1 :
代行:
をさせてください 15〜18歳の話です
代行ありがとうございました
インフルエンザで寝込んでいたら昔のこと思い出したから書きます
私が通っていたのは中高一貫の女子校
校舎も一緒だし部活もほとんどが中学生高校生合同だった
部活が盛んな学校だったのでほとんどの生徒が部活動をしていて私はダンス部、
仲良しのAちゃんはバスケ部だった
中3のある日Aちゃんと購買に行く途中Aちゃんの部活の高校生先輩がいた
Aちゃんは先輩となにやら楽しげに話し始めたので私はひとりで購買に行き
消しゴムを買ってさっきのところまで戻ってくると先輩が去っていくところだった
Aちゃんは私が戻ってくると小さい声で言った
「さっきの先輩、りか先輩っていうんだけど、アドレス教えていい?
私ちゃんに一目ぼれしたんだって」
4 :
◆38JJh.T.0f/U :2013/02/08(金) 16:44:38.04 ID:V6lCsMI40
この先輩、聞けば私が知らないだけで学校では有名なイケメン(女だけど)らしかった
確かに目鼻立ちは整っていて女にしては背が高く髪はベリショで
「かわいい男の子がセーラー服着てる」みたいな雰囲気だった
そういう人と知ってミーハーな私は軽い気持ちでアドレスを教えること了承した
一目ぼれについては深く考えていなかったしもちろん恋愛感情とかわからなかった
ただなんとなくおもしろそうとか有名な人と知り合いになれてラッキーとか
そんな気持ちだった
5 :
◆38JJh.T.0f/U :2013/02/08(金) 16:48:00.45 ID:V6lCsMI40
その日の夜知らないアドレスからメールが来た
りか先輩からだった
他愛ないメールが楽しくて次の日も次の日もメールをしていた
ケーキが好きと言ったら翌日に教室まで持ってきてくれたこともあって
高校生の大人っぷりに中2なりに感激していた
とりあえず当時のスペック
パンツは?パンツはどうすればいいの?
8 :
名も無き被検体774号+:2013/02/08(金) 16:51:58.33 ID:7YlJ3RPD0
あー小学校のときはもてたとか言うやつないるいるよくブサイクに
>>6 私 152センチ42キロ 当時の写真をみた友人いわく石原さとみ似
りか先輩 165センチ体重不明 ボーイッシュ水川あさみ?
ぱんつははいていてください
続きます
ほどなくして部活の後に遊びの御誘いがかかるようになり
部活が終わってから待ち合わせて1時間くらいふたりでケーキを食べたり
アイスを食べたりして他愛ない話をして楽しく過ごしていた
りか先輩のことをイケメンなお姉ちゃん!くらいにしか思っていない私は
メールを始めてから数週間後、部活後にふたりでクレープを食べているときに
私ちゃんのことが好き 付き合ってください
と言われてもぴんとこないくらい馬鹿で
私も好きです 付き合うって何するんですか?
と聞き返すくらい頭が弱かった
中2か中3かどっち?
りか先輩は
付き合うっていうのは彼氏とか彼女とかの関係のことで特に何かする訳じゃない
と答えてくれたので何だか簡単そうだし面白そうだしという理由で
じゃあ付き合います!
と元気よく答えた
ここまでが15歳の夏
>>11 中3です
りか先輩は当時高3だったので私との残り少ない学校生活を満喫するのに
必死そうだった
休み時間は普段使われていない校舎に行って逢引したり、部活後は変わらず
甘いもの食べて色んな話をしてた
りか先輩の卒業後の進路や夢を聞くと18歳の大人の世界を垣間見て
自分も少し大人になったような気がしてた
その頃になるとりか先輩と私の関係は学校中の噂になっていたようだった
噂の的が自分だと知ったとき私は動揺したけれどりか先輩はどこ吹く風で
気にしなくて大丈夫と笑ってくれたから私も気にならなくなった
そしてりか先輩は高校を卒業し、私も中学を卒業した
顔ぶれがほとんど変わらない高校生活
友達も一緒なら先生もほとんど一緒
唯一といっていいほど変わったのはりか先輩と私の関係が苛め嫌がらせの理由
に変化していたことだった
中身は誹謗中傷くらいなものだったけれどひどく傷ついた
そして今までいかにりか先輩に守られていたかを痛感した
りか先輩は高校を卒業して短大へと進み、今まで部活にさいていた時間をバイトにあて鬼のように働いていたけど
私と遊ぶ時間は必ず確保していてほとんど毎日会っていた
りか先輩は私のことを相変わらず好きだと言ってくれていたし、私も
りか先輩に対して恋めいた感情を持っていた
学校で受ける多少の嫌がらせを除けば平和で穏やかだった16歳
16サイト17歳の狭間あたりのある日りか先輩は泣きながら
別れてほしい
と言った
理由を聞いても泣くばかりで話にならない
でも理由を聞かなければ納得もできない
なだめてすかして泣きやませて吐かせた理由は要約すると
お母さんがもう学費を出してくれないっぽい。あんたなんか短大に行っても無駄だから
身体でも売ってこいって言われた。援助交際でも風俗でもやろうと思う。だから別れてほしい
はああああああ????????
