇「前と同じく、何があっても動じず、各自自分の役割をきちんとこなすように」
勇「そして魔物が出たら、大声を出すこと。一人では戦うな。いいな?」
一同「はーい」
勇「よし、出航だ」
193 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 00:09:48.29 ID:TVDvO4qf0
よっしゃ、また書き溜めしてくる!
ということで今日はここまで!
明日試合なかったら午前にも投下できるはずだから!おやすみ!
ほぉ
195 :
名も無き被検体774号+:2014/03/02(日) 00:24:04.06 ID:f9jFjC7i0
パノンはまどのみの剣でひたすら殴らせてたwww
196 :
名も無き被検体774号+:2014/03/02(日) 02:03:14.04 ID:C9tFcan30
追いついた!
待ってるー
がんばれー
198 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 11:50:09.89 ID:TVDvO4qf0
もうちょち待っててなー!
3時くらいには投下するで!
199 :
名も無き被検体774号+:2014/03/02(日) 13:31:38.59 ID:Up5bV6w/0
追いついたは
面白い
200 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 14:19:27.98 ID:TVDvO4qf0
うっしゃ11連投下じゃー!!
201 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 14:19:58.80 ID:TVDvO4qf0
ーーバトランドーー
戦「つきましたぞ、勇者殿」
勇「ここが戦士の故郷か」
戦「はい、つい最近まで忠誠を誓っていた国であります。もちろん今もですが…」
勇「優秀な兵士だったのだな…」
戦「そんなことはございません。…さ!中へ入りましょうぞ」
勇「あぁ、そうだな」
202 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 14:20:31.97 ID:TVDvO4qf0
姫「結構賑わってるわねぇ」
戦「エンドールのようにでかくはないが、それなりに民の信仰も厚いのだ」
姫「いい国ね」
戦「ありがとう」
戦「それで、勇者殿。今日はどうするのですか?」
勇「そうだな…。いつものごとく自由行動かな?俺は情報収集しようと思っているよ。」
勇「戦士も旧友とあってくるといい」
戦「本当ですか!?ありがとうございます。」
勇「と言うわけだ、宿はもう取ってある。好きな時に戻ればいいさ。」
戦「では、お先に失礼します。」
203 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 14:21:02.18 ID:TVDvO4qf0
ーー城下町ーー
勇「皆に慕われていた兵士だったのだな、戦士は」
姫「そうみたいね」
踊「町の人に話を聞くたび戦士の話をされるわね、流石に飽きてきたわ…」
勇「まぁまぁ、自分たちの仲間が評価されるのはいいことだろ?」
踊「それもそうね」
勇「さて、そんなに大した情報もなかったし、今日は宿に戻るか」
姫「賛成!」
204 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 14:21:34.64 ID:TVDvO4qf0
ーー城内ーー
戦「おお!久しぶりだな!」
兵士A「これは戦士殿!お久しゅうございます。」
戦「元気にしていたか?」
兵士A「はい。しかし最近魔物が一段と強くなったような気がします。」
戦「この街には?」
兵士A「基本的に入ってきませんね。」
戦「ならば良い。町の民の安全が第一だからな」
兵士A「わかっております」
戦「それで、一つ聞きたいのだが…」
兵士A「なんでしょうか?」
戦「王様は今どこにおられる?」
兵士A「王の間にいらっしゃると思いますよ」
戦「そうか、ありがとう。このままパトロールを続けてくれ」
205 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 14:22:04.23 ID:TVDvO4qf0
兵士B「…………」
戦「暇そうな顔だな兵士Bよ」
兵士B「そりゃあ、平和ですからね、暇にもなりますよ」
戦「そうか、それはいいことだな」
兵士B「えぇ。………ん?」
戦「久しぶりだな、兵士B!」
兵士B「戦士様ですか!!これは失礼しました!」
戦「まぁ、そんなに固くなるな」
兵士B「ありがとうございます」
兵士B「しかし、いつ戻っていたんですか?」
戦「あぁ、ついさっき着いたところだ」
兵士B「そうですか…旅は順調で?」
戦「これ以上ない位にな」
兵士B「それはいいことですな…」
兵士B「ところで一つ面白い噂を耳にしたのですが…」
206 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 14:22:35.78 ID:TVDvO4qf0
戦「ほう…どのような?」
兵士B「昔このお城には天空の盾、というものがあったそうなのです。」
戦「!!!」
戦「それは誠か!?」
兵士B「え、えぇ。王様も大臣様も言っておられましたから。」
兵士B「それと天空の兜は西の海、スタンシアラの王様が持っているとか…」
戦「あぁ、それはもう既に勇者殿が入手して装備しているよ」
兵士B「勇者様に会えたのですか!?」
戦「それを目的として旅していたからな」
兵士B「楽しそうですね」
戦「確かに楽しいが…」
兵士B「どうかしましたか?」
戦「いや、なんでもない。私は王様のところへ行ってくるからな、サボるなよ」
兵士B「サボりませんよ」
戦「ではな」
207 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 14:23:06.50 ID:TVDvO4qf0
戦「楽しいのは認めるんだがな…」
戦 (如何せん自分と勇者殿の実力が違いすぎて…)
戦(時々自分の立ち位置を見失いそうになる…)
戦「いかんな、弱気になっている。」
戦「私が勇者殿を守る盾とならねば、勇者殿はあの強さだがまだ17の男だからな」
戦「さぁ、気を取り直して王様のところへ向かおう」
208 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 14:30:35.47 ID:TVDvO4qf0
ーー王の間ーー
戦「お久しぶりです。王様、それに大臣様。」
王「おお!戦士!よく戻ったな!」
戦「無事、勇者殿にも会えました。」
王「そうかそうか!勇者殿に会えたのだな!いや天晴れ天晴れ」
戦「恐縮です」
王「めでたい話ついでに一つ面白いことがわかったんじゃ」
戦「天空の盾のことですか?」
王「おお!よくわかったな!」
戦「一応、兵士たちに話を聞いて回りましたから」
王「しっかりしとるのぉ」
209 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 14:53:13.50 ID:TVDvO4qf0
王「話を戻すぞ。実はそのことがわかったのもつい最近のことなんじゃ」
戦「少なくとも私が旅に出た後ですね」
王「そうなるな。昔この城には天空の盾があったそうなんじゃ。しかし、ワシの爺様のとき、ガーデンブルグの女王にあげてしまったらしい」
戦「ガーデンブルグ…」
王「ガーデンブルグは東の山奥にそびえる女だけが住むお城じゃ。まっく…爺さんのスケベ心には参ってしまうわい」ハハハ
戦「そうですね」ハハハ
王「それで、この情報は役にたったかの?」
戦「はい、とても」
王「それはよかった」
戦「ありがとうございました」
210 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 14:57:23.72 ID:TVDvO4qf0
大臣「しかし戦士殿」
戦「どうかしたか?大臣様」
大臣「ガーデンブルグのお城は、岩山の上にあり、洞窟で通じていたそうじゃ。」
戦「それがどうした?」
大臣「まぁ聞け。しかし火山の爆発で、洞窟も塞がってしまったのじゃ」
戦「では、どのように行けば?」
大臣「マグマの杖でもあれば、岩山を溶かせるかもしれぬが……。」
戦「マグマの杖…ですか…。」
大臣「持っておるか?」
戦「いえ、今の今まで存じ上げなかった物です」
大臣「そうか…それがあればきっとガーデンブルグのお城に行けるはずじゃ」
戦「わかりました。ありがとうございます」
王「もう帰るのか?」
戦「はい。一度宿に戻って皆と話してみます。」
王「そうか、戦士の武運を祈っておるぞ!気をつけてな!」
戦「ありがたきお言葉!」
211 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 15:00:05.50 ID:TVDvO4qf0
ーー城内ーー
兵士C「……ん?あれは」
兵士C「戦士殿ー!!」
戦「ん?兵士Cか!久しぶりだな!!」
兵士C「えぇ!戦士殿がいなくなってからも一人で稽古は積んでいるんですよ?」
戦「それは偉いな。いい子いい子」ナデナデ
兵士C「もう!子供扱いしないで下さい!」
戦「おお、これは失敬」
兵士C「まったく…。あ、そういえばあの噂知ってます?」
戦「天空の盾のことか?」
兵士C「いえ、マグマの杖というもののことです。噂ではサントハイムと言う国にあるそうなのですが…どうでしょうね」
戦「サントハイムか…。ありがとう、兵士C。一度宿に戻るよ!ではまたな!」
兵士C「あ、ちょっ!…行っちゃったか…。少しは女の子っぽくなれたか聞きたかったんだけどな…」
212 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 15:02:08.37 ID:TVDvO4qf0
ここまで、
なんか知らんけどLv下がったから
まったり進行してく
213 :
名も無き被検体774号+:2014/03/02(日) 15:03:43.95 ID:yopWQ6zA0
連投規制のせいでは?
ともかく乙
214 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 20:06:04.37 ID:TVDvO4qf0
ーー宿ーー
戦「……と言うわけなんですが」
勇「ならば次に行くところはガーデンブルグか、良い情報を得れたな」
戦「はい、しかしガーデンブルグに行くまでに火山があるらしくそこを通るにはマグマの杖がないといけないらしいのです」
勇「マグマの杖?」
戦「はい、サントハイムの城にあるらしいのですが…」
勇「これのことか?」ヒョイ
戦「はい………え?」
戦「何故勇者殿はそれを?」
勇「いや、サントハイムの城を散歩してたら隠し部屋と言うか鍵ないと入れない部屋があったから入ったらあったぞ」
戦「そ、そうですか…何はともあれ!これでガーデンブルグに行けますな!」
勇「この町の滞在期間は短かったけどな、まぁいいさ。明日の昼だな、出るとしたら」
姫「わかったわ、必要なものを揃えておくわね」
戦「はは…事が簡単に運ばれすぎて何が何だか…」
勇「じゃあ、話はこれで終わりだな。ゆっくり休むよう。では、おやすみ」
試演
216 :
名も無き被検体774号+:2014/03/02(日) 22:44:15.89 ID:f9jFjC7i0
絶対完結させてくれよな
支援
217 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 22:51:00.84 ID:TVDvO4qf0
ーーガーデンブルグーー
勇「これまたでかい城だな」
姫「立派なものね…」
踊「けど、女の人しかいないんでしょー?」
勇「あぁ、だから俺は入ってもいいのかがわからん」
踊「いいんでね?別に」
姫「まぁ、何かするわけでもないしね」
勇「それもそうだが…」
踊「考えてたってしゃーないしゃーない。さっさと入りましょう」
勇「お、おい!待てって!…あーあ行っちゃったよ」
218 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 22:52:22.97 ID:TVDvO4qf0
マグマの杖の描写忘れたけど
ま、いっかw
俺の中二病見せつけるだけだしな
219 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 22:59:17.09 ID:TVDvO4qf0
ーー城内ーー
姫「でもあれね。」
勇「?」
姫「マグマの杖は凄かったわね。あんなでかい火山を溶かすなんて」
勇「そうだな、魔力が相当なものなんだろう」
姫「持っといて良かったわね」
勇「本当にたまたまだけどな」
姫「それでも道は開けたんだからいいじゃない!」
勇「それもそうだな、」
踊「もうそろそろ王様のところよ、準備はいいの?」
勇「あ、あぁ多分大丈夫だ」
220 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 23:07:24.52 ID:TVDvO4qf0
ーー女王の間ーー
姫「お初にお目かかります女王様」
女王「たびのものですね。」
姫「はい、その通りでごさいます。」
女王「よくわかりました。しかし、この国がこうしてあるのは、外からのいざこざを敢えて断ち切って来たからこそ……。」
女王「言いたい事はわかりますね?早々にこの国を出て行きなさい。」
姫「そんな…」
勇「わかりました、しかし、もう一度お尋ねしようと思っていますので、以後お見知り置きを」
勇「行くぞ」ボソ
姫「うん…」
221 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 23:19:11.86 ID:TVDvO4qf0
ーー城内ーー
詩人「やぁこのタンスの中を見てごらん、面白いものが入っているよ、じゃあね」
勇「?なんだあいつは?」
シスター「あ!泥棒!誰か!誰か来て!」
勇「え、?」
女戦士「お城の中で盗みをはたらくとは、
ふとどきな!もはや、逃げられはせぬ!さあ!来るのだっ!」
ーー牢屋ーー
勇「え?おい?なんでた?なんで俺たちはここにいる?」
姫「私が知りたいわよ」
勇「やけに冷静だな」
姫「まぁ、何もしていないしね」
ガシャン
女戦士「出なさい。女王様がお呼びです!」
ーー女王の間ーー
女王「わたしはこの国の女王。罪を犯した者を、裁かねばなりません。申し立てによれば、其方たちがシスターのブロンズの十字架を盗み出したそうですね。」
勇「……」
女王「この申し立てに間違いは、ありませんか?」
222 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 23:26:17.50 ID:TVDvO4qf0
勇「いいえ…」
女王「しかし、シスターは其方たちが盗んでいるところを見たと言っていますが…。それでも違うと言い張るのですか?」
勇「はい、僕たちは何もしてません」
女王「だとすると、ブロンズの十字架を盗み出したのは、誰なのでしょうか?もし、濡れ衣であるならば、其方たちに本当の犯人を見つける機会を与えましょう。」
勇「…ありがとうございます!!」
女王「ただし!それまで仲間の一人を預からせてもらいます。兵士!この者たちの仲間を一人を牢の中に!」
兵士「はっ!」
ー商人は人質として連れていかれたー▼
女王「さあ おゆきなさい。」
勇「あぁ、わかったがその暁には…」
223 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 23:27:54.21 ID:TVDvO4qf0
女王「?なんじゃ?」
勇「天空の盾をもらうぜ?」
女王「よかろう、真犯人を捕まえたらな」
勇「わかりました、必ず明後日までにはもどります。行くぞ、姫、踊」
姫・踊「はーい」
224 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/02(日) 23:28:57.40 ID:TVDvO4qf0
寝る、おやすみ。
225 :
名も無き被検体774号+:2014/03/02(日) 23:30:30.90 ID:yopWQ6zA0
やはり牢に行くのはトr・・・商人か・・・
226 :
名も無き被検体774号+:2014/03/02(日) 23:45:03.87 ID:f9jFjC7i0
>>225 いうなって!!!
