なぜ俺がソロ活動するようになったか語る

俺の名前は新井九鬼 泡助(にいくき あわすけ)
どこにでもいる童貞高校生
今日も休み時間はイヤホンして寝たフリだぜ
聴いているのはもちろんパンク
これで耳塞いだらクラスのうぜー奴らの声は聴こえねえ
机に突っ伏して肩甲骨がじんわり痛くなってきた頃俺の肩を叩く奴がいる
このリズムは分かってる。ロバートの野郎だ
ロバートってのはあだ名で、なんでロバートかっていうと、ロバみてぇなツラしてるからだ。
こいつは小五のクラス替えの時に隣の席になってから俺の唯一のダチだ
なんせ音楽の趣味が合う。いつも巷で人気の西野カナとかAKB48みてぇなクソ通俗ミュージックをけなしながら2人でパンクを聴いている。
で、何の用だよロバート？

「バンドやろうぜ」ロバートがニヤニヤしながら言った。気持ちわりい笑顔だ。ぶっ飛ばしたくなる
だが俺はロバートのその提案に心が踊った。やべぇ。バンドやりてえ。
「バイト先にパンク好きな奴がいてさ、そいつと話してたらお前誘ってバンドやろうって話になったんだ」
勝手に話を進めてんじゃねえゴミ。お前の悪い癖だロバート。だが今回ばかりはグッジョブと言わざるを得ねえ。
「もちろん俺がベースボーカルな」俺は自分がバンドやるならベースボーカルって決めてた。
パンクのライブではギタリストよりベーシストの方がなんか人気あるしもちろんボーカルも目立つ。
弦４本とか楽勝だし万が一上達できなくてもシドヴィシャスとかベース弾けないカスなのにセックスピストルズ入れたから大丈夫だしそもそもベースとか音聴こえねえし
ベースボーカル以外ありえん。
ロバートはまたクソニヤニヤ顔でオッケェ〜とか言いながらスマホをいじり出した。こいつはいちいち両手でスマホいじくるのが気持ちわりい。死ね。

んで火曜の放課後にロバートん家に集合したわけだがメンバーつうのが俺とロバートの他に2人いたわけ
1人だと思ってた上にその2人の内1人が女だったんで童貞の俺はテンパりながらロバートに「こ、こ、こ、こ、」ってどもりながら言ったわけ
聞くと男の方はトーマスつって中２の時からギター弾いてるらしい。これは頼りになる。
んで女の方はトーマスの妹。キーボードとボーカルをやりてぇらしい。
俺は「は？ありえんし」と言った。でも童貞だから緊張しまくりながら言ったから聞こえんかったらしい。
俺はトイレ行ってロバートにメールした「俺ボーカル パンクにキーボードとかチャラい楽器いらん 結論 女はクビ」
俺はロバートの部屋戻った。女がガチ泣きしてる。マジで焦った。
トーマスが頭をポリポリかきながら「ボーカルは泡助に譲るからキーボードだけででも入れさしたって」言った。
ロバートも珍妙な顔しながら「ええやん」とか言ってたから俺は許可した。

んでトーマスが金曜日にスタジオ入ろうとか言い出して俺「は？」言った
ロバートが「こいつ楽器弾けないんすよ」言った。伝えとけアホ。
ちなみにロバートは家でダンボールでドラムセットもどきを作ってアホみたいに練習してるから自信満々。死ね。
トーマスの妹(マリ)が「私もまだ全然弾けないから」とか言ってきた。女に同情されたのは初めてだったから惚れた。
んでまず俺のベース買う事になったけど俺が全財産2000円しかなくてトーマスが金貸してくれた。
7000円で中古ベース買ってテンションだだ上がりでさっそく振り回した。
ロバートが「やめろやめろ」言ったから俺はずっと言いたかったセリフを言ったね「ベースは楽器じゃねえ！武器だ！」
トーマスが苦笑いしてて恥ずかしくなったんでベースをしまった。

んでトーマスにコーチしてもらいながらベース練習する事になったんだけどやっぱベースとかガチ簡単なわけ
4本しかないから。俺は爆笑しながら「スタジオ行こう」言ったらトーマスが「ウーーーーんいやいやｗ」とか微妙な対応してきて焦った
ロバートが「リズム全然違うし」とか調子こいた事言って僕リズム隊ですよアピールしてきてうざすぎて殴った。
んでトーマスがガチで解説してきてダメ出しとかされる予想してなかった俺は心が折れた。
「俺ボーカルに専念するわー」って言ったらトーマスが「いやーベース重要よ」言い出してこいつ何言ってんだろうねと心の中のもう1人の俺とトーマスを馬鹿にして心の平静を保った。
俺は説得されまくってベースを練習する事にした

