美術館でバイトしてるけど質問あったら

バイト暦10年にちょっと足りない程度で
看視業務をメインにやってます

ちょwwwデートとかどこ行ったらいいかﾜｶﾝﾈ　そんなあなたにお勧めします美術館
なんかもう人生ﾏﾝﾄﾞｸｾ行くとこねーよwwww　そんなあなたにお勧めします美術館

バイトなの？
キュレーターとかじゃなくて？

思い出に残るトラブルを一つ、お聞かせ下さい

上野と森ビル以外は辺鄙な所にあると思うのだけど

>>2
資格持ってないですスマンす
健康上の理由（内臓系）でフル勤務は無理だなあと
何気なく始めたバイトですが、気づけば長くなりました

>>3
お客様ありきの仕事なので、こまごまと問題は発生するのですが
個人的に一番の修羅場だったのは
「イーゼルに立てかけたむき出しの作品に、ダイレクトボディアタックを試みたお客様」…

いやうんすみません、どうにもならなくて警察さんにお迎えに来ていただきましたが

展示物見れるの？
何がよかった？

>>4
都会っていいですよね
その両者のうちひとつに、短期間だけお世話になったこともあります

>>6
そりゃひどいｗ
動機はなんだったんだろう？
例えば、ゴッホの絵が>>1の目の前で破壊されたらトラウマだね

>>7
掛け物について細かに語ると、職場で身バレしちゃいそうでｽﾐﾏｾﾝ

看視業務に入る限り、展示物は基本見放題です。
とはいえお客様が入室されている以上、お客様のほうを
より観察（視線うるさくてｽﾐﾏｾﾝが仕事ですので…）しておりますが

作品見張ってる人？
ヒマじゃないの？

警備員とは違うの？

>>9
かのお客様は、どうも展示方法がお気に召さなかったようで
「これじゃだめなんだああああ」と、まあ…愛の発露にはいろんな形があるようで

ゴッホぐらいの作品になっちゃいますと、さすがにアクリルなりガラスを張ることが多いですね
看視員が張り付きで見守っていても、悪意のある人が破壊の意思を持って近づいてきたら、やはり防ぐのが難しいので。

>>11
平日の午前中などは特にヒマです
逆に言いますと、じっくり作品をご覧になりたい方には平日の午前中がおすすめします

>>12
はい、ほぼ警備員しかいない美術館も存在します
その一方で、看視員のほうが多い美術館もあります。
その割合はさまざまで、美術館ごとにそれぞれの立場が持つ権限が違ったりします

湿度管理とかは？

看視員は資格いるんですか？　一応、学芸員とか
頭良さそうな女性が膝掛けして椅子にすわってるのを見かけますが、あれが看視員さん？

>>15
専門の人間が、24時間つめて管理しています
湿度温度の管理は美術館の命綱ですね

>>16
看視員に資格は必要ありませんよ
ご興味がおありでしたら、時折募集がかかりますのでぜひ！

>>17
有難うございます
ところで、最近の企画展示って入館料高くないですが？
ツタンカーメン以降、インフレ気味な気がしますが

>>16
失礼しました、「椅子にひざ掛けして座ってる」あれが看視員です。
自分が勤める職場には男性の看視員もおりますが
主に女性をメインに雇用する美術館が多いと聞いています。
理由はズバリ「圧迫感や威圧感をお客様に与えないため」だそうです。

>>1さんは男性ですか？

しゃべってる人にキチンと注意してほしいなあ


あと、必ず携帯鳴らす人に出くわすんだけど一度もならない日ってある？

>>18
ツタンカーメン展は…高いですねえ。あれは本当に「お高い」です。
企画内容があれですので、運搬費から保険代まで莫大な金額が動いたのであろうとは思いますが
それにしても高いですよね。あの入場料なら映画を2本見られますし。

最近ではメット展ですとか、見るからに「運搬費から保険代までバカ高そう」な企画が都内目白押しですから
お客様に「高い」とお叱りを受けたら、ほんと申し訳ありませんとしか申せません…

メットも微妙に高いですね
個人的には1500円超えると高いなあ、と思う

>>20
はい、少数派の男性です
怖がられたらいかん、と日々身をすくめております

>>21
申し訳ありません。なるべくご注意申し上げるようにして参ります。
気になるようでしたら、看視員に「注意してくれ」とお申し付けくださると助かります。

携帯の呼び出し音は、ほぼ毎日耳にしますね。
大体の場合はお客様ご本人が、あわてて主電源を切ったりマナーモードにしてくださいます。

看視員の人は大抵イヤホンつけてるけど、どんな情報が入ってくるの?