そうなるんだろうけど!
トロ……、トロル?
228 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/03(月) 07:35:54.00 ID:NpWO3aeQ0
ーー牢ーー
商「どうせ私が捕まえられるとわかってましたよ。でもいいです。皆さんを信じてますから。早く真犯人を見つけてきてくださいね」
勇「…」
踊「…」
姫「…」
商「なんで無視するんですかぁ!」
229 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/03(月) 21:33:52.86 ID:NpWO3aeQ0
眠いから一個だけ…
230 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/03(月) 21:40:56.30 ID:NpWO3aeQ0
ーー南東の洞窟ーー
勇「盗人かわいるとしたらここだな…」
姫「私もここに隠れるでしょうね」
踊「じゃあ、さっさと捕まえに行きましょ」
姫「そうね、行きましょうか」
ーー洞窟内ーー
姫「やけに迷いそうな作りね…」
勇「まぁ、そこまで問題もないだろう」
踊「敵も弱くはないけど、すぐに倒せるしね〜」
勇「まぁ、そんなところに一人で隠れてるんだから、少しはやり手なのだろうな、その盗人。」
姫「でしょうねぇ、手合わせしてみたいものだわ、ま、そんなことは置いといて先に進みましょう」
勇「それもそうだな」
231 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/04(火) 05:53:15.66 ID:cDBxDgeU0
ーー洞窟内ーー
勇「こんなところに部屋が…」
姫「あの盗人が住んでいるのかしら」
踊「どうでもいいことよ、さっさと取り返して帰りましょ」
勇「そうだな」
ーー盗賊の部屋ーー
勇「いたぞ…眠ってるな」
姫「盗んだものを首からかけてるわね…」
踊「取り返しちゃいましょう」
盗賊「それはなりませんねぇ」
一同「!!」
232 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/04(火) 05:57:06.32 ID:cDBxDgeU0
勇「起きてたのか」
盗賊「というより今起きました。」
勇「じゃあ話は早い、さっさとそれを返せ」
盗賊「ふっ、そんな簡単に捕まると思いますか?」
勇「なに?」
盗賊「失礼しますよ」タタタ
勇「くっ!逃げられる…」
勇「とでも思ったか?」
盗賊「なっ!?くそ!こうなったら力づくだー!!!」
勇「姫、踊、今回は俺一人で戦う」
踊「わかったわ」
盗賊「一人で大丈夫ですかねぇ」
勇「特に問題はないさ」
勇「ま、公平にするために俺も拳で戦ってやるよ」
盗賊「なめられたもんですねぇ」フッ
233 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/04(火) 06:05:05.48 ID:cDBxDgeU0
勇(いきなり殴りかかってきたか…しかし遅い!!)ヒュッ
盗賊「なに!?」
勇「……」ボガッッッ
盗賊「ぐっ…」
盗賊「意外とやりますねぇ」
勇「どこ向いて話してるんだ?」
盗賊「…!!」
盗賊(いつの間に後ろに!!だが…)フッ
勇「…だから遅いんだって」ドカッ
盗賊「ぐ…はっ…!!」ハァハァ
盗賊「舐めるなぁぁぁぁ」
盗賊はヒャダルコをとなえた
勇者はひらりと身をかわした
盗賊は力をためた
盗賊「うぉらぁ!」
勇「もうそろそろ飽きたぞ、その攻撃は」
盗賊は攻撃を続けるも一行に勇者には当たらない!
勇「そろそろおしまいにしてやる」スッ
盗賊「どこに…いった?」
勇「…初心に戻ってうしろさ」ドガァァァ
盗賊はふっとんだ!
234 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/04(火) 06:37:44.71 ID:cDBxDgeU0
盗賊「どうやら勝てそうにありませんね」
勇「そのようだな」
盗賊「私が悪うございました!どうかお許し下さい!」
??「そこまでだ!!」
女戦士「いやぁ〜勇者どのお見事!」
勇「あ、あぁ、何故ここに?」
女戦士「女王様の命令であなたたちを、つけて来たのです。もし、困っている様なら力になってあげなさいと……。」
姫「案外優しいのね」
女戦士「ともかく!この者は私が一足先にお城につれてかえります。勇者どのも早くお城にお戻り下さい。では!」
勇「俺らもいくか」
勇者はリレミトをとなえた
235 :
名も無き被検体774号+:2014/03/04(火) 23:42:47.31 ID:V/Um8phl0
C
236 :
名も無き被検体774号+:2014/03/04(火) 23:57:55.88 ID:5RLGFMRn0
@@@@
237 :
名も無き被検体774号+:2014/03/05(水) 04:12:30.47 ID:BP96USj10
支援
238 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/05(水) 06:17:08.52 ID:CDy40sXu0
ーー女王の間ーー
勇「失礼します」
女王「おお!勇者、本当に犯人を見つけましたね!先程戻った兵士から、話は全て聞きました!」
女王「さあ、このカギで仲間を出してあげなさい!そしてこの城の、地下にある天空の盾も、差し上げましょう。もってゆくがいいでしょう。」
勇「本当ですか!?」
女王「え、えぇ」
勇「ありがとうございます!」
女王「いえ、それであれから城の者に聞いたのですが…其方たちは地獄の帝王を倒すために旅をしているとか。」
勇「一応、その通りです」
女王「実は、ここから南、ロザリーヒルにはかつて、魔族が住んでいたそうです…何かわかるかもしれません。行ってみるといいでしょう。」
勇「情報提供ありがとうございます。早速明日の朝にでも向かってみたいと思います」
女王「えぇ、明るい世界が来ることを心より望んでいるわ」
勇「では、またの機会に」
239 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/05(水) 21:32:24.45 ID:CDy40sXu0
明日の朝2.3投下しますです
おやすみなさい
240 :
名も無き被検体774号+:2014/03/05(水) 22:30:28.71 ID:osTGMLJd0
>>239 ゆっくりでもいい
確実に進めて書き切ってくれ
皆がそれを望んでる
241 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/06(木) 19:26:02.30 ID:nq8NUYK70
あ
242 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/06(木) 19:26:35.83 ID:nq8NUYK70
やっと繋がりました
243 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/06(木) 19:56:11.77 ID:nq8NUYK70
ーー宿ーー
勇「これで天空の盾と兜の二つになったな」
姫「ついでに最後の鍵ももらえたし」
勇「本当万々歳だな。その鍵があれば入れないところはないそうだし」
勇「ま、ともかくあと二つになったな…剣と鎧…か」
姫「そうね、でも一応次の行き先は決まってるじゃない」
勇「そうだな」
勇・姫『ロザリーヒル』
244 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/06(木) 19:59:16.99 ID:nq8NUYK70
勇「女王が教えてくれたからな、次はそこへ行こうと思っているが」
戦「特に何もありませんよ」
占「異論はありませんわ」
商「…私、牢から出て来たばっかりなのに…」シクシク
勇「はい、ばっちり了解」
勇「明日には出たいから今日と明日の朝早くから準備しといてくれよ」
勇「今日の報告は以上だ、俺は疲れたから寝るが、皆は好きにするといい」
勇「ではな」
占「おやすみなさい」
245 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/06(木) 20:16:49.89 ID:nq8NUYK70
ーーロザリーヒルーー
勇「着いたみたいだな」
姫「長かったわねぇ」
戦「しかしここまでの道中、魔物が格段に強くなりましたな」
占「あまり関係なかったですけどね」
勇「あぁ、みんな強くなってるよ」
姫「確かに苦戦を強いられることはなかったわね」
戦「自分の実力が結果となって返ってくるとき、良い結果ならばさらに努力することが出来ますな」
勇「まぁ、今日はゆっくりして行こう、ここが居づらいわけでもないしな」
占「そうですね」
紫煙
247 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/07(金) 20:13:06.26 ID:ksVKo6xq0
ーー北東ーー
ホビット「この村にはロザリーという、エルフが住んでおった。エルフのロザリーは流す涙が、ルビーになってのう…
だから悪い人間たちに狙われ、いつもいじめられて、ルビーの涙を流しておったんじゃ。」
イエティ「うおーん うおーん。 かわいそうな ロザリー。
もし ピサロさまが たすけなきゃ きっと ロザリーは にんげんたちに いじめころされてたよ。」
ーー西ーー
戦士「オレは、ルビーの涙を流すという エルフを、探してやってきたのだ…
もしそのエルフを捕まえることができたなら、きっと大金持ちになれるぞ!」
子供「うそじゃないよ!ほんとだよ!夜になると、あの塔の窓から綺麗なお姉ちゃんが、顔をを出すんだ!」
勇「…!!」
ーー教会ーー
犬「わんわん! ぼく 魔王さまに あたまを よくしてもらったんだ。にんげんの ことばだって しゃべれるよ!」
馬「ヒヒーン! しんぱいしなくても 魔王さまが うまく やってくれるよ。 ヒヒーン!」
猫「にゃあ にゃあ! 魔王さまに かんしゃしなくっちゃ!
これも みんな しんかのひほうの おかげだにゃん。」
シスター「かつて、この村に魔王という魔族の若者が、住んでいました。世界を支配するなどという、野望を抱いて村を出て行きましたがその魔王もロザリーにだけは優しい笑顔を見せていたものです。」
勇「……」
248 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/07(金) 20:14:10.94 ID:ksVKo6xq0
ーー夜(塔前)ーー
勇「……なるほど、な…」
249 :
名も無き被検体774号+:2014/03/07(金) 20:31:00.88 ID:1/NeSVd80
支援
もっとパーティ内の会話があってもいいと思う
250 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/07(金) 21:48:51.32 ID:ksVKo6xq0
>>249 基本パーティ内の話は宿で繰り広げられます、と言うかあんまり書くと話が進まないので…
話を聞くのはこのように書かせてもらってます。
※ただ楽したいだけです。
みてるでー
がんばれー
252 :