「りか先輩、それは虐待だと思う。りか先輩もりか先輩のお母さんも何か間違ってる」
かぶせる勢いでそう言い放ち涙でぐちゃぐちゃのりか先輩を抱きしめた
怒り狂った私はまずりか先輩のお母さん洗脳をとこうと躍起になって私が思う普通の
家庭について話をした
りか先輩はぴんときていなかったけど私ちゃんの言うことなら本当だろうと納得
してくれた
それからどうしたものかとひとり考える日が続いた
りか先輩は短大2年生になりしばらくして内定をもらった
そして卒業してしまえばこっちのもんだと考えた私はまずりか先輩から家族関係親戚関係や
卒業までに必要なお金等を根掘り葉掘りききだした
聞き出したところ家族は全てお母さんの味方で家庭はお母さんの独裁状態だった
親戚もそんな感じで今まで何度か自分が受けている仕打ちを身内に訴えたが
福祉関係の仕事で割と上の立場にいるお母さんを疑う者はおらず
さらに身内に訴えたことがお母さんに知れるとりか先輩はお母さんに踏まれたり
叩かれたりという具合だった
ちなみに私と知り合ったときには既に炊事洗濯はりか先輩の分だけやってもらえていなかったらしい
18 :
名も無き被検体774号+:2013/02/08(金) 17:16:08.93 ID:tO/6Z9hE0
ばばあ、今いくつ?
インフル大丈夫なのかよ。
19 :
◆38JJh.T.0f/U :2013/02/08(金) 17:16:11.03 ID:V6lCsMI40
次に私はりか先輩実家脱出計画を練った
しかし未成年ふたりでは話にならない
けれど話を聞くうち敵ばかりの身内にひとりだけ味方になりそうな人物がいた
お母さんの実姉だ
りか先輩にはその人に協力をあおぐよう助言した
その日から「卒業まで我慢」がふたりの合言葉になった
結局学費はなにごともなく振り込まれりか先輩は短大に変わらず通えていた
しかしお母さんからの暴言なんかはなにも変わらなかった
>>18 26歳です
ばばあの心配してくれてありがとう明日から出社するよ!
実家脱出計画は面白いようにうまくすすんだ
お母さんの実姉はお母さんの本性を見抜いていて可愛い姪のためと
惜しみなく協力をしてくれた
いちばん大きかったのはアパートを借りる際に保証人になってくれたことだった
そして私17歳の3月、
家族の留守を狙ってりか先輩と私で荷物を全て段ボールに詰め込んだ
何もなくなった部屋を一緒に雑巾がけしているといいようもない達成感に
包まれたのを覚えている
りか先輩は「こんな家の掃除なんかしなくていいのに」と言っていたけど
私は「飛ぶ鳥あとを濁さず」といってとにかく掃除した
りか先輩の涙とか苦しみとかが染みついた部屋を綺麗にすることで何かが
変わるような気がしていた
そうして家族に知られることもなくひっそりとりか先輩は実家を脱出した
夜になっても次の日になってもりか先輩に家族から連絡はなかった
それから少しの間は特筆することもなく穏やかな日々だった
りか先輩は初任給で腕時計を買ってくれた
わたしは受験勉強に必死ながらもりか先輩のアパートに頻繁に行ったり
一緒にライブに行ったりケーキを食べ歩いたりお祭りに行ったりして過ごしていた
そして私は変わり始めていた
その頃も学校での嫌がらせなんかは地味ながら継続していて私は気にしないそぶり
をしながらも確実にダメージを蓄積していた
加えてりか先輩の家庭の暗部も落ち着いているとはいえ勝手に重荷に
なっていた
真剣に将来を考えるとどうしてもりか先輩、女のひとと一生を添い遂げるということを
イメージはできなかった
マイノリティであることに引け目を感じていた
大手を振って普通の交際を満喫してみたいと思い始めていた
続きはWEBで
↓
18歳、冬。
「結婚しよう」
りか先輩はそう言って私に指輪を差し出した
りか先輩は緊張で顔がこわばっていて鬼気迫るような雰囲気だった
私は自分でも驚くくらい自然に答えた
「結婚は男の人としたい」
話はこじれたがその場でりか先輩と私の関係は終わりを迎えた
りか先輩との始まりは付き合うこと自体への興味だった
終わりは男性への興味だった
私は浅はかで薄情な女の極みだ
それからの私は普通の男性と普通に恋愛をして普通に交際をして
普通であることを満喫した
普通じゃないりか先輩のことは考えないように思いださないようにしていた
しばらくして噂でりか先輩は別の女性と付き合っているらしいと聞いた
一緒に住んでいるそうだ
27 :
名も無き被検体774号+:2013/02/08(金) 17:38:58.52 ID:7YlJ3RPD0
終わりなの?
何年も前からりか先輩とは連絡は取っていないし噂も聞かなくなった
りか先輩がどうしているかなんて私には知る権利も余地もないけど
幸せに暮らしてくれていたらいいなと思う
この3年間で学んだのは幼稚な頭ではセクマイで居続けるのは難しいってことと
職業で人間の本性はわからないってこと
30 :
名も無き被検体774号+:2013/02/08(金) 17:44:46.67 ID:7YlJ3RPD0
りか先輩のお母さんはなんで怒ってたの?
女の子と付き合ってたってことは割と周知の事実だけど
その最中に起きたことは誰にも話したことがなかったので
すっきりしました
ありがとうございました
>>30 その時は家族がいるときに洗濯機を使ったかららしいですが
たぶんお母さんの憂さ晴らしです
りか先輩には噛み癖があった
私はよく噛まれてた
あれが母からの抑圧の影響なら
今はもう噛んだりしなくても大丈夫なようになっていてほしい
34 :
名も無き被検体774号+: