1 :
代行:
高校入学してすぐ俺に弟子ができた
明日からはもう会えないから忘れないうちに記念に話そうと思う
スペック
俺 高1 男 英語全然できない
弟子 同い年 留学生 片言の日本語は喋れる
2 :
名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 23:13:54.29 ID:T93sKNE20
代行ありがとうございます
書き溜めてないからゆっくりだけど見てくれたら嬉しい
弟子と会ったのは今年の春
全校集会のときにアメリカからの留学生ですって紹介されてた
仮に名前をトムとする
トムはちょうど16歳だったから、高校1年生として俺と一緒のクラスに入ることになった
挨拶のスピーチしてたけど結構日本語喋れてて、すげー頭いいんだなぁってのが第一印象だった
3 :
名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 23:21:21.67 ID:T93sKNE20
その日のHRでもトムの自己紹介があった
父親はアメリカ人、母親はアメリカ育ちの日本人 バスケが得意で和食大好き
母親のおかげで日本語がそこそこ喋れるらしい
トムは結構イケメンだったから男子にも女子にも話しかけられまくって、放課後も女子に部活案内してもらったりかなりのリア充
そんな感じだったから俺はしばらくトムと接点なかった
4 :
名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 23:23:15.92 ID:glcAvWqAO
5 :
名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 23:31:11.28 ID:T93sKNE20
しばらくたったある日、俺は校舎内でかくれんぼをしてた
一応文芸部に入っていたけど部員は5人で、しかも部活する気が無いからとりあえず入った人ばかり
だから当時はみんなで隠れんぼするのがすげー流行ってた
隠れ場所を探して教室に逃げ込んだらたまたまトムがいた
俺は気にせず教卓の下に隠れてじっとしてたんだけど、どうやらトムは気になったらしい
いきなり教卓の下を覗き込んできた
6 :
名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 23:45:36.99 ID:T93sKNE20
トムはわりとでかい声で「なにしてるですか」と聞いてきた
俺「隠れてるだけ」
トム「なぜですか」
俺「俺忍者だから」
トム「ワオ」
俺「だからちょっと匿って」
冗談で言っただけなんだけどトムはわりと本気で信じたっぽかった
トム「イノチガケですね」
俺「うん」
トムは凛々しい顔つきで廊下の様子見に行ったりめっちゃ警護してくれた
俺はこの時にトムって何かおもしろくねwwと気づきはじめる
7 :
名も無き被検体774号+:2013/09/02(月) 23:50:34.10 ID:/yMhEswe0
続けてくれ
弟子ってどういうこと?
続けろ、かまわん
9 :
名も無き被検体774号+:2013/09/03(火) 00:02:51.15 ID:HN+AfyxH0
しばらくすると鬼役の先輩が教室に入ってきた
トム「あ・・・ここは誰もいないです」
先輩「えwwなにwどうしたwww」
トム「・・・」
先輩は怪しいと思ったのかすぐ教卓に近づいてきた
トムが先輩を止めようとして意味不明な押し問答が始まり、ついに俺は笑ってしまった
先輩に見つかったあと、先輩と俺が仲良く話してるのを見てトムは不思議そうな顔をしていた
先輩は他の人を探しにさっそうと教室を出て行った
10 :
名も無き被検体774号+:2013/09/03(火) 00:17:05.86 ID:HN+AfyxH0
トム「敵ではないのですか」
俺「あれも忍者 忍者フレンド」
トム「ワーオ」
俺「てかトムのお母さんって日本人だよね?」
トム「そうです 色々しってます 忍者のことも」
俺「えっ知ってるの」
トム「沢山隠れてるとききました」
俺「まじかww」
トム「言ってはいけないことですか」
俺「いやwwww」
トム「どうしたら忍者になれますか」
俺「いやー修行するしかないね」
トム「教えてください」
俺「忍者は弟子とらないから」
トム「とります」
俺「なんでwww」
そんな感じでトムも引き下がらなかったから、流されるまま俺がトムを弟子にすることになった
11 :
名も無き被検体774号+:2013/09/03(火) 00:26:04.95 ID:Cjn+peid0
でも本当の忍者に対する外国の反応って
「hahaha 冗談はよしてくれ」みたいな感じなんだろ?
12 :
名も無き被検体774号+:2013/09/03(火) 00:31:21.02 ID:E+wUhqpQO
Freerunning本場のあいつらの方がよっぽど忍者だわ
そしてトムは甲賀、伊賀のすべての術をマスターして本国でCIAでいきるのであった
14 :
名も無き被検体774号+:2013/09/03(火) 00:40:07.94 ID:HN+AfyxH0
次の日からトムは俺と行動を共にするようになった
事情を説明したら俺の友達もおもしろがってトムと仲良くなってた
友達「
>>1イズノット忍者」
トム「は??」
友達「なんで俺の言うことは信じないのwww」
俺が折り紙で手裏剣折ったら喜ぶし
部活のかくれんぼにも「一緒に修行しようぜ」って言ったらついてきて、本当に数日間でびっくりするほど仲良くなった
ただ俺はだんだん騙してるみたいで申し訳なくなっていた
このまま変に嘘つくのアレだしもう正直に話そうと思って、あらためて放課後にトムと2人で話した
俺「トムごめん」
トム「なんですか」
俺「おこらないでね」
俺「俺本当は忍者じゃない アレ嘘 すいません」
トム「ハハハ」
俺「なぜ笑う」
トム「知ってます」
俺「まじか・・・すいません」
トム「僕もウソついてました だからいいです」
俺「なんで知ってるフリしたの」
トム「仲良しなりたかった」
俺「トム・・・」
トム…
16 :
名も無き被検体774号+:2013/09/03(火) 00:49:00.95 ID:QoOfcLc0P
トムーーー!!!
17 :
名も無き被検体774号+:2013/09/03(火) 00:59:42.50 ID:XjwnPL3RO
しえん
やだちょっといい話
相撲部屋じゃないのか
22 :
名も無き被検体774号+:2013/09/03(火) 22:12:05.88 ID:QoOfcLc0P
つづきまだ〜!?
23 :
名も無き被検体774号+:2013/09/04(水) 01:19:31.54 ID:WqZJQPSMO
ここから濃厚なホモスレ
トムーー