名も無き被検体774号+:2014/03/08(土) 18:54:00.55 ID:ZskLG/IT0
支援
253 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/09(日) 00:04:21.97 ID:2xcxm3nd0
また明日書きます、すみません
254 :
名も無き被検体774号+:2014/03/09(日) 00:42:30.64 ID:yfiWgDud0
>>253 大丈夫、ゆっくりでいい
確実に進めてくれ
支援
255 :
名も無き被検体774号+:2014/03/09(日) 00:43:12.00 ID:yfiWgDud0
256 :
名も無き被検体774号+:2014/03/09(日) 00:46:49.45 ID:+4dS3V7y0
読んでたらいつのまにか追いついてたぜ
支援モーラン
257 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/09(日) 16:36:03.17 ID:2xcxm3nd0
ーー宿ーー
勇「この村に来て何度か魔王と言う言葉を耳にしたな」
戦「それほど慕っていたのでしょうね」
姫「そうみたいね。それに、ロザリーと言うエルフもいたらしいじゃない」
戦「らしいですな」
勇「…いや」
踊「どうしたの?」
勇「そのエルフ…多分まだいるぞ」
姫「えっ!?」
勇「今日会った少年が村の塔から綺麗な女性が顔を出す、と言っていたんだ…」
姫「けど、確証がないじゃない」
勇「いや、先程塔の前に行ってみたら、確かにいたんだ、綺麗な女性が」
戦「ということはですぞ…!!」
踊「そのエルフに魔王の居る場所を聞けば万事解決じゃない!!」
勇「あぁ、だが…」
258 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/09(日) 16:38:50.23 ID:2xcxm3nd0
戦「どうされた?勇者殿」
勇「…あの塔には、入り口が…ないんだ」
姫「嘘…でしょ?」
勇「いや、本当だ。一度入ってみたが地下に行けるだけだった」
戦「ではどの様にして塔の上に行きましょうか…」
勇「それなんだがな…」
踊「まだ何かあるの?」
勇「一応だけどな」
259 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/09(日) 16:43:45.24 ID:2xcxm3nd0
勇「あぁ、それで、その塔の前に模様が書いてある石があるんだ…」
姫「ふぅん。それで?」
勇「そこに近づいたら、この笛が少し反応した?と言う言い方はおかしいかもしれないが、なんというか、共鳴したように感じたんだ」
踊「共鳴…ねぇ。そもそもどこでその笛を手に入れたのよ」
勇「これはサントハイムの城にあった宝箱の中身の一つだ」
姫「そんなのもあったんだ…」
勇「あぁ、で、今からその石の上で笛を吹いてみようと思う」
踊「吹き方はわかるの?」
勇「これもまた、感じるんだ。こういう風に吹け、って」
踊「それならいいんだけど…」
戦「しかし勇者殿…」
260 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/09(日) 16:50:06.77 ID:2xcxm3nd0
勇「あぁ、戦士の言いたいことは皆わかっているはずだ、な?姫」
姫「馬鹿にしないでよねっ!魔力を感じることでしょ?あの塔から」
戦「はい、その通りです。それも少し強めの魔力かと…」
勇「俺もそう思っていたところだ。いや、感覚が鈍っていなければ、だけどな」
踊「それはないと思うけどね」クスクス
勇「そうか?それはありがたいな」
姫「ま、それでも、よ。」
勇「ん?」
姫「所詮私たちの敵じゃないはずだわ」
踊「それもそうねぇ、」
戦「尤もですな」
勇「それだけ自信があれば大丈夫だろう。では、今から行きたいのだが疲れは…」
戦「特にないはずですぞ!」
姫「大丈夫よ〜ん」
踊「わたしもよ」
勇「よし、では向かおう」
261 :
名も無き被検体774号+:2014/03/09(日) 22:55:41.75 ID:bbCCP6K70
しえ
落ちたか?
263 :
名も無き被検体774号+:2014/03/11(火) 00:59:20.35 ID:fF6I5oLA0
がんばれ
264 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/11(火) 11:55:09.57 ID:1+sDFRD/0
ーー塔内ーー
ロザリー「よく倒してくれましたね」
勇「!!」
ロザリー「ピサロナイトのことですよ」
勇「あ、あぁ、さっきのやつか…」
ロザリー「申し遅れました、私はエルフのロザリーというものです。貴方がたの聞きたいことはわかっているつもりです」
勇「そうか。では単刀直入に聞こう。魔王は何をしようとしているんだ?」
ロザリー「魔物たちを操っている者は魔王。これは知っていますね。今、彼は進化の秘宝で、さらに恐ろしい存在になろうとしています。」
勇「……」
ロザリー「お願いです!魔王さまの野望を打ち砕いてください。わたしはあの方に これ以上罪を、重ねさせたくありません。
…たとえ、それが、あの方の命を奪うことになろうとも……。」ポロポロ
ロザリーの瞳からルビーの涙が零れ落ちた
しかし、勇者の掌で粉々になってしまった
265 :
名も無き被検体774号+:2014/03/12(水) 00:49:53.43 ID:X0EzaGSu0
追いついてしまった
完全にハマってしまったわ
266 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/12(水) 07:50:56.75 ID:os4aeMWt0
勇「……」
スライム「ぷるぷる! ロザリーちゃんを いじめたら しょうちしないよっ!」
ロザリー「スライム!!この方達は私を虐めているわけではないわ!」
スライム「いじめにきたのじゃないの?」
勇「…どうだろうな…」ボソ
スライム「だったら いいことを おしえてあげる。 エンドールの なんせいの みさきの おうけのはかには へんげのつえが あるらしいよ。
つえを つかえば かいぶつのおしろにも はいりこめるんじゃないかな。」
勇「変化の杖…か」
スライム「それ以上はよく知らないけどね」
勇「いや、多分この旅には重要な物になると思う。ありがとう」
スライム「わぁ!感謝されちゃった!この人たちいい人だね!」
ロザリー「そうでしょう?」
勇「しかし、魔物たちの城となるとな…」
スライム「それなら、デスパレスだと思うよ!リバーサイドをさらに南にいったところ!」
勇「!!そうか。ありがとう。明日にも向かってみるよ…」
ロザリー「そうですか…。どうか、お気をつけて」
勇「あぁ、ありがとう。」
見てるよー
268 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/13(木) 07:13:19.19 ID:hJB3rxAv0
ーー宿ーー
戦「ロザリー殿も辛いだろうな…最愛の人を想うがために最悪の結果を覚悟しなければならない…」
姫「私にはそんな人はいないけれど、やっぱり相当なものなんでしょうね」
勇「だろうな……。だからこそ、俺達は魔王を倒さなければならない。ロザリーのため、世界のために…」
踊「まぁ、深く考えたって進まないわ。最善の策なんて見つからないもの。」
姫「だけどそれじゃあ!」
踊「誰も救われないって?甘いわよ。この世の中、犠牲があってこそなのよ?」
戦「それは尤もなのですが…」
踊「ただ、その犠牲をなくすために、私たちがいるんじゃない」
姫「!!!」
勇「……。」
姫「そうね、ただ今は魔王を倒すことだけを考えましょう。あいつはこの世界を壊そうとしているんだから」
戦「考えがまとまったみたいですな」
勇「…あぁ。ではこれからの予定だ。」
勇「明日の朝、エンドールに向かう。その後に王家の墓→リバーサイド→デスパレスの順に回ろうと思う。異論は?」
戦「ありませんぞ。」
踊「ないわよ」
姫「上に同じくよ」
勇「わかった。明日は早く出るつもりはないが、今日はゆっくり休んでくれ…おやすみ」
269 :
名も無き被検体774号+:2014/03/14(金) 01:30:39.92 ID:hFXa/hG60
ほ
270 :
名も無き被検体774号+:2014/03/14(金) 06:46:56.43 ID:PW/auclJ0
じ
271 :
名も無き被検体774号+:2014/03/14(金) 07:02:47.07 ID:smjKCzJ+0
ほ
272 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/14(金) 07:53:54.62 ID:lJpt5b1l0
じ
273 :
名も無き被検体774号+:2014/03/14(金) 07:59:39.80 ID:smjKCzJ+0
274 :
名も無き被検体774号+:2014/03/14(金) 17:18:51.67 ID:vcpptW4d0
ほじほじワロタwww
275 :
名も無き被検体774号+:2014/03/14(金) 19:40:44.42 ID:b5hhJVwt0
ほ
276 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/14(金) 19:56:21.18 ID:lJpt5b1l0
277 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/14(金) 20:00:10.01 ID:lJpt5b1l0
ーーエンドールーー
勇「戻ってきたな」
商「私も久しぶりに来ましたね」
戦「たしか商人どのはここに奥方がいらっしゃるはずでは?」
僧「そうなのですか!では早く会いに行ってあげなくては!」
勇「そうだな。長い道のりで疲れているだろうし、今日はもう解散にしよう。それと…商人」
商「なんでしょうか?」
勇「早く帰ってあげてくれ。なんだかんだで一人で切り盛りしているんだから…」
商「…勇者さん…。ありがとうございます!!」
278 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/14(金) 20:06:19.11 ID:lJpt5b1l0
ーー銀行ーー
商「ネネー!!帰ったよー!!」ガチャ
ネネ「…え?」
ネネ「あなた?本当にあなたなの?」
商「うん。ただいま。少しの間だけだけど家族で過ごせるんだ!」
ネネ「おかえりなさい!あなた!…無事で…良かった…」ポロポロ
商「おいおい、泣かないでくれよ。君の綺麗な顔が台無しじゃないか…」ナデナデ
ネネ「うぅ…うるさいぃ…見るなぁ…」ポコポコ
商「痛い痛い!わかった!わかったから殴るなって」
ネネ「だってぇ!商君が帰ってきてくれたんだもぉん」ウワーン
279 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/14(金) 20:13:35.54 ID:lJpt5b1l0
ーー宿ーー
戦「商人どのとその奥方は幼馴染だそうで」
僧「ほう!それはいいものですな。幼馴染の恋、ですか」
勇「あぁ…そうだな」
戦「私は一国に忠誠を誓った身、これまで恋心などというものは持ったことはございませんが、やはり、人の幸せを見るとこちらも幸せになりますな」
僧「言えてますね。私も、いつかは…」
勇「……。」
勇(幼。君は今、何処にいるんだ?ロザリーヒルを出たあたりから指輪が何かに反応している…)
勇(もしも、もしも生きているのなら…もう少し、その時が来るまで待っていてくれ!!必ず助け出すから!)
戦「どうかされたか?勇者どの」
勇「いや、なんでもないさ。今日は疲れたからな、もう休ませてもらうよ。」
僧「さようですか、ではまた明日」
280 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/14(金) 20:18:23.55 ID:lJpt5b1l0
ーー銀行(二階)ーー
商「…激し過ぎ…」ハァハァ
ネネ「だってぇ、久しぶりなんだもん。」スリスリ
ネネ「今までずっと一人でシテきたんだよ?」
商「僕はそれすらしてないんだけど…」
ネネ「え?じゃあまだできるね?」
商「え?まだやるの?」
ネネ「当たり前じゃない」ウフフ
商「いや、さすがにもう、ちょっと…」
ネネ「何も聞こえなーい」スルスル
商「ちょ!まっ!やめっ!……」
ーー二人の“それ”は朝まで続いた…ーー
281 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/14(金) 20:24:02.21 ID:lJpt5b1l0
ーー朝ーー
商「…じゃあ、行ってくるよ」
ネネ「なんかヤツれてない?大丈夫?」
商「君のせいなんだけどな…」
ネネ「うふふ、知ってる♡」
商「反省してよ!!」
商「…まぁ、いいや。ネネ」
ネネ「ん?」
商「次、いつ帰れるかもわからない…。けど」
ネネ「けど?」
商「必ず生きて帰るから、その時はまた、笑って『おかえり』って言ってくれないか?」
ネネ「必ずって約束する?」
商「あぁ、約束する。」ダキッ
ネネ「わかった…。気をつけてね?」ニコッ
商「…ありがとう。じゃあ、いってくるよ」
ネネ「行ってらっしゃい」
282 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/14(金) 20:29:39.95 ID:lJpt5b1l0
ーー城下町ーー
商「見られてたんですか…」
勇「や、悪い。出歯亀の趣味は全くないんだが、その…」
商「まぁ、あんな玄関前でやってましたからね、仕方ありません。」
勇「あぁ、本当にすまない。」
商「いいですよ。恥ずかしいですけど…。」
戦「商人どの、少し吹っ切れたような感じがしますな。いや、ヤツれも同時に…」
商「そ、そんなことはいいじゃないですか!それで、もう出発するんですか?」
勇「そのつもりだ。一日しか一緒にいさせてやれなくて、すまんな」
商「それもいいですよ。本来ならそのまま王家の墓に行くところをこうして、妻の元へ来させてくださったんですから…」
勇「そう言ってくれると嬉しいよ…。では行くか、王家の墓、及びリバーサイド諸々に」
商「えぇ!行きましょう!」
283 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/14(金) 20:32:51.49 ID:lJpt5b1l0
書いてて思ったけど、このトルネコ、イケメンじゃね?
※書き溜めがなくなりました
また溜めてきます
待ってるよー
ネネたん(;´Д`)ハァハァ
286 :
名も無き被検体774号+:2014/03/15(土) 05:06:18.30 ID:2C/G5RpK0
ネネたんきゃわわ
287 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/15(土) 19:29:53.05 ID:tXGbSlV/0
熱出た。書けん。すまん。
288 :
名も無き被検体774号+:2014/03/15(土) 19:36:55.72 ID:F4sdEKiL0
>>287 入試疲れか?