やっぱり毎日なるんだねえ、注意書きもあってさらに入るとき口頭でも言われるのになんでてきないんか不思議


展示物についての勉強会ってやるの？

>>25
イヤホンは完全に業務連絡用でして
当日スケジュールの変更連絡ですとか
お客様に足腰の悪いかたがいらした場合の動線確保の連絡ですとか、そんな感じです。

看視員は基本、持ち場を離れられないものですから
イヤホン、インカム、トランシーバー的な連絡アイテムが欠かせないんですよ。

お客様が看視員に話しかけられた際、変に邪険な対応をされたように感じられたり（あってはいけないことですが…）
細かな案内を頼んだのに、看視員からは口頭での（おざなりな）説明をされるに留まったりして
ちょっと気分が良くない、というようなこともあるかとも思います。
本当に申し訳のないことですしお詫び申しあげたいのですが、実はそういう時の大半は
「その看視員の担当エリアに、ちょっと挙動不審のお客様がいらっしゃって、ほかのお客様のお相手ができなかった」パターンが多いです…

挙動不審って例えばどんな？

>>26
悪意を持って鳴らす方はほとんどいらっしゃらないのですが
鑑賞中の他のお客様には申し訳ないことです

展示物に関する勉強会は、自分の経験上ですが
よく行われる美術館と「全くない」美術館と両方あります。
前者は「来館者よりのご質問には看視も答えるべき」という考えの元で、
後者は「絵画や作品に対するご質問には、専門職の人間（キュレーター）が答えるべき」という考えがあってのことです。
どちらがより親切であるか、または真摯であるかは、お客様それぞれのお考えでご判断いただけたら有難いです。

>>28
どうしても多いのは
「ものっすごいギリッギリまで作品に近付く」お客様ですねえ……
お客様には作品に触れるつもりがないのは看視員も承知しているのですけれども
今の季節ですと、コートの裾やフードのフワフワ（毛皮）、ストラップの端などが
ご本人の意図しないところで、作品表面に触れてしまうことが案外多いんです。

一度損なわれてしまうと修復が難しい作品も多いものですから
どうしてもキリキリと、怖い顔になっちゃってるかもしれません。申し訳ないです。

ありがとうございました

>>1さんは美術の勉強してたんですか？

モノの前でツレとしゃべんな、ツバかけんといてーとか思ったりもする？

>>1
一緒に金持ちにならね〜か？

>>32
正直に申しますと、むしろ美術には興味がないぐらいのものでした
体を壊して静養中に求人を見つけて、運良く採用され更新されて今に至ります。
「この絵に誰かが価値を感じて大事にしているのだから、
絵の価値がわからない僕は、その誰かの気持ちを守るつもりで仕事をしよう」と
僕個人に絵の良し悪しがまるでわからなくても良いじゃないかと、
お恥ずかしい話ですが、そのぐらいの気持ちで今もおります。

>>33
あまりにも作品の近くで口角唾を飛ばして、という風ですとさすがにお声を掛けますw
でも「ひとつの絵を前にして、それほどまでに語りあえる仲」というのは正直羨ましいことですのでなるべく黙って見守るようにしてます。内心はらはらしてはいますw

>>34
3重4重の警備をかいくぐっての盗難は
難しかろうと思いますよw

働いてみたいけど、眠くなりそう。
眠くならない？

看視員が語る「美術館デートのうまいやり方」を

・美術館の陳列作品を前もってチェックしておいて
　「これが見たかったんだよね〜」「これが好きなんだ」と語る。

目に映る全ての作品の前で解説を始めたら苦笑されるかもしれませんが
ひとつの作品の前で破顔一笑、「これ見たかった」と言う男性に対して
変な態度を取る女性のお客様は、僕のみてきた限りほとんどいませんね。
周囲に他のお客様がいなければ、しばらく語りあかしていても看視員も止めませんよ

>>37
お客様がいらっしゃる限りは大丈夫なんですが
何かのタイミングで人がはけると、グラッと来ることはありますw
でも、館内には監視カメラが張り巡らしてありますので、度々居眠りを確認されると
契約更新されなくなっちゃうんですよ。

看視員が語る「美術館デートのうまいやり方」女性編

行き先が美術館の場合、履いていく靴に気をつけたほうがいいかもしれません。
ヒールが甲高く鳴るものですと、板張りやコンクリ床の展示室に入るのが大変です。
美術館は何故か音が響く設計になっているところが多いので、どうぞご知慮ください。