トーマスはチンポがでかくて友人たちから爆裂機関車って呼ばれてそこからトーマスってあだ名がついたらしい。
下ネタに弱い俺は腹がよじれて過呼吸ぎみになってやばかった
したらロバートが俺を指差して「こいつ童貞でしかも包茎なんすよ」言い出したから八つ裂きにした
しかもその場にマリがいてマジでキレた俺は帰った。
ガチへこみした俺は月曜学校やすんで家でベース弾いてた。したらロバートが家に来て謝ってきたけど俺はずっと黙ってベース弾いてた。
「マリがいるのになんであんな事言ったん」て俺言ったらロバート「いつものノリやん」言ったから
「いつものノリとかいつもの状態じゃないのになんでいつものノリとか言ってそれで許されると思うわけ」って完全論破したら
「だから謝ってるじゃん」とか言ってきたから「は？」つったらまた「ごめん」とか言ってきた
「いやごめんはさっき聞いたからｗ他に何か言う事は？」言ったら「えっと」とか言ってけげんな顔されて俺もなんか微妙な感じになってきたから許した

んで俺のベーステクがびっくりするほど上達しないわけ
俺は自分で普通に弾けてると思ってるのにロバートとトーマスがいつも半笑いで専門的な事言って俺を批判してくるから俺のメンタルは限界だった
「なんでベース弾けないだけで俺の人間性まで否定されなきゃならないわけ？」言ったらトーマスが「だって下手なの開き直る人間性は駄目でしょ」言ってきたから俺は普通に泣いた。
つか、マリが普通にキーボード上手くてやばかった件について。幼稚園からピアノやってたとかで何だったの最初のあの謙虚具合は。
でも「私まだまだだなー」とか言ってて謙虚でマジで告りそうになった。
はぁ〜

そっから数ヶ月
まぁ途中でロバートが学校やめたとか色々あったんだけどそこはたいしたはなしじゃないから割愛
俺のベースが超絶上達してトーマスがそろそろスタジオ入っかとか言ってきてテンションガチＭＡＸなった
で秋の学校の文化祭で生徒がメンバーにいれば外部の人間こみで組んでてもライブ出れる情報入手して応募した。
応募したんだけどロバートが「俺出んよ」言い出してこいつ何様だよと思った。いじめっ子に会うのが嫌らしい。クズが。
で仕方ないからロバート抜きの３人で文化祭ライブ出る事にした。
でもライブの出演の抽選落ちたから無理だった。死ね。

そっから数ヶ月ついに俺高校卒業
秋にバンドで食ってくから大学行かないつったら親父にボコられたから大学入学
んでマリが路上ライブやろうとか言い出したからやる事になった
俺はついにきたか…と思ってオリジナル曲を作る事を提案した。
トーマスがいいねぇとかノリノリだったから俺はスマホに書き溜めてた歌詞を皆に見せた
ロバートが「すげー」言ってきて俺はガチで胸が高まりすぎてやばかった
したらトーマスが「ちょい聴かせてよ」とか言ってきたから「ん？」つったら「簡単でいいからどんな感じか聴かせてよ」とか言ってきたから
「いや誰か適当に曲つけてよ」って言ったらトーマスが「お、おう」とか言って微妙に恥ずかしくなった。死ね。
俺はとにかく速い曲をやりたかったのでそれを提案した

そして完成した曲
タイトル バイオレンスソニック
破壊破滅絶望欲望発散爆笑デストロイヤー
破壊破滅絶望欲望発散爆笑デストロイヤー
破壊破滅絶望欲望発散爆笑デストロイヤー
破壊破滅絶望欲望発散爆笑デストロイヤー
お前の俺の私の貴様のジジイのババアのデストロイ
下向きながら破壊破壊破壊破壊破壊
上向きながら破滅破滅破滅破滅破滅
デスデスデスデスデストロイ デスデスデスデスデストロイ
破壊破滅絶望欲望発散爆笑デストロイヤー
破壊破滅絶望欲望発散爆笑デストロイヤー
破壊破滅絶望欲望発散爆笑デストロイヤー
破壊破滅絶望欲望発散爆笑デストロイヤー
お前の俺の私の貴様のジジイのババアのデストロイ
下向きながら破壊破壊破壊破壊破壊
上向きながら破滅破滅破滅破滅破滅
デスデスデスデスデストロイ デスデスデスデスデストロイ

繰り返し

俺らはこの曲を引っさげて駅前のロータリーに向かった

俺はマジで心臓が爆発して将来の武道館ツアーを想像し、このチンケな第一歩などチンケだから緊張とかやめるよう心がけた
てかロバートがドラムセット持ってこれないとか言ってカホンとかいう箱持ってきて叩いててワロタ
そして演奏が始まった 俺は叫び踊り狂った 警察がきた
注意だけですんだけどマジで人生終わったと思って泣いた
通行人のババアが通報したらしい 死ね
そのあとファミレスでマリがバンド名決めよう言い出した。バンド名とか忘れてた
マリが、ロバートとお兄ちゃんが外人の名前みたいでずるいから私もマリーって呼ばれたいとか言い出してこいつ何言ってんだと思った
んでバンド名会議になってパンクだからパンクなバンド名にしようってなって熱い議論が交わされた
やっぱイカれた感じにしたいわけ
ロバートが「バトルクライベビー」とかいうクソみたいな案を出して来たのでぶどうのジェラートをぐちゃぐちゃに潰した。
バンド名は俺の提案でクレイジーズになった。イカれた奴らって意味だ

んでトーマスのツテでライブハウスでライブできる事になったんでトーマスマジヤベエって思った
俺はライブハウスで演奏＝プロデビューって思っててマジで興奮した
オリジナル曲を何曲か作らなきゃいけないから俺の歌詞ストックをいくつか提供してトーマスに曲をつけてもらった
準備のいい俺はまさしくバンドのリーダーだった
トーマスが「そろそろ良いめのベース買ったら？」言ってきて金ないつったらバイトしろ言われた。嫌だ
ロバートがうちのコンビニくればいいじゃんと言ってきた。てめえのコンビニじゃねえだろ。死ね。
でも友達2人いるなら怒られる事とかないしサボっててもロバートとかがかわりに仕事してくれるからコンビニ受ける事にした。受かった。
バイト中にプロデビューとか緊張するなってロバートに話したら爆笑された。死ねゴミ屑が

んで二ヶ月後7万のベース買ってライブの日がやってきてやばかった。
トーマスとマリーの友達とか20人ぐらいきててやばかった
そっから毎月そのライブハウスでライブできる事になってトーマスヤベエって思った。
マリーが親の言いつけでバイトできないからトーマスがマリーの分金出さなきゃいけなくてマジで頑張れと思った。
この辺でロバートの両親が離婚してロバートがガチでへこんでてワロタ
俺は歌詞制作に勤しみまくった。曲とか一回やったら飽きるから新しいのをいっぱい作ってトーマスに曲をつけてもらう必要があった。
学校もバイトもあるのに頑張りすぎてて俺はもはやプロだった。俺が一番頑張ってた。

11月か12月の最初ぐらいにマリーに告られた
俺は人生の夜明けを感じ、0.2秒でＯＫした
マリーは「早っ」とか言って笑ってた
トーマスに報告したら微妙な顔してて気まずかった
ロバートがニヤニヤしながら「包茎のくせに童貞卒業かよ〜」とか言ってたけどテンションＭＡＸ菩薩だった俺は鼻で笑って流した
この頃の俺は自虐ネタとか平気になっててどうも童貞ですとか普通に初対面の人に言ってたから最強だった
てか童貞卒業とか付き合ってすぐそういう話が出てそれは内心焦った

んでんで使いすぎ

んでどうしたん？

んでから？

実際全部読んだの>>15だけだろｗ

初対面にも童貞ですって言える事は知ってる。

ネトゲでソロ活動かと思った

　　　　　　　　　　　　　　　 ＿∧＿∧＿∧＿∧＿∧＿∧＿∧＿∧＿
　　　　　ﾃﾞｹﾃﾞｹ　　　　　　|　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　|
　　　　　　　　ﾄﾞｺﾄﾞｺ　　 ＜　>>1まだーーーーーーーー！！？　＞
　　　☆　　　　　　ﾄﾞﾑﾄﾞﾑ　|＿　＿　 ＿　＿　＿　＿　＿　＿　＿　＿|
　　　　　　　 ☆　　　ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ! ∨　 ∨　∨　∨　∨　∨　∨　∨　∨
　　ﾄﾞｼｬｰﾝ!　　ヽ　　　　　　　　　ｵﾗｵﾗｯ!!　　　 ♪
　　　　　　　　　＝≡＝　∧＿∧　　　　　☆
　　　　　　♪ 　　／　〃（･∀･ #）　　　　/　ｼｬﾝｼｬﾝ
　　　　♪　　　〆 　┌＼と＼と.ヾ∈≡∋ゞ
　　　　　　　　　|| 　γ ⌒ヽヽコ ノ　　||
　　　　　　　　　||　ΣΣ 　.|:::|∪〓 　||　　　♪
　　　　　　　 .／|＼人 ＿.ノノ _||_.　／|＼
　　　　　　　　　ﾄﾞﾁﾄﾞﾁ!

ベースの音聞こえないって、
それは、なくないか？

>>18
でも全部読まなかった んで ｢んでんで｣探してた

>>1が規制をくらい書き込めなくなりました

>>24
えぇwww

追いついたけどいろいろツッコミどころあってワロタ

これは面白い
んで続きまだー？

おもしろいから続けて

今シベリア以外レスできん

最近のスレでは当たりだったから続きが気になる

てか２回目のライブで人がこなさすぎてやばかった。
トーマスとマリーの友達が５人ぐらいしかこなくて他の客も３人ぐらいしかいなくてマジで演奏してて恥ずかし地獄だった。
俺らの演奏が終わってからトリのバンド目当ての客がぞろぞろ入ってきて全員ベースで叩き潰そうかと思った。
トーマスは「まぁこんなもんだから」言ってたけど俺はこんな客少なくてライブやる意味が分からんかった。
金無駄すぎてライブが無価値すぎてマジで意味が分からんかった。
ゲームとか欲しいのに頑張ってバイトしてその金をドブに捨ててる気分だった
マリーが「泡助の友達も呼べばいいじゃん」とかほざいてたけど俺の友達はロバートだけだしロバートの友達は俺だけでうんこだった

>>31
専属代行する？

おもしろいぞ、続けろ

毎週土曜にスタジオ入って日曜デートして後は大学行ってバイトして毎日ゲームしてたまにベース練習して最強の毎日だった
ライブも徐々に客が増えたりトリをやらせてもらえたりで最強だった
付き合って一年ついに俺童貞卒業
ロバートが「泡助が全く手を出して来ないってマリーから相談受けた」とか言ってきてセックスした
正直一回めは俺のチンコがたたなくて失敗だったけど数週間後に普通に成功した
てかそれまでキスとかもしてなくてＡよりＢが先になってワロタ
てかその数日後にライブハウスで音楽のプロデューサーみたいな奴から声かけられてやばかった
てかその一ヶ月後ぐらいにインディーズデビュー決まってワロタ
でもここから俺たちの地獄が始まる事になる

ライブハウスからインティーズ行くんだ、知らなかった

社長がマジでゴミみたいな奴で曲のリテイクがやばかった
歌詞とか直されまくって死んだ
俺はマジで鬱になったけど他の３人が余裕こいててマジで孤独な作詞家だった
それでも頑張りまくって7曲ぐらい完成してインディーズデビューアルバムが出る事になってやばかった
俺は心身共に疲弊しまくりだったが社長が「他の３人が外人みたいな名前だし君もそうしなよ泡助とかダサいから」言ってきて死んだ
親父から授かったこの名前を罵倒されて俺は怒った。いやまぁ別に名前に誇りとかないけど煽られてカチンときた。
したらロバートが「あれでいいじゃん」言ってきて俺の秘められた中学時代が蘇ってきた

俺は自分の名前が原因で中学時代いじめられてた
中学生とか微妙に知恵ついてきて俺の名前を絶妙にいじってきてやばかった
ちょうどクラスの男子の間でジョジョが流行ってて仗助でジョジョみたいな感じで俺の名前の助と苗字の新井でジョニーってあだ名をつけられた
まぁそのあだ名つけられる前からいじめられてたけど
まぁでも大人になった俺は自虐とか余裕だったから名前それにした。
ライブの自己紹介では包茎のジョニーって名乗る事にした
したらそっからトントン拍子で事が進んでインディーズデビューワロタ
そっからライブしまくる事になって俺は大学やめて親父にボコられて家を出た
ロバートの家の近くに風呂なしの部屋借りてロバートんちで風呂入る感じにして俺の節約意識高すぎワロタ
ＣＤ全然売れなくてワロタけどライブでちょいちょい固定のファンとかついてやばかった

ライブ漬けの日々の中ロバートが脱退するとか言い出して空気読めよカスって言ったらロバートが泣き出した
俺は「泣いても君が僕たちに迷惑をかける事実は変わらないんだよ？君小学生？赤ちゃん？本当にクズだね君」て正論言ったら
ロバートが泣きながら母親が倒れて面倒見なきゃいけない言い出して俺はショックを受けた
ロバートの母親には毎日風呂入るついでに晩飯食わしてもらっててマジで世話になってて第二の母と思ってた。
俺は「大変だろうけど、俺だってこれから自分の晩飯代稼ぎながらバンドやってくわけだし、お前も母親の面倒見ながらバンドもやってくべき」て正論言ったらマリーにビンタされた
バンドの危機なのになんで俺が悪いみたいな空気になってんのかマジで意味不明だった
ロバートはトーマスとマリーに励まされながら脱退していった

トーマスが新しいドラムどうしようって言ってて俺は事務所の人に探してもらう？って提案したけどマリーが「ロバート以外のドラムなんていらない」とか言い出した
したらトーマスとマリーが喧嘩しだしてやばかった。俺はマリー側についてドラムとかいなくてもいいんじゃねって言ったら
音楽を分かってない奴は黙ってろとか言われて初めてトーマスにキレられて泣きそうになった。
しかも「お前とマリが付き合ってんの俺すげー微妙なんだよね」とか言い出して俺の心が限界だった。
マリーがガチ泣きして私もバンドやめるとか言い出して俺は焦りまくってマリーを説得する事にした。
バンドにとってドラムは欠かせない。お前のわがままのせいでバンドが解散になったらロバートが責任を感じてしまう。わかるか？駄々をこねるなと。
マリーが顔真っ赤にしてギャンギャン泣き叫び出してトーマスに泡助はちょっと黙っとけって言われたので黙った。
ヘルプメンバー？とかいう形で何人かドラマーの知り合いを集めて入れ替わりで演奏してもらうみたいな感じの結論になった

そんなこんなで色々あってメジャーデビューの話がでてきた
でもそれには今まで以上に一般うけするような曲作らなきゃいけないとか言われてガチギレ寸前だった
今まで反論とかしなかった俺もマジでこれは自分のポリシーを貫かなきゃパンクじゃない。と思って
「だって僕これ以上の歌詞とか限界なんであれですよ」と言ったら社長に「ボソボソ言ってねえでハッキリしゃべれ」って言われて心が折れた
トーマスが「俺は今みたいな大人しい感じの曲ばっかじゃ他のバンドの中に埋れていってしまうと思います」とか言って惚れた
したら社長が「芸術は爆発じゃねぇんだよ。場数だ。お前らはこれから経験を積んでいかなきゃならない。
今、好きな事をやったって厚みが足りないし、それこそすぐに消えていってしまう。
それなりに足場が出来てから好きな事をやれ。今は俺の言う事を聞け」
とか言ってきてトーマスが「なるほどですね」とか言って俺「は？」ってなった。何懐柔されてんだよカス

俺はファミレス会議で号泣しながら2人に俺の音楽に対する熱い想いをぶつけた
俺の作詞能力はこれが限界だ。お前らもっと社長を説得してくれ。てか俺の何がいけないかぶっちゃけわからん。俺の人間性を見てくれ、と。
トーマスと俺が話してたらマリーがいきなりキレだして焦った
「私は社長の言う通りだと思う。あんたの歌詞には厚みがない。なんか愛がない。」とか言ってきて
俺は「愛とかくだらねぇんだよ。J-POPがやりてぇとか言うならクビだからな！！！！」て叫んだ
店員がきて怒られてマリーのせいだからなって言ったらマリーが「さよなら」言って泣きながらファミレス出てった
トーマスが「お前ガキすぎ」言って呆れた目されて俺は鬱病だった
でその後普通に正論言いまくってたらトーマスもなんか溜め息ついて帰ってった
全員死ね

俺はガチ孤独になってやばかった
でも２日後トーマスから電話きて俺も言いすぎたわごめんて言ってきてマリーの事聞いたらマリーはバンドやめる気満々らしくて死んだ
てかそれだけじゃなく俺と別れるとか普通に言ってて普通にやばかった
でも事務所の人はトーマスがいるならまぁＯＫとか言ったからバンドの事はとりあえず大丈夫だったからよかった
俺は精神的にやばくて精神病だったが作詞作業を続けた…