大丈夫だ、ゆっくり確実に進めて完結させてくれ
お大事にな
290 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/15(土) 19:53:43.14 ID:tXGbSlV/0
291 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/15(土) 19:54:26.32 ID:tXGbSlV/0
>>289 どちらかってっと
メラゾーマのが…汗かきたい
>>291 イフリート送っておくよ
抱きしめあってくれ
293 :
名も無き被検体774号+:2014/03/15(土) 20:19:22.45 ID:2C/G5RpK0
いてつくはどう
そうだな
氷枕代わりにベホマスライム
297 :
名も無き被検体774号+:2014/03/16(日) 01:18:30.10 ID:owDmQXS80
>>289 おいおいセンスねぇな
せっかくWのやつ書いてんだからWにしか出てこないヒャド系呪文にしてやれよな
ヒャダイン
298 :
名も無き被検体774号+:2014/03/16(日) 01:50:00.07 ID:zUwmnOlB0
AI「ザラキ!ザラキ!ザラキ!ザラキ!ザラキ!ザラキ!ザラキ!ザラキ!......
301 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/16(日) 14:02:06.20 ID:tHvULHQy0
ーーリバーサイドーー
勇「やっとついた…」
占「ここ最近は長旅ばかりで疲れますね」
踊「そんなこと言ってたら旅なんてできないけどね」
占「ふふっ、その通りですね」
姫「しかしまぁ川辺に村があるなんて…」
占「平和でいいところじゃないですか」
姫「そうね、水も綺麗だし、気持ちいいわ」
勇「ま、今日のところは宿に入ってゆっくり休もう。その間に村人に話でも聞いてくるよ」
姫「そうさせてもらうわ」
踊「私達もよ」
勇「そうか、ではゆっくり休んでいてくれ。いってくる。」
一同「いってらっしゃーい」
302 :
名も無き被検体774号+:2014/03/16(日) 19:32:11.81 ID:Cf9gtOJL0
見てるよ
303 :
名も無き被検体774号+:2014/03/16(日) 21:14:36.80 ID:vMbYKtky0
支援
304 :
名も無き被検体774号+:2014/03/16(日) 22:55:20.08 ID:Cf9gtOJL0
支援
C
VIP襲来
307 :
◆cBGFvzDL4k :2014/03/17(月) 19:55:43.41 ID:QKaMJglT0
また熱出たw
ふ ざ け る な
308 :
名も無き被検体774号+:2014/03/17(月) 20:18:06.38 ID:YjaiJ01J0
ほす
310 :
名も無き被検体774号+:2014/03/19(水) 00:27:50.54 ID:kfB20fQv0
>>298 クリフトさんちぃ〜っすwww
ザキの調子はどうっすか?www
ほし
313 :
名も無き被検体774号+@転載禁止:2014/03/19(水) 18:54:35.60 ID:9oQUtY820
「お薬増やしておきますね」
(´・ω・`)
/ `ヽ.
__/ ┃)) _i |
/ ヽ,,⌒)___(,,ノ\
315 :
◆cBGFvzDL4k @転載禁止:2014/03/19(水) 21:14:04.06 ID:PhpTGmhh0
勇「いいところだな」
勇「俺がいた村に少し似ているか?」
勇「まぁ、そんなことはどうでもいいか…」
勇「今は情報を集めないと」
勇「すみません」
村人1「はい?」
勇「この先にある、城のことについて聞きたいのですが…」
村人「あぁ、この村を越えた所にある城のことですか…。」
勇「はい、なんでも良いので教えていただけませんか?」
村人「そうですね、私も良く知りませんが、あの城には魔物たちが住み着いているとか…。そして、城に行った者は皆帰ってきてないとも…」
勇「…そうなんですか…。」
村人「私が知ってるのはこれくらいですね。と言っても、村のみんなもそんなに知ってるわけでもありませんが…お役に立てずすみません」
勇「いえ、話して下さっただけ、こちらとしてはありがたいです。」
村人「そうですか、それならば良かったです。」
316 :
◆cBGFvzDL4k @転載禁止:2014/03/19(水) 21:17:41.33 ID:PhpTGmhh0
勇「では、もう少し村の人に聞いて回ってみますね」
村人「それでいいと思いますよ…あっ!」
勇「どうしました?」
村人「今、この村で面白い研究をしている人がいるのです。よってみては?」
勇「ほう…研究…。どのような研究を?」
村人「確か…新しい移動手段の研究だったはずです」
勇「それはいいですね!今から行ってみます!」
村人「はい、そうしてみてください」
勇「ありがとうございました。では」
村人「また会う機会があるのなら」
317 :
◆cBGFvzDL4k @転載禁止:2014/03/19(水) 21:27:36.74 ID:PhpTGmhh0
ーー家前ーー
勇「ここだな」コンコン
男「なんでしょう?」
勇「すみません。ここで面白い研究をしていると聞いたもので…」
男「ということは私の研究に興味が!?」
勇「そう言ったところです」
男「それでは、お話しましょう。中へ入ってください」
勇「失礼します。」
男「で、研究の内容なんですが…」
ーー男は自分の研究を熱弁した、勇者は半分くらいで聞くのをやめたーー
男「けれどこの研究、まだ終わってないんですよね」
勇「何か問題でも?」
男「あと1ピース足りないと言うか…。空気より軽いガスがあればいいのですが…」
勇「そうなんですか…。では、こうしましょう。」
男「??」
勇「旅の途中で、そのようなガスを手に入れたら貴方のところへ持っていきます。そしたら出来たものを僕にくれませんか?」
男「それはいいですね!僕は気球を完成させることを目標にやっているわけですから、別に欲しいわけでもありませんし。わかりました、では、そのようなガスがあれば、あなたにお譲りしましょう」
勇「交渉成立、ですね。」
男「はい、そのようです」
勇「楽しみにしてますよ」
男「私も首を長くして待っていますね」
勇「すぐに見つかりますよ。では、僕はそろそろ宿に戻ります。」
男「そうですか、お気をつけて」
勇「それではまた。」
318 :
◆cBGFvzDL4k @転載禁止:2014/03/19(水) 21:39:06.88 ID:PhpTGmhh0
あれ?転載禁止?