>>35
意外ですね
美術品に対してとても丁寧に接しておられる感じがしたので
あなたのような方に守られる美術品は幸せですね

閑話で恐縮ですが
最近、美術館で漫画・アニメ関係の展示が多いと思いませんか？

井上雄彦、ワンピース、バラハク、色々ありますね。最近ですとルパン展ですとか。
「クールジャパン」やら「橋本さんが予算を縮小して以来どうにもならん」やらの恨み言をさっぴいて、その流れを要約しますと
「若い方に美術館に来てほしい！というか来て来ておねがい！」という業界側よりの心の叫び、それ以外の何でもないんですw

ですので皆様、ぜひともお気軽に美術館にいらしてみてください。
日本の美術館が蔵する名品を、ぜひとも直接その目でご確認ください。
僕らはいつでも、いえ閉館日を除いて、お客様のご来館を心よりお待ちしております（礼）

なるほど、そういうことだったのか
いやちょっと気になってました

森美術館はワンピなんてやらなくても良かったと思いますが
独自の変態的な企画で頑張って欲しい

>>43
ありがとうございます、いえ何か偏りの多い自己主張で申し訳ないです

森美術館は色んな意味で時代の中心に存在しているような気がします。
会田誠氏の「スク水姿の女学生が滝に群らがってるポスター」が許されるあたり、
さすが森さんやで、そこにシビれる憧れるゥゥ、いやマジでいいんかソレと……はい、色んな意味でw

天才でごめんなさいｗｗ

美術館で好きなのは上野の西洋美術館ですね
常設のボリュームがすごい
あと、精養軒のハヤシライス美味しい

作品の見方でムムムッ！この人できる！って思うような見方するひとはどんなひとですか？

>>45
西美は日本の誇りですねえ
常設だけでも腹いっぱいになりますね
庭も綺麗ですし、入館料もお手ごろですから文句のいいようがないです

春になったら、精養軒でハヤシを貪り食ったあと公園をふらふら抜けて
あんみつのみはしを横目で眺めて帰ります。今年も桜が綺麗に咲くといいですね。

>>46
失礼な表現で申し訳ないのですけれども
「意外な方が、意外な方法で作品を楽しんでいる」と気づく時がありまして
そういう時には「あっ！」「ムムムッ！」となりますね。

平日午前の閑散としたフロアに、ニッカポッカにタオル巻きのお客様がいらっしゃいまして
イヤホンで音楽を聴きながら作品を鑑賞されていらしたんですよ
ちょっと音が漏れてたんですけれども（他にお客様がいらっしゃらなかったので構わないのですが）
その曲が「展示されている絵が描かれた時期に、同じ国で作られた曲」だと偶然に気付きまして
その後、違うフロアで、今度は「曲と絵の主題が同じ」ものを聴いている、と気付いた時には、
ひょっフゥ〜〜〜…すげえな〜…と、変な感心の仕方をしました。

本当に失礼な言い方をして申し訳ないのですけれども
絶対にパッと見た印象で人を判断してはならない、と痛感することが多々ありますよ。

やっぱ今のご時世お給料お安いの？

>>49
いやもうすみませんお察しください…
創造性も特殊処理能力も体力も要しない分、お給料は低め安定です
自分の場合は、健康上の問題がありますし養う家族もありませんので
このお給料で文句はありませんけれども
コンビニのバイトが出来るならそっちのほうが稼げるなあと、ふと冷静に思う時はありますw

コンビニは自分の責任じゃないところのクレームやらなんやらで
シフト減らされたりクビになるし大変よ

>>51
そうですか…理不尽なもんですねえ

美術館で受けた理不尽なクレームといえば、
「男の看視員の顔が怖い」というのがありました。
地味にへこみました。顔立ちはしょうがないとして、笑顔もNGなのが辛いところです。

美術館や博物館で働きたいんですが…
ミュージアムショップとかカフェでも良いんです
でも募集探してもありません
直接聞いたらいいですかね？

ずっと座ってたら腰やお尻いたくならない？
あとどうしてもトイレ行きたくなったときはやっぱり代わりの人を呼び出すのかね

>>53
美術館によって雇用形態は異なりまして
一番多いのは派遣会社が中に入る形式です。
美術系の募集ばかり集めたHPもあるにはあるのですが
それよりも「美術館　看視員」でググってもらって
そこに出ている派遣会社に直接連絡を入れ、募集中の案件があるかどうかを
その場で尋ねてしまうほうが早いかもしれません。

>>54
自分は平気なほうですが、腰に爆弾を持ってる人は辛いかもしれないです。
担当するフロアによっては立ちっぱなしの時もあります。それはそれで嫌な相殺です。
トイレ関係は、粗相を恐れるほどの事態になった時は
先に書きました無線でエマージェンシーコールを入れて代打を要請します。
館内関係者すべてに自分の便意を知られるわけですから、なるべく避けたい道行きですね……

>>55
どうもありがとう！頑張ってみます