てか俺はひらめいた
ここでマリーに向けた曲をつくってメジャーデビューとかしたら超絶かっこいいしインタビューとかでその事について語ったら伝説と思った
てかそれをひらめいた瞬間にマリーが言ってた「歌詞に愛がない」的な事の意味が普通にわかった
そして完成したのがディアマイマリーという最強の歌
何かトーマス前に俺とマリーが付き合ってんの微妙とか言ってたのにこの歌詞見せたら応援してくれてワロタ
速攻で曲つけてくれてしかも直しなしで通ってワロタ
とりあえずライブでこの最強のラブソングを早速お披露目する事にした
ステージ出て客の入り見たらマリーが客として来ててこれは全て俺の計算どおりって感じで演奏した
計算どおり仲直りしてセックスした

んでメジャーデビューが決まって結構でかめの箱でライブやる事が決まってやばかった
俺のテンションはガチＭＡＸで常に奇声をあげててトーマスとしょっちゅうパンクとは何ぞやみたいな話してた
てか母親から連絡きて俺の近況とか話したら母親がそれを親父に伝えて親父が電話に出て「でかくなったな」とか言っててワロタ
人生うまくいきすぎてやばかった。でも全て計算。

そんなこんなのある日、俺がバイト終わって家に戻ってオナニーしようとxvideosで動画を探しているとマリーから電話がきて俺は最初無視したけどしつこいから出た
「んふふー今誰といると思う？」とか言ってきて「は？浮気？」つったらキレられた
「違う！ロバート！」言ってきて俺「え！？」つって
ロバート「母親の具合よくなったからバンド復帰する。今すぐは無理だけど来週のライブだけ出たい。」言ってきて
「いや事務所から許可おりないでしょｗ」て正論言ったら「いや頼んだら許可もらえたけど」言ってきて神展開すぎワロタだった
その後事務所に集合して今後について具体的な話をする事になった

俺が事務所ついても皆全然こなくてマジでキレそうだった。
しばらくしたら事務所の人がきて「トーマスとマリーとロバートが事故って死んだ」とか言ってきた
いきなりすぎワロタ
は？
さっきまで電話してたんですけど
来週ライブなんですけど
ロバート復帰なんですけど
トーマスと毎日パンクについて語り合ってたんですけど
このところ忙しくて一ヶ月ぐらいマリーとセックスしてないんですけど
メジャーデビューなんですけど
ドッキリだと嬉しいんですけど
俺は事務所の人の胸ぐらをつかんで泣き叫んでた。
事務所の人は「いや俺に言われても」とか言ってきて俺は恥ずかしかった

それから社長と話しまくった
泣きじゃくる俺に社長は「お前はどうしたい？」と言ってきて
俺は「皆とライブしたい。皆と一緒がいい」と正論を言った
社長は「いやあのそういうあれじゃなくて」とか冷静すぎて俺は錯乱状態だった
「他のバンドメンバーが亡くなってしまったという事態も非常事態だが、何より作曲担当のトーマスという存在がいなくなり残ったのはお前だけ。どういう意味かわかるか？」言われて俺は「は？」と正論を言った
「お前はどうしたい？お前がやりたいと言うなら、演奏隊と作曲家をつけてメジャーデビューさせてやる事もできる。来週のライブもそれで行う」という社長の言葉に俺は
ロバートがバンドやめた時のマリーの言葉を思い出した。
だから俺は言った。
「あのメンバー以外と演奏なんて、できません」

したら社長が「そうか……残念だったけど今までありがとう。期待してたんだけどな」とか言ってきて
「いやいやいやちょちょ」俺はキョドりまくった
「ソロでやります！曲も作ります！」俺は半狂乱で宣言した
社長はびっくりドッキリメカした顔で「わかった。なら試してやる」と言ってきた
不安で死ぬ寸前だったけど俺はもうそうするしかないと思った。
3人は遺族のはからいで合同葬儀になって俺が泣き叫びすぎて皆真顔だった
ライブまでの間色々やる事あったけどずっと頭が空っぽだった
夜になると皆の顔とかバンドの事とかが脳裏をめぐってハイパー絶望だった
天井を眺めながら「マリー…お前の音(キーボード)が聴こえねぇよ」とか呟いてた
そしてついにライブの日になった

今日のライブでは、メンバー紹介をしよう。
クレイジーズは、いつだって4人だ。
皆いなくなってしまったけど、今日だって4人で演奏するんだ。
マリーと、トーマスと、戻ってきてくれたロバートを紹介してやろう。
皆の名前を呼んでやろう。
リハーサルが終わって本番が近づいて来て膝のガクガクが止まらなくてやばかった
社長が「やっぱ音弱いな」とか言ってて絶望しまくりだった
そして観客が会場に入った感が伝わって来てやばかった
ついに俺入場
観客どもはざわついてた ニュースとかになってないからまぁ知らない奴ばっかだろうしね
なんで俺だけなんだって感じの空気。
あー絶望ＭＡＸだけどとにかくやろう。目の前はキャベツ畑だ。落ち着け

そんな空気の中、演奏開始。ベースの弾き語りで俺は踊り狂った。
いつも狂いながらライブしてたけど、もっと狂った。
でも寒い感じがした。観客が全然沸いてなくてやばかった。
でも頑張って一曲終わった。
メンバー紹介をしよう。
俺はＭＣとかくだらねえとか思ってるから基本的にメンバー紹介だけやる。
今日ぐらいはメンバー死んだとかで深イイ話とかすれば伝説になるけど皆が死んだとか話したくなかった。
死んだって認めちゃうのが怖かった。
メンバー紹介をしよう。

「イ カ レ た メ ン バ ー 紹 介 す る ぜ ！ ！」

「包茎のジョニー！」

さぁ、皆を紹介しよう。
目を閉じる。ここまでの道のりがまぶたの裏によぎる。

ロバートが誘ってくれた。マリーと付き合えた。トーマスがベース教えてくれた。

キーボードの旋律が響く。力強いドラムが聴こえる。ギターがかき鳴らされる。
録音してあった皆の演奏だ。社長が鳴らすよう指示したんだろう。

観客が沸き出した。他のメンバーが登場すると思ったんだ。

俺は目を開いた。目の前は、キャベツ畑じゃねえ。客どもがいるんだ。
これからのライブは、俺と客どものバトルだ。

俺は叫んだ。

「以上だ！」

俺のパンク人生は、まだ始まったばかりだ。

〜完〜

イ　カ　れ　た　メ　ン　バ　ー　紹　介　す　る　ぜ　！

1 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 ：2007/09/29(土) 15:10:00.18 ID:IhzmPk9i0

包茎のジョニー！

2 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 ：2007/09/29(土) 15:10:18.40 ID:ddxj8UBJ0

以上だ！


4 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 ：2007/09/29(土) 15:11:26.05 ID:SKh6IHjiO
>>1>>2ぶほｗｗ

5 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 ：2007/09/29(土) 15:11:27.47 ID:18WIu60i0
包茎のジョニーソロライブ

6 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 ：2007/09/29(土) 15:12:12.49 ID:ggsTEfhv0
>>1-2の流れで吹いた

イ　カ　れ　た　メ　ン　バ　ー　紹　介　す　る　ぜ　！

1 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 ：2007/09/29(土) 15:10:00.18 ID:IhzmPk9i0

包茎のジョニー！

2 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 ：2007/09/29(土) 15:10:18.40 ID:ddxj8UBJ0

以上だ！


4 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 ：2007/09/29(土) 15:11:26.05 ID:SKh6IHjiO
>>1>>2ぶほｗｗ

5 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 ：2007/09/29(土) 15:11:27.47 ID:18WIu60i0
包茎のジョニーソロライブ

6 ：以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 ：2007/09/29(土) 15:12:12.49 ID:ggsTEfhv0
>>1-2の流れで吹いた

乙。なかなか良かった

くぅ〜疲れましたw これにて完結です！
実は、ネタレスしたら代行の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は話のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、ジョニー達のみんなへのメッセジをどぞ

ジョニー「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと包茎なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね！」

ロバート「いやーありがと！
私のかわいさは二十分に伝わったかな？」

マリー「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」

トーマス「見てくれありがとな！
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ！」

社長「・・・ありがと」ﾌｧｻ

では、

ジョニー、ロバート、マリー、トーマス、社長、俺「皆さんありがとうございました！」

終

ジョニー、ロバート、マリー、トーマス、社長「って、なんで俺くんが！？
改めまして、ありがとうございました！」

本当の本当に終わり