319 :
◆cBGFvzDL4k @転載禁止:2014/03/19(水) 21:51:11.97 ID:PhpTGmhh0
ま、どうでもいいか。続けます。
320 :
◆cBGFvzDL4k @転載禁止:2014/03/19(水) 21:59:26.47 ID:PhpTGmhh0
ーー宿ーー
勇「〜〜」
勇「ここまでの情報が得られたが」
姫「多い方ではないわね」
踊「ないよりはマシじゃない?」
占「皆さん、可哀想ですよ。勇者さん涙目じゃないですか!」
勇「いや、泣いてないからね?何勝手なこと言ってくれてんの?」
姫「まぁ、それは置いといて。その城にいつ行くか、ってことよね。」
勇「もう少しゆっくりしたいからなぁ。」
占「ここ長閑ですもんねぇ」
姫「じゃあ明後日にしましょうか」
勇「そうだな、まあみんなの元気次第では明日でもいいけどな」
踊「そうと決まれば、話は早いわ!今日はもう寝かせてもらいます」
姫「私も少し疲れちゃった」
勇「けどお前ら先に宿に戻ったじゃないか」
占「勇者様を待っていたんですよ」
勇「…そうなのか。いい仲間を持ったな、俺は」
占(女3人で楽しんでて、その間に勇者様が帰ってきたなんて言えない)
勇「じゃあ今日はゆっくり休んでくれ、おやすみ」
お気の毒ですが、vip+の全スレは転載禁止になりました。
322 :
◆cBGFvzDL4k @転載禁止:2014/03/19(水) 22:03:55.25 ID:PhpTGmhh0
>>321 熱出してた間になー
別にええんやけどさ。
このssただの自己満だし
ただ見てくれる人がおるから
書き切りたいね。
情報ありがとう
323 :
◆cBGFvzDL4k @転載禁止:2014/03/19(水) 22:04:59.32 ID:PhpTGmhh0
しかしまぁ、少し前(最初の方)の僕の文章
恥ずかしいですな。
ドソマソ
325 :
名も無き被検体774号+@転載禁止:2014/03/20(木) 12:46:20.61 ID:ccbdMxLe0
支援
326 :
名も無き被検体774号+@転載禁止:2014/03/20(木) 16:49:08.97 ID:CgxqL9BI0
しえん
327 :
名も無き被検体774号+@転載禁止:2014/03/21(金) 00:21:52.39 ID:d/LWCxJf0
いいぞ
頑張れ
328 :
名も無き被検体774号+@転載禁止:2014/03/21(金) 20:58:43.03 ID:d/LWCxJf0
捕手
投手
330 :
名も無き被検体774号+@転載禁止:2014/03/22(土) 07:47:44.66 ID:FxFbMrtn0
野手
331 :
名も無き被検体774号+@転載禁止:2014/03/22(土) 16:23:40.76 ID:rPKVKajk0
騎手
義手
毒手
334 :
名も無き被検体774号+@転載禁止:2014/03/22(土) 21:36:34.20 ID:mkdRKCYJ0
握手
触手
336 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:8) @転載禁止:2014/03/22(土) 23:59:02.64 ID:qvYpm1Ee0
歌手
337 :
名も無き被検体774号+@転載禁止:2014/03/23(日) 00:38:24.29 ID:W60ilbEq0
上手
空手
切手
340 :
!ninjya@転載禁止:2014/03/23(日) 22:40:31.31 ID:KPFx7HFi0
ほしゅ
341 :
◆cBGFvzDL4k @転載禁止:2014/03/23(日) 22:53:01.22 ID:FIQRFfAm0
おっぱい。
すみません。ずっと倒れてました。
明日からまた書かせていただきます。
342 :
名も無き被検体774号+@転載禁止:2014/03/24(月) 00:21:58.41 ID:NjevJSSI0
おかえり
無理するなよ
C
343 :
◆cBGFvzDL4k @転載禁止:2014/03/24(月) 11:45:15.46 ID:E6nruHy+0
ーー魔神像ーー
勇「すごい建物だな…」
姫「それはそうだけどね…」
占「これじゃ川の向こう側に渡れませんね」
勇「どうしたものか…」
踊「船をここまで持ってくるのは?」
勇「無理に等しいな」
姫「一応、中に入れるみたいだし、入ってみましょう?」
占「それが一番いいでしょうね。何かあるかもしれませんし」
勇「じゃあ、中に入るとしよう」
344 :
◆cBGFvzDL4k @転載禁止:2014/03/24(月) 11:45:46.15 ID:E6nruHy+0
ーー魔神像内部ーー
勇「特に何かあるわけでもなさそうか?」
姫「でもまだ階段があるわよ」
踊「下から見た時も宝箱あったしね」
占「宝箱は全部取って行きたいですね」
勇「じゃあ、気長に行くとするか」
ーー魔神像最上階ーー
勇「ここが一番上か…」
姫「周りを見渡す限りそうみたいね」
占「宝箱も全て取ってきたみたいですし」
踊「あとは…」
勇「どうやって向こう側まで行くか、か」
姫「まぁそれはやっぱり…」
勇「あのレバー、怪しいよなぁ…」
占「迷わずやっちゃいましょうよ」
踊「そうね、やるに越したことはないわよ」
勇「皆がそういうのなら…」ガシャコン
345 :
◆cBGFvzDL4k @転載禁止:2014/03/24(月) 11:46:18.21 ID:E6nruHy+0
ーーデスパレス前ーー
勇「一時はどうなるかと思ったけどな…」
踊「まさかあの像自体が動くとは思わなかったわ」
姫「何はともあれ、こちら側に来れたわね」
勇「あぁ、そうだな。しかしまぁまた…」
占「すごい魔力ですね…」
勇「やれやれ、だ。」
姫「今回は忍び込むのが目的だから、戦わないのよね?」
勇「ま、そうなるな…」
姫「だったらつまらないし、早いとこ終わらせましょう」
勇「いや、まず人間がいるかを確認してから、話を聞くことにしよう」
踊「そうね、ついでに助けれるといいわね」
勇「そうだな。じゃ、中へ入るぞ」
346 :
名も無き被検体774号+@転載禁止:2014/03/25(火) 02:17:33.49 ID:BhcQnIMo0
ボス
347 :
名も無き被検体774号+@転載禁止:2014/03/25(火) 22:57:35.48 ID:BhcQnIMo0
補修
348 :
◆cBGFvzDL4k @転載禁止:
ちょっと書き込めなさそうなので
落としていいです。
またたてるつもりなので
その時はよろしくお願いします。